(前回の続き)矢巾町で格別な一杯を頂いた後は何となく国道4号線を南下してましたが、ふと思い立って金ヶ崎~江刺を抜けて国道397号線を東進。三陸エリアへ向かってみます。
盛街道の途中「道の駅 種山ヶ原ぽらん」でトイレ休憩したのが深夜1時頃。種山高原で星を眺めようと思いましたが生憎の曇り空で星が見えず、残念。
ここで車中泊と思ってたのですが車が1台も居なくて勿論道の駅も閉まってますし近所に家も無かったし人気の無さが半端無い。車もほとんど通らないし。周囲数キロに居る”人間”は自分一人じゃないかな?きっと周囲の山々にはクマとか居るよね…。
ちょっと怖くなって(笑)眠気を振り払いもう少し車を進めて釜石に出て大槌町を抜けて山田町「道の駅 やまだ ふれあいパーク山田」に到達。ここで車のシートを倒して爆睡モードに入ります。
朝9時頃に目を覚ますと道の駅が徐々に稼働開始してました。椎茸松茸キノコが名産なのかな?
うっすらと緑色のヨーグルト風味のバニラ味ベースに三陸産わかめの粉末が振りかけてあり磯味をプラス。初体験の風味が衝撃的なソフトクリームですね。美味しいかどうかは是非自分の舌で確かめて頂きたい(笑)
「親父の漁場」被災地復興願う新応援歌できた - 社会 : 日刊スポーツ
ワカメ大量投入「わかめラーメン」420円とか安いですし「ぶっかけめかぶ中華ざる」480円等等に惹かれつつも道の駅を発ち今日の目的地・大船渡へ向かいます。
# 途中で「四十八坂」を通過。48グループと坂道グループのファン同士って最近いざこざが多いですが、まるでファン同士仲良くしろよって語りかけているような地名ですね(笑)
大船渡のコンビニでは面白い自販機を発見。釣り餌かな? 値段の違いは量か質なのか?
駐車場から歩いてすぐ、リアス式海岸のダイナミックな光景を散策出来ました。
さてそろそろお昼のラーメンを!
大船渡市では2010年から地元産サンマを用いた”さんまらーめん”を市をあげてプッシュしており、市内複数のラーメン店でそれぞれ異なるオリジナルな”さんまらーめん”を頂くことが可能。
# そうだ、大船渡へ行こう(←ステマ)
共通価格700円というリーズナブルな価格も有り難い。過去「宝介 大船渡店」「ちぃぜる」「こけし」と数年かけて回ってきましたが今回は「碁石海岸レストハウス」に行って参りました。
メニュー見ると海産系ラーメンメニューが複数有って目移りしてしまいますがまずはこれを食べておかないと。
まずサンマのみりん干しが丸ごと1匹乗っててこの値段は安い。他の海鮮系ラーメンがまぁまぁの値段なのに対して「さんまラーメン」は大船渡市内で共通価格700円という縛りが有るのが有り難いですね。
ラーメンのスープは醤油ダレベースで淡麗系。油浮きは少なくあっさりとした味わいでスタンダードなタイプ。魚介系としては煮干しと昆布をさらりと効かせてあり過不足は有りません。
何と言っても主役はサンマの味醂干し。こちらの旨味が青魚特有の油脂分と共に醤油スープに溶け出していて旨味をプラス。ドコサヘキサエン酸やEPAなどヘルシーに美味しさを掻き立ててくれています。みりん干しは岩手県名産の南部鉄器を使って焼いているとの事で現代人が不足がちな鉄分の補完も期待出来そう。
少しだけ焦げを入れて芳ばしく焼き上げた火加減も丁度よく流石プロの仕事です。・・・秋刀魚や鯖の味醂干しって大好きで普段よく食べてるんですが自分で焼くと結構難しくてよく黒焦げにしたりしたりしてね(苦笑)
麺は加水率高めの中細麺でスタンダードなタイプ。白髪ネギに地場産のワカメも入って磯味も加わり満足度は高いと思います。
ライスとおしんこ付きでボリュームも十分。スープまでしっかりと完食です。秋刀魚のイラストが可愛い。
シーズンオフの平日という事で店内割とすいてましたが最盛期だとさんまラーメンの品切れもあるらしいので要注意です。
秋刀魚の香油でスープに風味を効かせたサンマラーメンも良いですが個人的には秋刀魚のつみれや味醂干しをガッツリ乗せたラーメンも大船渡っぽくて良いと思いますね。ごちそうさまでした。