(前回の続き)桜花の咲き誇る弘前公園は人が多そうなので県外客として遠慮をさせて頂きます。でもせっかくだし桜をもっと間近に見たい。
という事で今回は国道7号線沿いに在ります「堀越城跡」に行ってみます。弘前城が完成するまで大浦為信(津軽為信)の本拠がここ堀越城だったらしい。
数年前までただの林っぽい場所でしたがいつの間にか土塁や堀などが復元・整備されて公園のようになっていました。無料の駐車場に車を停めて散策してみます。
近隣の方らしき犬の散歩をされている方が一人散歩されていましたが観光客は自分ひとり。桜の名所を独り占めは嬉しいけどまだちょっと寒かった。
熊野宮にお参りしてみましたが賽銭箱と思ったら空き缶入れになっててお賽銭置く場所も見当たらず。オフシーズンなのかな。
そして熊野宮の周囲を桜の木が囲い見事に咲き誇っていました。昔の大名もこの桜を愛で楽しんだのかもしれない。
あれ?この花なんて言うんでしたっけ?
うわっなんだか一杯咲いてました。春ですなぁ。
さて堀越城跡を散策した後は弘前を発つ前に「道の駅 弘前サンフェスタ石川」に立ち寄ります。
この「とうふかまぼこ」が結構美味しくてですね、前回頂いてからのお気に入りです。今日も買って帰ります。
ポップコーン・・・すかこれ?民芸品?あー加工前っちゃそうだけど民芸品?弘前にはまだ未解明の謎が有りそうです。
さてラーメンは堀越城跡に行く前、なんだか久しぶりに甘ーい味噌ラーメンが食べたくなって土手町に在ります「中みそ」(店名クリックで前回記事へ)へ行ってみました。
が、なんと「スープ切れ終了」の札が…。え?まだ16時なんですけど終わりですか。早くない? 隣の「中みそ焼きそば」に至っては14時でクローズとの事。
どうやらコロナ禍で営業時間短縮されているらしい。緊急事態宣言もマンボーも出ていないのにそんなに早く〆ちゃうんですか。がっかり。せっかく川の向こう側にある中三徒町駐車場(結構遠い)から歩いてきたのに手ぶらで帰るわけには…、
だがしかし捨てる神あれば拾う神あり。「山忠 弘前中三店」がしっかり営業中でした。サンキュー山忠!
# そこなアベックたち!離れなさい(密です!)
山忠と言えば市内城南にある本店「山忠食堂」を祖に弘前市内に支店がいくつかある人気店なのですがそういえばラーメンブログ始めてから初訪でした。これは失礼をば致しました。
早速のスープですがベースはガラ味で香味野菜が効いており油脂分は適量。スタンダードながらコクがあり上質なベース印象あり。
魚介系として煮干しメインで昆布等が効いていて雑味やクセは無くしっかりとした旨味をスープに湛えてくれています。そして合わせられる醤油ダレはやや甘めでカドが無くまろやかに旨味を下支えしてくれています。
お麩こそ乗ってはいませんがいわゆる津軽中華そばのスープに近いバランスですね。青森市の中華そばよりも煮干しの酸味が少なくやや甘めなのが弘前市の中華そばの特徴かもしれない。
麺は緩く縮れさせた平打ち細麺で加水率高め。ロケーション的にやや柔らかめの食感ながら不揃いの麺の太さに手打ち麺ならではの山忠のこだわりが感じられますね。良い麺です。
炒飯はパラパラッと炒められており油感も程よく効いていて香油も芳ばしく実に美味しい。
ラーメンがややあっさり気味なので炒飯で少しこってりを補完するいいコンビネーションではないでしょうか。旨し。
さて「山忠 弘前中三店」の一杯ですが昔頂いた時よりも煮干しが強くなっているような気がしましたがあくまでもバランス重視でホッとする中華そばは健在ですね。いつまでも弘前を代表するラーメンで居て欲しい一杯。