たか爺のワンダースクール通信

「センス・オブ・ワンダー」をキーワードにした野遊び教室「自然体感塾ワンダースクール」の活動記録とお花中心のブログです。

秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 再び…

2014年05月14日 | 秋ヶ瀬公園

 なんだか何がどうなってこうなったのかよくわからないけど、このページがトップに来てくれたので、たか爺としてはこんなに都合がいいことはありません!? 2014年5月14日現在の「PS-3」から、元々の2012年5月の「秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 再び…」の記事まで、順番を入れ替えておきます。


PS-3

 残念ですが、「秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 四度…」となりそうです…。さらに残念なことは、信頼していた地元の野鳥クラブも結局は、同じ穴のムジナならぬ同じ野鳥カメラマンの「烏合の衆」にかわりなかったことですね…。デジカメが普及してマナーもなにも関係のない「烏合の衆」が全国的に蔓延する前から、いろいろと相談にのってくれていた方もいるので、たか爺としては本当に哀しむべきことでもあります…。

 明らかに営巣中の親鳥や雛を撮影しやすいような不自然な場所にかけられた巣箱は、とりあえずは公園管理者の許可を得たものとはいえ、餌をまいたり水場を作ったりしてでも野鳥の写真を撮りたい「烏合の衆」よりもさらに性質が悪い…。営巣中は親鳥も雛も逃げようのない完璧なトラップ、いわば森にかけられた大きな鳥籠と化しております…。今年もフクロウに来てもらいたいという一心で、バードウォッチャーとしての良識までなくされてしまわれたのでしょうか? 過去3年間の騒動との大きな違いは、この今後人為選択にもつながりかねない不自然な巣箱が発端となっている点です。

 そもそも、今まで営巣していた木が倒れたからといってすぐに巣箱をかける必要があったのか否か、本当のところはフクロウにしかわかりません。自然度の高いこの森が果たして、ワンダースクールの参加者の方たちをご案内しながら失笑するしかなかった不自然な巣箱に入るしかないような状況になっているのか、たまたま今まで営巣していた木の近くに巣箱があったので他の木を探す手間を省いて入ってしまったのか、こればっかりは誰にもわかりませんからね。

 日本野鳥の会へ問い合わせたところ、5月14日に下記のようなご返信をいただきました。

 巣箱に関しては、「旧営巣木の位置、新しく掛けられた巣箱の位置と状況、カメラマンの状況等、詳しい状況が把握できませんので、一般的な回答になることをお許しください。まず、巣箱をかける位置ですが、旧営巣木から近くに掛けられる場所があれば、それに越したことはないと思います。フクロウ類が営巣できるような樹洞のある木は、最近減少してきています。巣箱の設置は、木が生長し、樹洞ができるまでの補助的な物として、とても有効です。
 
ただし、目立たず、安心して営巣できる形が望ましいです。書かれているような状況なのであれば、公園管理者に状況を伝えて、巣の場所を移動していただいてはいかがでしょうか

 当然、今年はもう無理な話ですが、この件に関しては同日に公園管理者の方へもお知らせして、「今後について改めて所内で検討していきたいと思います。」とのご返信をいただいております。

 営巣中の野鳥の撮影に関しては、「当会(日本野鳥の会)では、営巣中の写真やヒナの写真を撮ることは、基本的に避けるようお願いしています。また、ホームページやカレンダー等、投稿写真を掲載していますが、営巣中等の写真は掲載していません

 ホームページ上での情報発信も、今年の騒動の発端であることは明白です。「ワンダースクール通信」のこのページでさえ、「秋ヶ瀬公園 フクロウ」とかで検索すると1ページ目には出てきてしまうわけですからねぇ…。
 地元の野鳥クラブが巣箱の設置や営巣の報告、営巣中の親鳥の撮影、さらにその写真をネット上に公開、そんな日本野鳥の会の提唱するマナー違反をしてまで「烏合の衆」を集めてどうするのでしょうか? 
もう少し考えてほしいところですね。まあ、「烏合の衆」はとかく群れたがるものなので、ネット上でさらに烏合の衆が烏合の衆を呼びこんで、情報はどんどん拡散していくことでしょう…。今後、警察沙汰になるような事態が起きないことを祈っております。
 まあ、2014年5月になって、ブログ等で今年の秋ヶ瀬公園のフクロウの画像をアップしている方たちは、自らのマナー違反をネット上に公開して恥ずかしいとも思わない方たちなので、何を言っても無駄なのでしょうが…。あまりひどい事態になるようならば、「野鳥写真マナー違反者たちのブログ」としてリンクページを作ってしまう手もあるのかな?

 「ワンダースクール通信」はせいぜい1日100名程度ですが、会員の方、秋ヶ瀬公園や彩湖道満グリーンパーク等で親子での自然体験を楽しみたいと思っている方たち中心に読まれているようです。今回はからずも「招かれざる客」となってこのページを読まれた野鳥カメラマンの方は、とりあえず日本野鳥の会のフィールドマナーのご再読を!

 「近づかないで、野鳥の巣」(本物のバードウォッチャーなら昔から良く知っているはずの「フィールドマナー」より)

 「営巣中(巣作り中含む)の巣(巣穴・巣箱・巣台などを含む。以下同じ)、およびその巣にいるヒナあるいはその巣に入ろうとしている親鳥の撮影は避けましょう。」(デジカメの普及により急増中の烏合の衆向けに作られた「野鳥写真マナー」より)

 「印刷物やネットなどに写真を掲載する場合は、以上のことに留意して撮影されたものを使用するようにしましょう。」(同「野鳥写真マナー」より)

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 「通行の邪魔にならないよう撮影してください。特に道で集団になっていたり、三脚を並べていたりすると、通行の迷惑です。」(同「野鳥写真マナー」より)

 2014年5月7日(水)の画像です。すでに一般の公園利用者の通行を妨げるような事態にもなっていますが、なかには注意すると食ってかかってくるような危ないカメラマンもいますので、一般の公園利用者の方はくれぐれも気をつけて通行してください。
 12日に公園管理者へ確認したところ、すでにカラーコーンやバーを設置して通行できるようにはしてくれたようです。13日の夕方は10名程度でしたが、これから雛が顔を出しはじめるとどうなることやら…。

 先の日本野鳥の会からの返信では、「植物への被害や、利用者への迷惑行為については、自治体の条例等で対応してもらうことが基本です。公園等であれば、公園管理者が、ロープを張って立ち入り制限をすることもできます。公園管理者に、このような状況を、利用者の立場に立って伝えていくことが得策だと思います

 公園管理者の方からは、「ウォッチャー(写真)が園路を妨げている件については、本日も現場にてカラーコーンによる仕切りを拡大するなどの対応をしております。もし、他の利用者も含めて迷惑になるようなことがあれば、ご指摘ください。よろしくお願いいたします。」との返信もいただいています。本当にご苦労様です…。

 「秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 四度…」の新しい記事を書いておこうかとも思いましたが、とりあえず今のところはやめておきます。今月は毎週末+平日で秋ヶ瀬公園へはかなり行くことになるので、行くたびに「烏合の衆」の動画だけは撮っておいて、あまりひどい事態になるようならば、「秋ヶ瀬公園の烏合の衆~これが今全国的な問題となっている野鳥カメラマンたちの実態です!~」とかのタイトルでYou Tubeに流したほうが、抑止効果はアップするのかな?
 たか爺は何度も危ない目に合っているし、参加者の親子や子どもたちに何かあってはいけないので、現場ではひたすら我慢我慢の予定ではおります…。我慢できる範囲で済んでくれるといいのですが…。


PS-2

先ほど、 「環境保全と両立するオリンピックの開催 のため、 葛西臨海公園のカヌー競技会場計画の見直しを!」というキャンペーンに署名しました。
一緒にこのキャンペーンを応援していただけますか?
以下のキャンペーンのリンクからネット上で署名ができる仕組みになっています。

http://www.change.org/ja/キャンペーン/環境保全と両立するオリンピックの開催-のため-葛西臨海公園のカヌー競技会場計画の見直しを?share_id=vieBDsPhlr&utm_campaign=signature_receipt&utm_medium=email&utm_source=share_petition


PS-1

 2013年の被害は、「初夏の森で虫さがし」事前調査参照。
 以下のページもご参考までに…。

秋ヶ瀬公園の現状

“餌付けオオルリ”の喜劇

やらせ野鳥撮影

野鳥撮影のマナーについて

野鳥観察&撮影のマナー

野鳥撮影マナーについて

 
 以下が、元々の2012年5月の「秋ヶ瀬公園のフクロウ騒動 再び…」の記事ですね。

 2012年5月23日(水)、そういえば週末のねりま遊遊スクール「親子で勝負! ザリガニ釣り」開催の連絡をしていなかったなぁと、秋ヶ瀬公園の管理事務所に電話を入れました。普段は8名以下の子どもたちか20名以下の親子という少人数だし、管理事務所の方もワンダースクールの活動内容を理解してくれていますが、練馬区教育委員会委託講座として開催する場合には、念のため改めて連絡を入れるようにしています。

 そしたらなんと、今年もフクロウが営巣したようで、すでに3羽の雛が巣立ったとのこと。生態系の高次消費者であるフクロウが2年続けて営巣できるのは、この公園の自然度の豊かさゆえなのでとても喜ばしいことですが、「烏合の衆」の野鳥カメラマンたちが集まってくると、その自然を底辺で支えている生産者の植物たちが踏み荒らされて、壊滅的な打撃を受けてしまいます…。昨年のフクロウ騒動に関しては、http://wonderschool.iinaa.net/news1227.htmをご参照ください。たか爺がキレまくった3年前のレンジャク騒動へもリンクしています…。

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 夏草や烏合の衆が踏みし痕…。でも、今年は森の中まで立入禁止にするなど公園管理者の対策が早く、被害も少なかったようでひと安心。多分、秋ヶ瀬公園の野鳥と自然を愛する本物のバードウォッチャーの助言によるものだと思います。道をはずれない他の公園利用者も立ち入れなくなってしまって、迷惑な話ではありますが、これは仕方ありませんね。たか爺もレンジャク騒動の時のように血圧上げまくり、キレまくりにならなくて、本当に感謝です…。

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 あちこちに掲示してあった注意書きです。まあ、ロープの外は更地になってしまいますけれどもね…。23日はウィークデーだったので、バズーカ砲をかかえた人間は少なかったけれども、「立入禁止」の森の中に入りこんでいる輩も何人かいました。更地の奥の上が水色にかすんで見える植物はチョウジソウです。

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 チョウジソウは、埼玉カテゴリー・全国カテゴリーともに絶滅危惧Ⅱ類。秋ヶ瀬公園では普通に見られる植物ですが、すでに全国的な問題となってしまっている「烏合の衆」の野鳥カメラマンたちの「踏みつけ」によって、数が減ってきている場所も出てきました…。それでも、今回のように本物のバードウォッチャーと公園等の管理者が協力すれば、被害は最小限度に抑えられるわけです。鳥は鳥屋さん、じゃなくて、バッドウォッチャーはバードウォッチャーにお任せするのが一番かな!?

 執筆者の許可をいただいたので、最後にNACOT自然観察情報 ”こもれび” 第28号の<編集後記>から転載させていただきます。本当に野鳥が好きな人って、たか爺がブーブー文句を言っているレベル以上に、ここまで考えてくれているんですよねぇ~。

「最近、自宅の周辺で2羽のモズが盛んに鳴き交わしています。巣材らしいものを咥えて住宅の庭に入っていくところも見かけました。近くで巣作りしているようですが、観察したり写真を撮りたい気持ちをぐっと堪えて、静かに見守っています。最近、野鳥の写真を撮る人たちのマナーの悪さが目立ちます。今回、日野の野鳥写真展に協力させて頂いていますが、一番目立つところに以下の内容を掲示しました。

「野鳥の撮影はマナーを守って!」
■鳥の気持ちになって!
 ・人間に見つめられるのは鳥にはストレスです。
 ・レンズは大きな目であり銃口に見えているかもしれません。
 ・長時間野鳥につきまとうのは止めましょう。
 ・多人数でとり囲むのは鳥にとって迷惑です。
 ・鳥の気持ちになって考えてみてください。
■周りの環境を破壊していませんか?
 ・撮影しやすいようにと樹木を折ったり、草を刈る、川の石をどかす行為。
  さらにそこにとまり木を立てたり、流れをせき止めて池を作ったり、
  水槽を置くなど、環境を改変する行為はやめましょう。
 ・足元の草花を踏みつけていませんか。
 ・自然のままの姿を記録しましょう!
■巣の撮影は原則禁止!
 ・抱卵・育雛中は一番鳥たちが敏感な時期です。
 ・人が近づくことで繁殖に失敗するリスクが高まります。
 ・巣に近づくこと、写真撮影は慎みましょう。」


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木の実草の実フシギダネ

2013年11月15日 | 秋ヶ瀬公園

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 11月8日(金)は、「木の実草の実フシギダネ」の事前調査で子供の森。黄葉しはじめたラクウショウとユリノキです。ラクウショウは黄葉というよりも、レンガ色ですけれどもね。『葉っぱのフレディ』の木、モミジバフウも色づきはじめていました。
 この日はさち婆も同行。毎日夜遅くまで仕事で大忙しのさち婆ですが、少しは気分転換になったでしょうか。本当は、孫たちとディズニーランドへ行く予定でお休みをとっていたようですが、肝心の孫たちが水疱瘡にかかっちゃいましたからねぇ…。

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 11月9日(土)は、オギの穂集めで彩湖道満グリーンパークです。駐車場のケヤキの紅葉がとてもきれいでした。紅葉の名所は息をのむほどきれいなんだろうけれども、たか爺はお隣さんちのカキの木や、普段見慣れた木々たちの紅葉が大好きです。1枚の落葉に、ほれぼれとしちゃうこともよくありますからねぇ~。紅葉の名所の絶景なんて見たら、卒倒しちゃうかもしれません!?
 左奥に見える建物は彩湖自然学習センター。オギの穂のほうはちょっと短いものが多かったけれども、大きなトトロやフクロウはあまり作らないつもりなので問題はありません。でも、空模様があやしくなってきたので、2時間半ぐらいで切り上げました。

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 浄化施設の原っぱのススキとオギです。ススキはこんなふうに株立ちしますが、オギは地下茎で広がって生えます。これでどちらなのかだいたい見当はつくと思いますよ。
 大人でもススキだと思っている人が意外と多いけれども、浄化施設の原っぱはほとんどがオギ。次にヨシで、ススキが一番少ない感じです。子どもたちには「金・銀・銅」と話していますが、これはパッと見た時の「ススキ・オギ・ヨシ」の穂の色ですね。オギの穂はだいぶ開いてきて、白っぽくなってきていました。
 でも、じっくりと穂を観察して、小穂の先に糸状ののぎがあればススキ、なければオギという見分け方ができれば完璧です。ススキの葉っぱのほうが手を切りやすいなんて、試す必要はないからね!?
 この日集めた穂は、10日の午後に仕分けて束ねておきました。オギは12本+18本の18セット分で540本、ススキは長さ別に20本ずつ5束で100本、計640本です。意外と少なかったかな。

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 ツートンカラーになったガガイモの実と、アキノノゲシの綿毛です。どちらもふんわり風まかせで種を運びます。

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 アメリカイヌホウズキの花。
 11月だというのに、なぜかスミレの仲間の花も!? 他の草に埋もれるようにして、けっこう広範囲に咲いている場所がありました。現在彩湖自然学習センターに種名を調べてもらうようお願いしてありますが、園芸種のパピリオナケアあたりが野生化したものなのでしょうか?

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 11月10日(日)は、親子でワンダーの「木の実草の実フシギダネ」です。光が丘公園での「空とぶ魔法のフシギダネ」の子供の森バージョンといったところですね。駐車場脇のサルスベリは翼つきの種を飛ばしはじめ、お堀のトウカエデは紅葉しはじめていました。
 参加者は、年少さんから年長さんの子どもたち中心に7家族19名。あきらがアシスタントに来てくれて助かりましたね。親子でワンダーは定員20名のところ、年間予約の時点では30名まで受け付け、以後は午後の部として受け付けていますが、実際には午前中のみ開催でちょうどいい人数になる感じでしょうか。

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 まずは定番のガガイモの種とばしからスタート。みんなに妖精の舞いを見てもらいます。
「綿あめの匂いがする。」
 カツラの木の近くに来ただけで、落葉の匂いに気づいたのは年長さんの男の子でした。たか爺もビックリです。綿あめってザラメで作るわけだし、ザラメでカラメルを作ることもできるわけで、これは大正解! 鼻が利く子ですねぇ~。
 もちろん、みんなにも落葉の匂いをかいでみてもらいました。「小さなバナナ」の実も見つかるとよかったんだけれども、これは残念…。

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 よく似ている木のラクウショウとメタセコイアですが、葉っぱが互生か対生かで見分けられます。でも、木の実を見れば一目瞭然ですよね。ちょっとややこしいけど、どちらもスギ科の小さな松ぼっくりタイプ!? ラクウショウの実はバラバラになってなんだかいびつな翼つきの種を飛ばし、メタセコイアの実はマツのように開いてまわりに翼がついた種を飛ばします。
 そういえば、やはり実がバラバラになるヒマラヤスギは、名前は「スギ」でもマツ科です。どうしてわかりやすい名前を付けてくれないのかねぇ…。「ヒマラヤマツ」でもよかったんじゃないの? メタセコイアの和名は「曙杉」だけど、同じスギ科のラクウショウは漢字で書けば「落羽松」…。「落羽」はとてもいいと思うんだけれども、「落羽杉」だっていいわけでしょ? 「楽勝!?」、なんて言われなくても済むわけだし。なんかスギちゃんとマツコの話みたいになりそうなのでこのへんで…。
 

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 トウカエデの原っぱでは、種おとしです。茶色く見えるのはみなトウカエデの翼果の集合体で、これじゃあ増えるわけですよねぇ…。森の中へ入りこむとちょっと厄介…。

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 くっつきむし畑です!? この場所だけで、画像の子がつけまくっているオオオナモミのほかに、イノコヅチ、チカラシバ、ヌスビトハギ、キンミズヒキ、コセンダングサなどが、そろって子どもたちを待ち受けています。セミの抜殻も含めて帽子に飾っていた子もいましたが、写真がブレブレで残念…。

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 ユリノキの落葉と空とぶ種ですね。
 アルソミトラの模型とばし。空とぶ種の模型作りのほうは時間の関係で、取りのアルソミトラと大取りのラワンのみにしました。小さい子どもたち中心だったので、お父さんやお母さんに作ってもらう感じです。

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 ラワンの模型は、手投げと輪ゴムを使ったロケットラワンですよねぇ~。
 でも、国立科学博物館製の新しくなったというよりも簡略化された模型を今年初めて使ってみたら、やっぱりこれはいまひとつです…。2枚の羽をうまく貼りつけにくいし、先がふさがれていないと空気抵抗も大きくなって高くあがらない…。まあ、改悪されたときにとことん文句だけは言っておいたけれども、ものづくりは手抜きをしてはいけません! 次回からは材料として購入して、たか爺の手で改良して使うしかないようです。とりあえず子どもたちには楽しんでもらえたようなので、よかったけれどもね。
 


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セミの抜殻しらべと夏の虫さがし-2

2013年08月24日 | 秋ヶ瀬公園

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 8月15日(木)は、「セミの抜殻しらべと夏の虫さがし」の2回目で子供の森。今回は参加者が少なく、キッズ1名+ファミリー1家族3名の4名のみです。
 幼児でも抜殻集めはOKなので、集めてもらうだけでも助かります。でも、種類や♂♀に分けてカウントする作業は、まだちょっと無理だったかぁ
…。アブラゼミかミンミンゼミかの再検は、たか爺のお持ち帰りとなりました…。「セミの抜殻しらべ」は、来年から小学生以上にしたほうが良さそうですね。
 今回の調査の結果は、ニイニイゼミ2・アブラゼミ192(♂69・♀123)・ツクツクボウシ6(♂のみ)となりました。

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 羽化できずにアリの餌食となっていた幼虫と、もうすぐ寿命を迎えそうだったアブラゼミです。木の幹や葉っぱにとまったまま死んでいたセミも多かったですね。目のいい子どもたちだったので、抜殻さがしをしながらいろいろと見つけていました。

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 オオカマキリの幼虫はもう終齢かな? ショウリョウバッタは成虫も多くなりましたね。
 アオバハゴロモはほとんど羽化済みです。

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 交尾中のヒメウラナミジャノメです。
 この画像じゃ、どこにいるかもわからないかなぁ…。シャクガの仲間の幼虫ですが、こんなに細くて小さな幼虫、よく見つけましたよね。

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 アカトンボの仲間も2種類見つかりました。コノシメトンボとナツアカネです。
 コノシメトンボは逆立ちのポーズも見せてくれました。尻尾を上げることで陽をあびる面積をなるべく少なくして、体温が上がらないように調整しているわけですね。
 ほんとうに暑い日だったので、たか爺もバテバテです…。

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 カラスウリも実になりはじめ、カントウヨメナの花も咲いていました。早く秋にならないかなぁ~。

 


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セミの抜殻しらべと夏の虫さがし-1

2013年08月03日 | 秋ヶ瀬公園

 7月30日(火)と31日(水)のワンダーキッズは、14時から16時まで子供の森。「セミの抜殻しらべと夏の虫さがし」です。セミの抜け殻しらべ市民ネットのコアサイトに登録しているエリアで、毎年7月下旬・8月中旬・8月下旬の3回調査することになっています。

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 火曜は、駐車場東側の幅25m×奥行10mのBエリアです。キッズ5名+アシスタントのあきらの6名が参加。

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 水曜は、駐車場南側の幅20m×奥行10mのAエリア。キッズ4名+ファミリー2家族4名の8名が参加してくれました。調査報告のほうはA+Bの合計です。
 まずはエリア内の抜殻をくまなく探して集めてもらいますが、たか爺にとっては子どもたちの目のテストみたいなもの!? やはり火曜はしんのすけ、水曜ははるちかがトップでしたね。

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 昼間のセミの羽化観察!? 火曜にはアシスタントのあきらが、もう羽が色づきはじめていたニイニイゼミを見つけてくれました。小学生の時から目がいいからねぇ~。

 でも、このあとあきらに事件が…。草むらにあったアシナガバチの巣を刺激してしまったようで、ハチたちのスクランブルにあったようです。目がいい子は、こういうときに助かります。すぐにハチだとわかれば、さっと逃げてこれますからね。ぼぉ~っとしている子だと、囲まれて刺されまくっていたかもしれません。
 それでも、半袖だったので二の腕に一発…。即ポイズンリムーバーで吸引し、ムヒアルファEXを塗っておきました。ショック症状もなくひと安心です。まあ、身をもって子どもたちに危険な場所を教えてくれたわけで、アシスタントの鏡だなぁ!?

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 これは、水曜に撮ったムモンホソアシナガバチの巣。やはり目がいいはるちかが見つけてくれました。お手柄です。今年は多いのかな? でも、おとなしいハチなので、こうやってマクロモードで近づいてストロボを使ったぐらいでは、スクランブルにあうことはまずありません。
 もう1枚のほうは、シャクガの仲間の幼虫を狩っていたトックリバチです。幼虫のエサにするためですが、刺されているほうは痛そうだなぁ…。

 あきらを刺したハチも、別の巣のムモンホソアシナガバチでした。巣がついている草か近くの草を踏んだかして、巣をかなり揺らしちゃったんでしょうね。ハチも巣も見ていないのにどうしてわかったかというと、セミの抜殻しらべ終了後に、たか爺も刺されましたからねぇ…。 
 抜殻しらべもあと2回あるので、巣の位置だけは確認しておいて、当日子どもたちを近づけないようにしないといけません。それで、あきらにどのあたりだったか聞いて、虫とり網でガサガサやりながらハチが飛び出す場所を確認しようとしていたら、網を握っていた指先に痛みが…。ムモンホソアシナガバチが指先にしがみついて刺しておりました…。ごていねいに中指と薬指の2ヵ所もね…。虫とり網の柄に沿ってまっすぐ突っこんできた感じです。
 指先だとポイズンリムーバーもはずれやすいのでめんどくさくなって、薬指のほうだけちょっと吸引。滅多にないチャンスなので、中指のほうは何もしないでおいて以後の経過を比較してみることにしました。翌朝、薬指のほうは何事もなかったかのようでしたが、中指のほうは強力なカに刺されたぐらいにははれていて、かゆぅ~い…。どうやら人差指も浅くは刺されていたようで、やっぱりかゆぅ~い…。たった1匹で短時間の間に薬指、中指、人差指と順番に3回も刺していくとは、これはもう「あっぱれ!」というしかありませんねぇ~。さすがです。

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 話がそれちゃいましたが、抜殻を集め終わったら、まずは種類ごとに分けてもらいます。ニイニイゼミは子どもたちにもすぐにわかりますよね。全部で12個。泥だらけなので、♂♀には分けなくていいことになっています。

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 問題は、アブラゼミとミンミンゼミ。触覚の第2節と第3節の長さの違いが一番わかりやすい見分け方で、アブラゼミは第2節より第3節がかなり長い感じです。画像はアブラゼミの抜殻で、奥側の触覚を見てもらうとわかりやすいかもしれません。
 でも、たか爺が再検したら、今年は大半の子が不合格…。火曜はしゅうだけが合格でした。残念ながら、ミンミンゼミは今年も見当たりません。鳴いてはいるのにねぇ…。♂♀のほうは、ほぼ全員合格。アブラゼミの♂が107個、♀が36個という結果でした。

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 抜殻しらべのあとは、ちょっと虫さがしです。アオバハゴロモの成虫も増えてきて、「ハゴロモ使い」で遊ばせてもらいました。アオバハゴロモの羽化シーンは見たことがないので、一度見てみたいところです。幼虫がいる場所はわかっているのだから、その気になって探せば見られるはずですよね。

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 スケバハゴロモの幼虫と成虫も見つかりました。そういえば、ハゴロモもセミと同じカメムシ目の昆虫です。オオカマキリやコカマキリ、バッタやキリギリスの仲間の幼虫たちもかなり見つかっていましたね。

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 火曜には、見ごたえのあるシモフリスズメも見つかりました。角も折れ、傷だらけだったカブトムシは、鳥か獣か、いったいどんな生きものに襲われたのでしょうか。

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 マメコガネも目立ちます。
 虫じゃないけど、なんだかとてもかわいかったカナヘビです。アマガエルの子ガエルたちも多かったですね。

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 水曜には、木登り中やもう背中が割れはじめていたアブラゼミの幼虫も見ることができました。羽化を始めていたほうは、このあと残念ながら落っこちてしまいましたが…。

 30日と31日は帰宅後に、練馬区ジュニアリーダー養成講習会のキャンプ用に頼まれたクスノキの輪切りをノコギリぎこぎこです。昼間よりは涼しくても、汗びっしょりというより汗がぼたぼたしたたる感じで疲れたぁ…。200以上は切って100個は渡せたので、まあいいかぁ~。


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木の実草の実フシギダネ

2012年11月21日 | 秋ヶ瀬公園

 11月18日(日)は、「親子でワンダー」で子供の森。参加者は3家族9名で、3・4歳児が中心です。アシスタントにはほうせいが来てくれました。
 ワンダースクールの11月のメインプログラムは、「空とぶ魔法のフシギダネ」と「葉っぱでアート」。親子対象ではいずれも練馬区教育委員会委託講座「ねりま遊遊スクール」として、毎年光が丘公園で開催しています。でも最近、埼玉や東京都心部のファミリー会員も増えてきました。東京の方は光が丘公園のほうが近いけど、埼玉の方は秋ヶ瀬公園のほうが参加しやすいかなということと、たか爺としては元々年間を通じてのメインフィールドだった場所でもやりたいわけです。ただ、風散布の木の種類は光が丘公園より少ないので、タイトルは「木の実草の実フシギダネ」に変えただけですね。

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 まずはトウカエデの種とばし。今年は秋ヶ瀬公園も不作で、トウカエデの原っぱの大木でさえ翼果は皆無に近い感じです。「小さなバナナ!」のカツラの袋果も落ちていなかったので、落葉の匂いだけ嗅いでみてもらいました。空堀沿いの下草には、コバネイナゴたちがけっこう残っていましたね。
 エノキはスルーしましたが、ムクノキの実は試食してみてもらいました。まだ緑色のメタセコイアの球果をおみやげにしたご家族は、このあとどう変化してどんな種が出てくるか見てみてください。

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 サルノコシカケは、「マギー四郎の耳」というより孫悟空みたい!? 3歳児たちはミミズにもご執心です。女の子は紅葉したトウカエデの落葉を集めていました。イノコズチ・チカラシバ・ヤブタバコ・オオオナモミ・キンミズヒキ・ヌスビトハギ・コセンダングサなど、くっつきむしだけでも7種類以上集まっている一角は、意外と人気なかったかな。これはやっぱり「ビンゴ」で、1種類ずつ探して集めていかないとダメみたいですね

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 木枯らし1号が吹いた日だったので、ユリノキの種や黄葉した大きな葉っぱはかなり落ちていました。風が吹くたびに、高い木の上からくるくると回りながら空を舞う種も見られましたが、写真には写りませんよねぇ…。

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 広場では、ガガイモの種とばしから。ここは小学生にがんばってもらわないと! もう1枚は、ニワウルシの模型とばしです。空とぶ種の模型作りはなるべく多くの子どもたちにやらせてあげたいんだけれども、この日は幼児中心だったので、お父さんお母さんに作ってもらいました。どろ団子作りに夢中になっていた子どもたちもいましたが、まあ、それはそれでいいですよね。

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 紙ラワンとロケットラワンの模型とばし。

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 輪ゴムを使ったロケットラワンでは、木の枝をパチンコがわりにしていた子もいました。ほうせいが見つけてきた紐にかける取っ手みたいなやつなら、幼児にも飛ばせるかもしれませんね。

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 ほうせいとプラザウエストでお昼を食べてから帰りましたが、例の公務員宿舎の建設予定地はこうなっておりました。木は伐られてしまいましたが、とりあえずはなかなかいいんじゃない? でもここは、フェンスで囲われたまま放置された広い国有地のごく一部です。どうせなら国有地全体を、なるべく木は伐らずあまり手も入れずに、散策路だけ整備して解放してくれればいいのにね!


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セミの抜殻しらべ-3

2012年09月04日 | 秋ヶ瀬公園

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 8月31日(金)の午後は子供の森。今年の「セミの抜殻しらべ」の最終回です。開始早々に雷雨にみまわれて一時中断しましたが、雨はすぐにやんでくれて助かりました。抜殻はニイニイゼミ3・アブラゼミ39・ツクツクボウシ5の計47個で、意外と少なかったですね。3回の調査の合計でも、昨年は248個で今年は197個という結果でしたが、まだ2年目なのであれこれ推測することはやめておきます。「調査報告書」はセミの抜殻しらべ市民ネットのチャーリーへ提出済みです。

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 樹液にはやはりモンスズメバチたちが集まり、他の巣のハチが来るとバトルが始まります。この画像では、左上のハチが他の巣のハチで、あとの4匹は同じ巣のハチたち。このあとバトル開始でした…。カブトムシは15日と同じ場所に同じような格好でいて、なんだか不思議です。同じメスということはないと思うんだけれどもね。

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 抜殻しらべは早く終わったので、帰りはピクニックの森へ。ザリガニの池はやはり干上がっていました。多分最後に残った小さな水たまりのあとには魚の子どもたち、その前まで残っていたと思われる場所にはウシガエルのオタマジャクシたちが固まって干からびています。そのまわりには点々と、骨と鱗だけになった大きなコイやフナ。ライギョだけは体の形を残していましたが、空気呼吸もできるとはいっても完全に水がなくなっちゃったらねぇ…。

 でも、これで雨が降ってくれてまた少しだけ水がたまった状態になってくれると、トンボたちが集まってきます。「秋の生きものさがし」の日にそうなっていてくれるとかなり楽しめるんだけれども、さて、どうなるでしょうか。

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 池の中からはオニグルミの実も収穫しやすいので、ネイチャー=アート用に3房で50個ほどいただいてきました。でも、処理は大変…。落ちれば黒くなって崩れていく緑色の分厚い皮はタンニンを含んでいるので、まずはビニール手袋をして園芸用のはさみで皮むきです。いつのまにか手袋の先が破れていて、左手の親指・人差指・中指の3本の指先は茶色に。これ、何週間も落ちないんだよなぁ…。次に固い殻をブラシでごしごしやったり、溝に残った皮はピンセットの先でかきだしたり。これもかなりの時間がかかります。そうしないと、きれいなクルミはとれないんですよね。皮が黒くなったものは、殻も黒ずんじゃう…。

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 クズとキンミズヒキの花です。周回路にはヌスビトハギも咲いていましたね。


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セミの抜殻しらべ-2

2012年08月22日 | 秋ヶ瀬公園

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 8月15日(水)は、「セミの抜殻しらべ」の2回目で子供の森。やはり草刈りされてしまっていた場所もありましたが、まずは抜殻集めです。「彩湖のワカサギとり大会」で歴代№1と№3の快挙を成し遂げた2人だからと安心していたら、№3の子はなぜかB地区27個分の0個で、A地区67個分の5個…。たか爺も集めるしかありませんね。№1の子は、たか爺の倍は見つけていたかな。

 それにしても、見えていない子が多いワカサギの群を見逃さず、しかも瞬時に目と手が連動して捕まえることもできる子が、どうしてセミの抜殻が見つけられないのか、これはたか爺にも??? 動かないから? なんていうことはないと思うんだけどなぁ…。おもしろいものですね。

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 集めた抜殻は種類別に分け、泥がついていて難しいニイニイゼミ以外は、♂♀にも分けてもらいます。これは2人とも、老眼のたか爺なんかよりかなり早くて驚きました。念のため、今日の午前中に再検しましたが、完璧でしたね! とりあえずメガネをはずせば♂♀は分かるんだけれども、アブラゼミかミンミンゼミかは触覚を見ないといけないので、たか爺には大変です…。で、今日までほっておいたわけね…。結果はA+B地区合計で、ニイニイゼミ5個・ツクツクボウシ♂1個・アブラゼミ♂40個・♀48個の94個でした。最終回の31日は、どう変わってくるでしょうか?

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 調査場所の樹液ポイントの木では、他の巣のオオスズメバチの働き蜂たちが小競り合いを繰りかえしていて危険なので、この木の周辺の抜殻さがしはたか爺の担当です。上のハチモドキハナアブや、なかなか名前が頭に入らないマダラマルハヒロズコガの幼虫を撮っていたら、何度も追いかけられました…。マダラマルハヒロズコガは「ツヅミミノムシガ」のほうが、たか爺にとっては覚えやすいんだけれども…。

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 「ホシゾラカミキリ」のゴマダラカミキリやサンゴジュハムシもご登場。

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 アリグモは久しぶり。メスですね。

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 調査場所の杭にとまっていたニイニイゼミと居残り組のカブトムシです。

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 ダイコンソウも花から実へと。

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 帰りにちょっと様子を見にいったサクラソウ公園の近くでは、ガガイモの花が群生していました。でも、もうすぐ刈られてしまうだろうなぁ…。


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セミの抜殻しらべ-1

2012年08月04日 | 秋ヶ瀬公園

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 7月31日(火)の午前中は、「セミの抜殻しらべ」の第1回目で子供の森。昨年からセミの抜け殻しらべ市民ネットhttp://semigara.net/のコアサイトに登録して、調査を始めたところです。毎年「自然観察を楽しむアート展」で、セミの抜殻伝道師のチャーリーに抜殻の山を見せられ続けちゃ、ワンダースクールでもそろそろやるしかないかという感じ!?

 イベント的にやるとけっこう人気があるらしいけれども、ワンダースクールではなぜかそれほどでも…。ワンダーキッズ日程を使って、夏休みのおまけ企画としての開催ですね。今回は自由研究にしたいという1家族2名といっしょに調べてきました。

 念のため再検してから調査票記入の予定ですが、ニイニイゼミが28、アブラゼミの♂26・♀2という結果でした。今年は、ニイニイゼミが下草のかなり低い位置で羽化していることがわかっただけでも、収穫だったでしょうか。草刈りのタイミングも関係してくるんだろうけれどもね。次回は8月15日となりますので、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

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 ハンノキハムシとササキリの幼虫です。ショウリョウバッタの♂も増えてきました。♀は幼虫がちらほらという感じでしたね。


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