10月27日(木)も、週末のアートを楽しむ観察会「オギのトトロやフクロウ作り」用のオギの穂集めに。今年は開催場所のオギが少なくて、とりあえず当日集めてもらえそうな場所も見つけてはおきましたが、保険用に人数分は事前に集めておかないと…。
今回は荒川右岸の志木市側の河川敷です。
やっぱりコセンダングサには苦労させられそうだなぁ…。根にはセイタカアワダチソウと同じく強力なアレロパシー作用が確認されているので、あちこちで広がって厄介者になっているわけですね。
オギの穂はこの辺から集め始めました。
でも、すぐに行き止まり!? クズの蔓に引っかかってこけたり、コセンダングサに阻まれて戻ってくる破目になっても嫌なので、サイクリングロードか何かになっている舗装路へと迂回して先へ進みます。
足元はコセンダングサだらけ…。
手が届くオギの葉っぱを引っぱって、穂を手前に倒してから集めるしかありません。
悪名「ヘクソカズラ」改めサオトメカズラは、実から命名すればコガネカズラですね!?
川岸のシャクチリソバの群生地は健在でした。
でも、さすがに花はもう終わりかな?
と思ったら、ご覧の通りでラッキー!
お名残り惜しいところですが、さっさとオギの穂を集めないと…。
チカラシバ
コセンダングサ
「アイノコ」だ「シロバナ」だ「シロノ」だと言ったって、要は変種に過ぎないわけで、この河川敷でも里山でも普通に混生しております。
チガヤ
ちょっと難しいけれども、実はこの穂でもフクロウは作れちゃいますよ!?
アシ
オギ
この舗装路沿いが一番多かったかな。撮ってから採らせていただきました。
武蔵野線の鉄橋を貨物列車が通過中です。
ミゾソバの群生地にも寄ってみましたが、開いている花はありませんでしたね…。
これは帰宅後。これぐらいあれば間に合いそうかな。
集める際に葉っぱは落としてきていますが、1本1本余分な茎の皮をはいだりしながら、穂の長さ別に分けていく作業がけっこう大変です。この状態にするまで2時間半はかかりました。
短いほうは頭用に10本ずつ、長いほうは体用に20本ずつ結束バンドでとめるとこんな感じに。頭用13セット、体用12セットで計370本でしたね。+アシも11本。
これは翌日。前日に荒川左岸で集めてきたほうです。
各8セット分で243本。3本は頭用にプラスしておきました。でも、こちらは小さなハムシやシャクガの幼虫が多くてなぁ…。右岸のものと混ぜないで正解でしたね。
とりあえず一番短い穂を使って、頭をちょっとだけ出した形を作ってみました。しばらく作っていないのでお試しですが、ちゃんと手が覚えているみたいな感じかな。まあ、あとは当日の状況次第ということで!?