7月6日(水)は、わが家から車で15分ほどの雑木林へ。
オオバギボウシです。
ヤマユリはまだ蕾でした。
まあ、花見に行ったわけではないので、ヤマユリはこの3連休が終わったらまずは武蔵丘陵森林公園あたりでたっぷりと楽しませてもらう予定でおります。
昔からの樹液ポイントの木は健在で何より。
でもなぁ…。なんだか今年は昼の樹液に来ている虫がかなり少ない感じで、ちょっと気になっています。カナブン、シロテンハナムグリ、ヨツボシケシキスイなどの甲虫だけでなく、チョウやスズメバチの仲間も少ないかな。
埼玉県はナラ枯れの被害甚大で、どの雑木林でもこれまで樹液ポイントとなっていた木はことごとく伐採されてしまいました。それでも、樹液が出ている木はそれなりにあるんですけれどもねぇ…。
ここは以前からの樹液ポイントの木が残っていてひと安心かと思ったら、周りの木の多くはやっぱりみんなこんな状態…。カシノナガキクイムシに穿孔されています。
埼玉県のホームページに載っていた「『カシノナガキクイムシ』によるナラ枯れ被害が拡大しています。」によると、「令和元年9月5日、新座市において県内で初めて『カシノナガキクイムシ』によるコナラへの被害が確認され」、「令和3年12月10日現在は新座市、さいたま市、志木市、川口市、狭山市、川越市、所沢市、入間市、飯能市、上尾市、三芳町、和光市、東松山市、三郷市、寄居町、鳩山町で」確認されているようです。
もしかすると、この雑木林が初めて確認された場所なのかも!?
ピンボケでしたが、ようやく甲虫が群がっている木が見つかりました。こんな光景が見たかったんだよなぁ~。ハナムグリたちの中にコクワガタ♂も1頭混ざっていましたね。
シラホシハナムグリは関東では稀だと聞いていたので、たか爺はこれまでずっとシロテンハナムグリ1択でしたが…。
シラホシハナムグリになるのかなぁ…。
で、この緑色型はシロテンハナムグリ?
両種を見慣れた人はぱっと見でもわかるようなので、今年は何頭か持ち帰ってみて頭楯のへこみや翅端の尖り具合、前脚跗節の長さ、背面のエッジや点刻の状態などをじっくりと見てみたいものです。でも、両種同時に見てみないと比較はできないかぁ…。
ムモンホソアシナガバチも飛んできました。
これはかなり上のほうですが、ルリタテハも来ていましたね。
クロヒカゲです。
今年は今のところ、サトキマダラヒカゲより出会っているかも!?
キマワリもお久しぶりです。
それにしても、本当にとんでもない状況となっております。カシノナガキクイムシに穿孔された木は枯れて、どんどん伐られていくとなると、雑木林はこの先どうなるのかなぁ…。5年で収束に向かうというような記事をどこかで読んだと思うけれども、その頃にはクヌギやコナラは消えちゃっているのかも?
コロナウィルス感染者もまた増えてきました。こちらはいったい何年たったら収束に向かうんでしょうね? たか爺たちは8月になったら4回目のワクチン接種の予定で、いつもの高原へも早く花見に行きたいところなのですが…。