Music Mania

No Music No Life

キング・クリムゾン来日中

2015年12月12日 | 音楽
英国プログレッシブ・ロックの大御所、キング・クリムゾンが来日中である。
今回の来日公演はいつもと違う。
たぶん、クリムゾン史上初である、過去の名曲集といった内容なのだ。

今までのクリムゾンは、大御所バンドには珍しく、ニューアルバムを発表したら、そこから全曲演奏し、
一つ前のアルバムから半分くらいを演奏する。
古い曲はほとんどなし、というのが常だった。
僕は過去2回ライブを見に行ってるが、多くの人が聴きたいであろう、「21世紀のスキゾイドマン」とか「エピタフ」とか
「太陽と戦慄パート2」とかはやらなかった。

今回の来日情報を知ったとき、来日前にニューアルバムを発表して、そこから全曲、それから前作「パワー・トゥ・ビリーブ」から
と、その前の「コンストラクション・オブ・ライト」からが大半だろうと予想した。
しかし、その予想は見事に外れたようだ。
東京公演のセットリストを見てほしい。

1.Larks’ Tongues in Aspic, Part One
2.Pictures of a City
3.Epitaph
4.Radical Action
5.Meltdown
6.Level Five
7.Peace- An End
8.Hell Hounds of Krim
9.The ConstruKction of Light
10.The Letters
11.Banshee Legs Bell Hassle
12.The Talking Drum
13.Larks’ Tongues in Aspic, Part Two
14.Starless
(Encore)
15.Devil Dogs of Tessellation Row
16.The Court of the Crimson King
17.21st Century Schizoid Man

1曲目から「太陽と戦慄パート1」という度肝を抜くスタートだ。
で、2曲目、3曲目、これだけで昔からのクリムゾンファンは、オシッコちびりそうな展開になっている。
後半は「トーキング・ドラム」から「太陽と戦慄パート2」そして「スターレス」という、ちょっと前までのクリムゾンでは絶対に
ありえない曲が並んでいる。
もちろんアンコールもすごい。
「宮殿」そして「21世紀のスキゾイドマン」だ。

さて、クリムゾン来日公演だが、実はまだ間に合う。
名古屋公演が21日で、チケットはまだ発売中。
ああ、どうしようか、これ。

これがね、年末のこの時期、とても会社が休めそうにないのである。
仕方がないので、「行かない理由」だけ並べておく。

「だって、ベース、ボーカルがグレッグ・レイクじゃないし」
「だって、ベース、ボーカルがジョン・ウェットンじゃないし」
「せめてボーカルはエイドリアン・ブリューじゃなきゃ」
「ヴァイオリン、キーボードは、やっぱデビッド・クロス以外考えられないし」
「宮殿はイアン・マクドナルドのフルートで聴きたいし」
「ドラム3人も並べるより、ビル・ブラッフォード1人のほうがいいし」

あの、行かれる方、思う存分楽しんできてください。
レポ楽しみにしてます。

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