Music Mania

No Music No Life

鬼龍院翔は正しい音楽ファン

2019年04月07日 | 邦楽
ゴールデンボンバーのボーカル、鬼龍院翔がいい発言をしている。
詳しくは彼のブログを読んでいただくとして、要は自分の作った曲や歌詞はどんどん無断使用してくれと言ってるのだ。
僕の曲をいいと思ってくれた人は、どんどん拡散してくれ、許可なんていらないよ、と。
当たり前のことを言ってるようで、実はぜんぜん当たり前じゃないことだ。

無断で勝手に楽曲を使用したら、著作権に絡む収入がなくなる。
また、いろいろな人がYouTubeで拡散したら、当然CDの売り上げやDLの売り上げは落ちる。
ビジネスとしては、一番やっちゃいけないことだ。

しかし、音楽大好き人間としてみたら、自分の作詞作曲した曲を気に入ってもらえて、SNSなどで拡散されたら、それはとても嬉しいことだ。
自分の音楽を出来るだけ多くの人に聴いてもらう、これは音楽家として一番の望みなのだ。

もちろんこの英断は鬼龍院翔だけではなく、彼らの著作権管理をしているNexToneの英断でもある。
いくら本人がいいといっても、管理がJASRACなら許可されなかっただろう。

収入は落ちるんだろうけど、長い目でみたらプラスだと思う。
プロの音楽家は、いつしか音楽よりビジネス優先になりがちだけど、鬼龍院翔及びNexToneの決断は今の邦楽界に一石を投じることになるかもしれない。

ゴールデンボンバー/令和 Full size
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