風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

ラストダンス

2009-09-20 | 趣味
二年余りお世話になってきたダンスサークルが今回、いろいろな事情で解散することになった。みなさんとも仲良くなってきて、ダンスも面白くなってきた時の解散だけにほんとうに残念。

そんなことで、一泊二日で北陸・粟津温泉へ“さよなら一泊旅行”に行った。宿泊・交通費込みで一万円ちょいの“安い”で有名?な某リゾートグループの企画だ。
バスの中では絶えることないおしゃべりで、他のお客さんに無料で笑いを提供するほどの盛り上がり。2時過ぎに到着し、早速午後7時まではタダというダンスホールとカラオケを予約。

一休みしたいと思っていたが、女性陣の「すぐ行くで!」の声に着替えてホールへ。少し暗いホールにドレスアップして集まってきた女性陣はみんな綺麗だった。ダンスとカラオケに一汗かいた後は温泉に、そして食事はバイキングの“食べ放題”。全員で「カンパ~イ」、たくさん飲んで、食べて、しゃべって…。「みんな、元取ったか~」の声に腰を上げた。満腹満腹、ごちそうさまでした!

部屋で一休みしていると、「行くで~」の声。そしてまた、ダンスとカラオケを10時まで。ゆっくりしている間もなく、こんどは全員がひと部屋に集まっての飲んで騒いでの懇親会が2時間。
これでやっと一日目の全日程が終了。ゆっくり温泉に浸かり疲れた体を休めた。

二日目も帰りのバスが出発する10分前まで、ダンスにカラオケにピンポン(すべて無料)と遊びまくった。誰かが「俺たちみたいなお客さんばかりだとこのホテルは潰れるで」と。

帰りのバスの中でも吉本顔負け、腹が痛くなるほどのお喋りと笑が続いたが、さすが京都駅に到着する頃にはみんなの言葉は少なくなっていた。
「さようなら、みんな元気で。また会おう」の声で別れ、それぞれ帰路についた。おれはみんなに見られないようにそっと目の下を手で拭いた。

翌日、女性のT先生にメールした。「いろいろお世話になり、ありがとうございました」と。ただ、「先生との最後のダンスは一生忘れません」といいたかったのだが、それだけは活字にしなかった。