風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

マイクを横に置いて…

2013-02-04 | 日常
久しぶりに〝昼・千円ぽっきり歌い放題〟のスナックに行ったらママさん(パート)がこぼしていた。「ほんとにここのところ暇なの」と。この日も開店から一時間くらいは私の他には女性客が一人だけ。これでは「私のパート代にもならない」と思ったのか、途中、携帯で何人かの友達に「来てよ」と電話していた。
このママさんの時給は聞かなかったが、他の店では「昼も夜も800円よ」ということだった。昼の5時間で最低でも4人以上の客が来てくれなかったら、パート代も出ない勘定になる。
ママさん、「特に夜のサラリーマン客がすごく減ったの。以前なら、居酒屋で一杯飲んだ後に来てくれたのに、そのまま帰ってしまうらしくて…」と嘆く。

この程、新生銀行が発表した12年度の「サラリーマンのお小遣い調査」によると、「平均小遣いは月39,600円で前年比3,100円アップで5年ぶりに増加、昼食代も20円の微増で510円」になったそうが、全体としては、「無理な出費はせず、使わずに我慢する傾向が引き続き増加」と分析している。
特に、「1回の飲み代は前年比680円減の2,860円で、2009年に5,170円だったのがわずか3年余りで2,310円も下がり、1996年から調査を始めて以来最低額」になったという。

「サラリーマンの給料も下がり、リストラも横行してるやろ。若者は正社員になれへんし、わしらの年金も減るばかり。これがお客さんの減っている根本原因やで」というと、ママさんが「これに追い打ちをかけるような消費税の増税されたら、もう首をくくらなあかんわ!」と。
政治話しは厳禁?のこの世界らしいが、この日はマイクを横に置いて大いに政治論議で盛り上がった。