風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

食材誤(偽)表示

2013-11-10 | 社会
阪神・阪急関連のホテルやレストランで発覚した食材誤表示(偽装?)の広がりは留まるところを知らないくらいです。
連日、それらの会社幹部が頭を下げて謝罪会見する様子が報道されていて、見ている我々も「またか。ここのホテルもか」と、特に驚かないくらいになっています。

「誤表示」の内容は会社によって若干の違いはあるものの、共通しているのは、「ステーキ」に「加工肉」を使うなど、表示品よりはるかに値段の安い食材に置き換えていたいたというものです。
何でそんなことがと思うのですが、謝罪会見での言い訳を聞いていると、ほとんどが「連絡・管理体制が不十分で…」といっている。しかし、私は、問題は「管理体制」の不十分だけだったのかといいたいのです。

昨今の、景気後退や勤労者所得の年々低下している現状が、ホテル利用者の減少や外食を控えるということで、これらの産業の厳しい経営がつづいているのです。
各ホテルやレストランの責任者には、本社からの厳しい営業利益の追求があり、これが背景になって、「偽装」までして利益を優先させるという事態を招いたのではないだろうか。
親会社には、謝罪するばかりでなく、大企業としての社会的責任を改めて顧みる機会にしてほしいと思うのです。

ところで、この「偽装表示」の顛末はどうなるのでしょうか?
返金や社会的な寄付を行うとしているところもありますが、私が気になるのは、対象商品の質や価格を今後はどうするのかということです。
本来より、安い食材を使っていたので、商品はそのままで今後、価格を下げるのか、それとも、食材を本物に戻して価格はそのまま据え置くのか。
庶民としては、そのことも大変気になるのですが…。

「若者たち」と「がんばろう」

2013-11-10 | 日常
昨日は、中学を出てから定年まで働いてきた職場の仲良しOB会が7年ぶりにありました。それぞれ病気も抱えながら30数人が集まりました。

「コンベヤー作業のあの辛さは忘れない…」「労働組合青年部の行動隊長だった俺は…」「組合の選挙に何回出ても落とされた…」など、みんなあの頃に戻っての懐かしい話が次から次に語られました。

その頃、青年だったみんなも今はすべて60代後半から70代に。
だが、歳はとったといっても、現在も多くの方が政治活動や労働組合活動、地域や趣味サークルでの世話役など、元気に頑張っておられる姿に、こちらも励まされました。

まだまだ話し足りないなようでしたが、3時間の宴会は一応終了ということになり、最後にみんなで歌を歌おうということになりました。当時、青年部で歌唱指導していた一人が、懐かしい「若者たち」と労働歌の「がんばろう」の歌詞を作ってきてくれました。

あの頃は、歌詞など見なくても歌えていたのですが、やっぱり少し忘れているところもありました。
久々に腕を組んで「がんばろう」を歌うと、当時の苦しかったこと楽しかったことが昨日のように蘇ってきて、胸にぐーと来るものがありました。
もちろん最後は、左手を腰に、右手の拳を上に突き上げて「オーッ」と気勢をあげました。