風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

ダンス年齢

2013-11-29 | 趣味
私の所属する社交ダンスサークルの先生に肺がんが見つかったのです。
先生から、「(レッスンに)行ける間は行くつもりだが、いつ行けなくなるかもわからないので、後のことを考えておいて」と言われました。
医者は、あえて体に負担になるような手術や放射線治療はやめときましょうといい、先生もそれに従うとおっしゃている。

先生は元教師で、私が小学3年生の時に担任ではなかったが、少しの期間お世話になった。その先生と再び巡り逢ったのは6年前に、私が社交ダンスを始めて数カ月の時でした。先生は覚えておられなかったようですが、私ははっきりと名前と顔を覚えていました。実に50年ぶりで、その時、先生はすでに79歳でした。

50代に胃がんを患い、胃の3分の2を切除されたというが、とてもその歳には思えない元気さだった。
2時間のレッスンの間、ほとんどじっとされていることがないくらい、熱心におしえてくださった。
みんなが、「先生のその元気さの源は何ですか」と聞くと「ダンスを続けていること」といわれる。「生徒の我々の方が先にくたばるわ」とみんなで言い合っているくらいだった。

メンバーの中で、長い人は10年、短い人で5年くらい先生にレッスンをしてきてもらった。先生は、プロの資格は持っておられないが、ダンスは大学生の時からやっておられて、70年近いダンスキャリア。
週一回、先生はバスと電車を乗り継いで遠方から来てくださっていて、しかも、心苦しいくらいの謝礼しかお渡ししていない。本当に感謝です。

まだ暫くは来ていただけると思うのだが、とりあえず、一区切りという意味で「先生に感謝する会」を持つことにした。
病状については、当初は皆には言わないでおきましょうと言っていたのだが、何で急に「感謝会?」という声が出るのはわかっているので、会長をしている私から先生にお願いをして病気のことを話をしてもらうことにしました。先生も「その方がいいかな」と理解してくださった。
現在、病気の自覚症状はなく元気なので、まだ暫くは、あのいぶし銀のようなステップを見せていただくことになるのはうれしいことです。

自分が先生の年齢までダンスが出来るとしたら、あと20年もできることになる。
節制しない日々を過ごしている自分には、とてもそんな自信はないが、もう少しはダンスを楽しみたいと思っている。

失態はなかったのか?

2013-11-29 | 社会
千葉県市川市での女性刺殺事件は昨日、元交際相手の男(23)が逮捕されました。
事件発生は27日午後4時頃で、逮捕が翌28日の午前9時頃だったことで、マスコミは一斉に「スピード逮捕」と、この事件での警察(県警市川署と警視庁)の対応を是とする報道しをしています。

私は、このようなことにはまったくの素人なので、この間の警察の対応(捜査)を詳しく検証することはできませんが、素人なりに考え、疑問というか「失態」があったのではと考えています。

この時、犯人は、事件現場(市川市のJR総武線本八幡駅前)から幾つもの交通機関を乗り継いで東京都港区の竹島桟橋に向かい、八丈島行の舟に乗るまで捜査網をかいくぐっていたのです。
事件が発生して容疑者が逃走したら、真っ先に、各交通機関(電車・バス・飛行機・舟・タクシーなど)の乗降口に捜査員を配置して、容疑者を発見し、逃走を食い止めるのは常識中の常識のはずです。
ところが今回は、それらのチェックポイントで容疑者を発見できず、易々と八丈島まで逃亡を許してしまっていたのです。これはやはり失態でしょう。

昨夜、逮捕後の警察の記者会見の様子が放映されていましたが、果たして記者からこの点についての疑問が提起されなかったのか、たいへん気になるところです。
昨今、警察(官)の不祥事が後をたたず、また、事件での(容疑者)検挙率の低下が問題になっていると聞きます。
今回の事件で、早く犯人の逮捕に至ったことは良かったですが、これよって、今回の事件での警察の対応に問題なしということにはならないのではないでしょうか。
専門家のきちっとした検証があってしかるべきだと思います。