風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

友 二人と

2016-02-15 | 日常

定時制高校時代の友人Mさんが指導している絵画サークルの展示会が行われ、本人も来るというので行ってきた。
生徒さんの作品とともに本人の作品も数点展示してあった。

Mさんは若いころからデザインの仕事をやっていたが、55歳で会社を辞めて、自ら絵を描くとともに教えることに生きがいを見つけ、それで生計も立ててきた。
今では、8つの絵画サークルで教えていて、生徒の総計は70~80人になるという。
老いてますます盛んという感じだった。

この日は、同じ時代のもう一人の友人 I さんも来ていた。
I さんは、昨年末に奥さんを病気で亡くしていた。
姉さん女房で、羨ましいくらい仲の良かった夫婦だった。
相当落ち込んでいるかと思っていたが、気丈にふるまっているのか、見た感じはそれほどでもなかったのでほっとした。

三人でお茶を飲みながら定時制高校時代のことを懐かしく話した。
三人のこれまで辿ってきた人生は違うし、これからも違うだろう。
それぞれが歳を自覚して、けして無理をしないでおこう、近いうちに酒をの席を持とうとということを約束して別れた。
みんな人生の終わりに向かって歩んでいることをしみじみ感じた。
※Mさんとは真屋好孝(まやよしたか)さんです。作品の一部はここから。