風・感じるままに

身の回りの出来事と生いたちを綴っています。

九州場所の残したもの

2011-11-28 | 社会

今年いろいろあった大相撲、全勝優勝はならなかったが白鵬の独走で九州場所を終えた。
今場所も「満員御礼」は14日目と千秋楽の2日間だけで、6場所連続で「不入り場所」になった。

「満員御礼」の出た2日間も、実際は13日目に白鵬の優勝が決まったこともあって、前売り券を買ったが観に行かなかった人が多くテレビに映る観客席には空白が目立った。
今場所の残した話題が稀勢の里の大関昇進くらいしかないというのも寂しいかぎりだ。

そうそう、もう一つ寂しいニュースがある。
白鵬の優勝が決まり、国技館の天井近くの周りに飾られている32枚の優勝額から日本人力士が消えることになったのだ。
優勝の額は東京場所ごとに2枚ずつ入れ替えがされるが、来年の初場所前に2006年初場所で優勝した栃東の額が外され、白鵬20枚、朝青龍9、日馬富士2枚、琴欧洲1枚とすべて外国人力士になる。

テレビのないガキの頃、ラジオから流れてくるアナウンサーんの実況の声に合わせて取り口を真似していたくらいの相撲好きだった。近所でも学校でも地面に丸く溝を掘り土俵つくり、15番対戦して番付けを競っていた。

大相撲はいつになったら暗いトンネルの先に明かりが見えるのか…。

法人税減税しないと企業は海外へ?

2011-11-20 | 社会
「法人税を下げないと企業がどんどん海外に出ていってしまう」「企業が利益を増やしたら、雇用と労働者の所得が増える」ということが、財界や一部経済学者・評論家らがテレビでよくいっている。ほんとうだろうか?

ここに経産省の一つの調査(海外事業活動基本調査09年度)がありますが、これによると「09年度に海外現地法人に新たに投資または追加投資(事業所を建設や設備の増設のこと)を行った」理由として
・「現地の製品需要が旺盛、または今後需要の増加が見込める」(68.1%)
・「良質で安価な労働力が確保できる」(26.2%)
・「納入先を含む、他の日系企業の進出実績がある」(25.6%)
・「税制、融資等の優遇処置がある」(10.6%)
(以下省略)
という順位になっている。

要するに、企業の海外進出の主な理由が、「税制の優遇」(法人税の高い低い)ではないことがわかります。
昨今、「不景気」といわれる状況下でも大企業は「内部留保」というもうけのため込みを増やしつづける一方で、賃金などの労働条件の切り下げとリストラで正社員を減らし、低賃金・無権利な労働条件で働く派遣や請負などの非正規労働者切り替えている。

こんな雇用破壊を放置しておいて法人税減税をしても、はたらく人らの消費・購買力を減退しつづけ、結局、企業活動も後退し利益が上がらないという悪循環に陥るだけではないだろうか。

粟津の旅

2011-11-18 | 趣味
                           粟津温泉街の朝

社交ダンスの仲間ら10人余りで北陸・福井の粟津温泉へ一泊旅行に行ってきた。
いま流行の湯○リゾートグループが企画している、大阪・京都からなら一泊二食付で“福沢諭吉札1枚”で足りるあの安いやつです。

北陸には他に山中・山代・片山津・和倉などたくさんの温泉があるが、ここ粟津を選んだのは、ここの○○グランドホテルにダンスホールがあるから。
紅葉にはまだ早いが、そんなことはおかまいなし。

われわれの旅の主目的は、飲んで食べておしゃべりして、ダンスしてカラオケして卓球して、そして温泉に浸かって…だから。
ここのホテル、昼(9時~17時)はダンスホールもカラオケもみんなタダ。この値段だから食事は豪勢なものはないが、バイキング方式なので食べ放題。いやしいようだが、われわれ貧乏人?にはもってこいなのだ。

数年前から毎年1~2回くらいは行っているので、みんなホテル内でお金をあまり使わずに遊ぶコツを知っている。
到着するなり、ダンス組、カラオケ組、卓球組とそれぞれが好きなように。欲張りな人はこの3つをはしごする。

それぞれ一汗流した後はゆっくりとお風呂へ。浴衣に着替えて(女性は塗りなおして)楽しい食事。飲みすぎるとこの後のイベント、夜のダンスに差し支えるのでアルコールは顔がほんのり赤くなるほどに。

部屋に帰り、少し休憩をしてパーティー用の衣装に着替えて7時にダンスホールに集合。
ダンス音楽が流れるホール。ほの暗いまわりのテーブル席と少し明るくなった中央、天井にはミラーボールがキラキラと回る。


Y子先生と踊る小生(09年)※先生、後ろ姿でごめんなさい。

ドレスに着飾った女性たちがいっそう映える。(男性陣はそれほどでもなかった?)さっきまでげらげらと笑っていた女性とは思えないほど。
われわれ以外にも何人かのお客さんがいたが、女性陣の衣装と人数ではわれわれが圧倒?
途中、わが陣営の女性の何人かが他のグループの男性に奪われそうになって少し心配したが、無事戻ってきてくれてほっとした。

ダンスは10時前に切り上げ、お風呂に。その後は、一つの部屋に全員が集まり懇親会。尽きない話のおつまみで夜が更けるまで笑い転げる。明日のスケジュールもあるので今夜はこれで「お休みなさい」。

翌日も帰りの出発時間の14時30分まで、料金無料の遊びに呆けた。
さすがのタフマンも帰りのバスではおとなしくお休みだと思ったが、なんのなんの、「吉本」の芸人さん顔負けのおしゃべりとパフォーマンスに、声を押し殺して笑い転げる京都までの3時間。

少しは聞こえていたはずの運転手、ハンドルから手を放さず安全運転してくださりありがとうございました。

それぞれの事情

2011-11-05 | 日常
カラオケに通っていたスナックのパートママMさんが辞められた。
事情は体の具合や本ママさんとの関係など、いろいろあったようだ。

先週、そのMさんから「これは内緒にしといてや。今度、週に一日だけ他の店に行くことになったの。そちらの方にもまた来てね」と言われた。そして昨日、「今日から新しい店に行くの。今日のご都合はどう?」の電話が。
新しい店へのお土産代わり?に、前の店の馴染み客を誘う「作戦」かどうかはわからないが…。

駅前の「スナック激戦区」、シャッターの閉まったままの店舗も目につく。少し見ないうちに「閉店」「開店」と目まぐるしい。どこの店も生存競争に四苦八苦している様子だ。
ママさん嘆く。「以前は、居酒屋で一杯飲んだ後はスナックへという人が多かったが、今はなかなか来てくれないの」と。

年々下がり続ける給料、リストラ、非正規労働者の増大…。
働く人たちの厳しい労働・生活環境の改善がない限り、「スナックの危機」は今後も避けられそうもない。

さて、本ママさんとは幼なじみだし、Mさんの新しい店にも…。それぞれに行ってあげたいが、そんなことすると、店がつぶれる前に今度はこっちが「財政危機」に陥り破産しかねない。
回数は今までどおりで“半分ずつ”というケチ臭い打開策しか見当たらない。とほほ…

「親父」と「息子」?

2011-11-03 | 趣味
                     

一年ほど前にここで作曲家:弦 哲也の「親父」という曲を紹介しましたが、今回、詩だけが違う?と思われる曲を見つけましたので紹介します。

「親父」という曲は弦 哲也がリサイタルの時にだけ歌っているそうで、録音がされていない?のでCDで発売されていません。もちろんカラオケにもありません。
現在、「親父」が聴くことができるのはここだけです。(前半は「与作」で後半に「親父」が入っています)

もう一方の曲は「親父のワルツ」という曲です。弦 哲也も歌っているのかもしれませんが、ここで歌っているのは新 二郎という歌手です。

二つの曲がどういう関係になるのか?私にもわかりません。それぞれの曲の詩の内容は、ここで説明するより聴いてみてください。