山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

紅梅の季節に耕す

2008-04-06 | 山里
金曜日、恵那の坂折に行くと、直さんが自宅の前の紅梅の下で
耕運機をうごかしていた。
直さんはかっこいい。

坂折棚田には紅梅はあまり見られなくて
直さんの紅梅は棚田の紅一点のようによく目立つ。
3月21日のなごみの家の小屋作りのとき咲き始めたものだが、
「少し終わりかけになってきた」と直さんが言っていた。

花を植えようと思って、とのこと。道沿いなので人の目を楽しませようということか。
土地はたくさんあるけど、こんな小さな地面も耕してつかおうという心意気がいい。
立ち話をしていたら少し遅れて奥さんのゆきこさんが出てきて、一緒に草をとっていた。

春になって虫がいっぱい動き出すように
人間もどこでもかしこでも畑を耕している。
いい季節。


ところで飯地のおひなまつりのお菓子は、
子ども会ではなく自治会が配ったとのこと。
昔は子どもが集めに回ったが、今は子どもに配って歩いている、
と今日ツゲさんが苦笑いして言っていた。


家の周りでもところどころで田んぼに水を入れ始めたところがあり
昨日カエルを聞いた。
今年もまた有音の季節。

桜のお花見には少し早く

2008-04-06 | 山里
昨年の4月8日ごろ、恵那市の北部の小さな里をあちこち歩いた。
ちょうど桜が7分咲きぐらいで、お花見も兼ねていた。
カタクリやスミレやいろいろな春の野草もながめ
たどり着いた笠置の水仙が咲き乱れているところで
不動滝のお弁当を食べた。

その後、その奥にかわいい里を見つけた。
数軒の家と、低い石積みで段々になった畑。
石で築かれた山からの水を引く水路。その横の雑木林。
花好きのおばあさんがいるらしく、家の周りはきれいな花で取り囲まれていた。

今日は坂折に行き、飯地に行き、その後、帰りがてら、
不動滝でお弁当を買って、笠置のその里に寄った。
桜が咲く休日なのでそんなのどかな去年のお花見のことを
思い出さないわけにはいかず。
ニオイタチツボスミレが咲いていた。