山里ひぐらしの小径

木曽路の入り口、岐阜県中津川市から
人と自然とのかかわりをテーマに、山里、植物、離島など。

山里食堂 ヒメジョオンのヒゲ

2008-04-08 | 植物利用
本日の野草料理は3点。
・ハコベ(じゃがいも炒めと一緒に)
・スギナ(異国風)
・ヒメジョオン(純和風)
でありました。
アンドー君と一緒に草を採りにいきまして
彼がハコベって土臭い、というので、そうかしら、などと言っていたら
やはり土臭く、かなり癖のあるものでした。
しかし食べられました。

スギナは事務所の庭で採取。まあまあです。スギナはこってりしていて、ビールに合う感じです。

そして、ヒメジョオン。毛が多くて、生の状態ではもさもさしています。
おひたしにすると、癖がなく、いい感じです。
しかしやはりややもさもさしていました。アンドー君は気にならないと言っていました。
でもって、写真に撮って見てびっくり!
すごい毛です。ゆでてもこんなに毛が元気とは! 不思議です。

ただしこのヒメジョオン、オオアレチノギクかもしれません。ロゼットの形がやや中間的なのです。
ただこの毛むくじゃらの感じと直感で、ヒメジョオンということにします。

オーガニックカフェ「東西南北」京都東山

2008-04-08 | 山里
旧来の友人、京都のさくらいさんが、オーガニックカフェをオープンさせるので
オープニングの会があった。
ので京都に行ってきた。
この日の京都は桜が満開の満開のこれ以上ない100%満開で
ものすごい人でした。

南禅寺よりバス停2つぐらい北の「錦林車庫」前で降りて、1~2分北に向かって歩くと左側にお店がある。
看板がステキ。この看板は民俗学者で日本の基層文化の映像を取り続けている姫田先生が書かれた文字を彫ったもの。力と魂がある字で、ひきつけられます。

お店には沖縄の紅型がいくつも飾られていたり、その小物や自然を生かした作品など展示販売。食事に使う器もこだわっています。
ここでは食べ物を出すだけではなく、「手仕事」にこだわりその展示もしていくということ。

さくらいさんは、不登校の子ども達の居場所を作り、その子とその親と向き合う仕事をしながら、民俗学のフィールドワークをし続けている。主フィールドはずっと沖縄だったが、最近北海道のアイヌも加わっているようである。
フィールドワークでは籠あみや染色などの手仕事の人にも会い続けている。
あくまでもホンモノ追求で、その姿勢を絶対崩さない。
滋賀県の琵琶湖の近く「椋川」に古民家を借りて田んぼをやって(もちろん無農薬で)そのお米でお酒を造っている。

そういえば3年ぐらい前、カフェをやる話があるんだといって、当時まだ別の人のお店だったこの店に一緒に行った。
その後私はその話はすっかり忘れていたのだけど、着々と夢を捨てずに進んでいたらしい。

環境や人の生きる力にかかわった活動をしている人は、多くの人が食にいきつくようだ。やはり本能の部分がゆさぶられるのだろうか。

カフェで姫田さんのビデオを見たりして、その姿に考えさせられた。


せっかくオープニングパーティーやってるのに
道行く人などへのPRムードは皆無で
もっとちゃんと宣伝したらっ?と言ったら
「あんまり目立ちたくないから」などど、ウソばっかり。
いい雰囲気のお店で、多くの人に訪れてほしいと思う。