熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

女流名人戦

2009-01-24 05:44:42 | 文章
1月24日(土)、天気、晴。

本日は、昨日に引き続いて「源兵衛清安」の彫りです。
10時、コーヒ豆が残り少ないので、郡山のコーヒー店に買いに出かけました。

午後は、隣町の和束町、Mさんのお宅へ碁盤を拝見に出かけました。
第一印象はデカイ。盤面を測って見ると、466x434ミリ、厚み7寸余りの柾目。碁盤として使いやすいのは6寸ぐらいですから、かなり厚いです。

碁盤を拝見した目的は、某タイトル戦に使う盤かどうかの見定めです。
15年位前に購入し、その時はウン百万円だったとのことですが、小生にとって値段はあまり関係はありません。

「とびっきりではありませんが、柾目のいいカヤ盤です」と、率直に申し上げましたところ、Mさんも「バブルの頃に買ったものだから、値段ほどのものでもないと思っています」とのことでした。
碁盤の大きさは、1尺5寸X1尺4寸が定寸ですから、ミリに直すと、460X430ミリ程度が良いのでしょう。
拝見した盤は、これに比べて少し大きく作ってあります。
おそらくは、乾燥がまだ不十分だと判断して、やや大きめの仮仕上げにしたのでしょう。
木味そのものはカヤ盤ですが、匂いはほとんどありません。
盤師に聞くと、カヤにも匂いがきつい材と、そうでないカヤがあり、、匂いの強くないカヤのなかには、5年も経てば匂わなくなるものもあるようです。

普段使いしているとのことですが、幸いでかく仮仕立ての盤ですから、全面を削りなおすと、新品同様のいい盤が出来るように思いました。

夜、Sさんから「明日の富山での女流名人戦に、所蔵する盤と駒が使われることになりました」との連絡を頂きました。
「それは良かった。ところで、今はどこにいるの」と聞くと、宇奈月温泉のホテルからだそうです。
「盤は最近買い揃えて、駒は熊沢さんの源兵衛清安。いろいろ6組持参した中から対局者の二人の意見が一致して決まりました」とか。
当方も、めでたしめでたし。先の王将戦に引き続いて嬉しいことです。

ソレニシテモ、北陸は昨日から天気は大荒れ。吹雪の中を能登から宇奈月まで、車を走らせ、大変だったそうです。帰りにも気をつけてくださいョ。

明日の戦い、どのような展開になりますか。







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駒の写真集

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