1月14日(水)、晴れのち曇一時雨。
8時頃の気温は氷点下1度。夜来の雪は止んでいましたが、強い冷え込みでした。
皆様の所は、どうでしたか。
今日の会報は9号。6月1日の発行です。
前号の発行日が3月1日で、間隔が3ヶ月に広がっていますネ。この頃から段々ネタ切れ気味で、何を書こうかと悩んだり、2ヶ月毎に発行するのが、大変シンドかったという記憶があります。
今号では、東大阪市の米田嘉重さんが2ページにわたって「字母紙の貼り方」について研究発表してくれました。このように、投稿原稿があると大変助かりました。
しかし、残りのページを埋めるのは大変でした。
一刻も早く皆に届けなければと、気はあせるし、時には学校の試験勉強でもやったことが無い徹夜で原稿作りもしました。
印刷は、会社の業務で取引のある東洋紙業さんの子会社に依頼しました。
会報の発送以下の雑用は、封筒の宛名書き、封入、切手貼りを含め自分でやりました。ですから、会員の名前(姓名)と住所の町名あたりまでは、大体憶えることができました。
余談ですが、「紙」の作業は、得意でした。
19歳上の兄の仕事が「紙」で、子供の頃、良く手伝いました。ですから、紙を数えるとか、折るとか「紙」の取り扱いは、実はプロ並みです。
例えば、紙を数える方法です。
新聞紙ほどの大きさの紙が10000枚ほどあるとします。
普通の厚みなら、大体1メートルの高さ。基本作業は、先ずこれを100枚ずつに正確に分けることです。
先ず左手の肘とか腕で、紙の山がずれないように軽く押さえながら、右手の親指と人差し指で紙束の端を一つまみして、これを捻じりながら起こします。
そうすると、紙の1枚1枚の端が等間隔になって立ち上がります。
これを5枚ずつをブロックにして、左手の親指の腹で軽く押さえるようにして、残った指で区切りながら、これを20回繰り返せば100枚です。
5枚ずつ数える速さは、1秒間に2回から3回。5枚は数えるのではなく、指先の感覚。100枚で20秒。10000枚なら30分あれば良いわけです。
ところで、紙のプロの凄さはその指の感覚なのです。
数を数えなくても、数が指で分かるのです。
将棋でプロは、「読む凄さ」もありますが、「読まない凄さ」もそなえていますね。
同じ厚みの紙を、500枚くらい読み進むと、右手の親指と人差し指で、ぱっと、一摘みすると、100枚きっちり摘めるようになります。
これは、子供の頃に経験しています。
人間の指の感覚は、凄いのです。
寿司屋が、一摘みするす飯の米粒、これも調子が乗ると、数がきっちり揃うという話を聞いたことがありますが、同じことなのですね。
と言うことで、本日はこれまで。
8時頃の気温は氷点下1度。夜来の雪は止んでいましたが、強い冷え込みでした。
皆様の所は、どうでしたか。
今日の会報は9号。6月1日の発行です。
前号の発行日が3月1日で、間隔が3ヶ月に広がっていますネ。この頃から段々ネタ切れ気味で、何を書こうかと悩んだり、2ヶ月毎に発行するのが、大変シンドかったという記憶があります。
今号では、東大阪市の米田嘉重さんが2ページにわたって「字母紙の貼り方」について研究発表してくれました。このように、投稿原稿があると大変助かりました。
しかし、残りのページを埋めるのは大変でした。
一刻も早く皆に届けなければと、気はあせるし、時には学校の試験勉強でもやったことが無い徹夜で原稿作りもしました。
印刷は、会社の業務で取引のある東洋紙業さんの子会社に依頼しました。
会報の発送以下の雑用は、封筒の宛名書き、封入、切手貼りを含め自分でやりました。ですから、会員の名前(姓名)と住所の町名あたりまでは、大体憶えることができました。
余談ですが、「紙」の作業は、得意でした。
19歳上の兄の仕事が「紙」で、子供の頃、良く手伝いました。ですから、紙を数えるとか、折るとか「紙」の取り扱いは、実はプロ並みです。
例えば、紙を数える方法です。
新聞紙ほどの大きさの紙が10000枚ほどあるとします。
普通の厚みなら、大体1メートルの高さ。基本作業は、先ずこれを100枚ずつに正確に分けることです。
先ず左手の肘とか腕で、紙の山がずれないように軽く押さえながら、右手の親指と人差し指で紙束の端を一つまみして、これを捻じりながら起こします。
そうすると、紙の1枚1枚の端が等間隔になって立ち上がります。
これを5枚ずつをブロックにして、左手の親指の腹で軽く押さえるようにして、残った指で区切りながら、これを20回繰り返せば100枚です。
5枚ずつ数える速さは、1秒間に2回から3回。5枚は数えるのではなく、指先の感覚。100枚で20秒。10000枚なら30分あれば良いわけです。
ところで、紙のプロの凄さはその指の感覚なのです。
数を数えなくても、数が指で分かるのです。
将棋でプロは、「読む凄さ」もありますが、「読まない凄さ」もそなえていますね。
同じ厚みの紙を、500枚くらい読み進むと、右手の親指と人差し指で、ぱっと、一摘みすると、100枚きっちり摘めるようになります。
これは、子供の頃に経験しています。
人間の指の感覚は、凄いのです。
寿司屋が、一摘みするす飯の米粒、これも調子が乗ると、数がきっちり揃うという話を聞いたことがありますが、同じことなのですね。
と言うことで、本日はこれまで。
1月13日(火)、曇一時雨。
写真は、新作の「無双」です。
材は御蔵島ツゲの杢。山川さんという木地師から11年前に駒形で仕入れてストックしていたものを駒に仕立てました。
午後、荒川君から電話がありました。昨日、少し触れた中学2年生です。
「日本の伝統文化を勉強する」ことが、生徒全員に課せられての京都訪問なのだそうだ。
どんな中学2年生か。声の主の人物像を想像しながら話を聞きました。
遠慮がちな会話の中から、とに角将棋が好きで、近代将棋を通じて小生のことはある程度知っているとのことが分かりました。
生徒のそれぞれが自分なりの目的を決めて京都に来る。荒川君は「駒と駒づくり」。他の生徒にも声をかけているが、今のところ、一人だとのこと。
「それでもいいですよ。朝8時30分頃京都を発てば、工房には10時ころですね」。
そんな会話をしながら、カレンダーの3月4日に「荒川君」と記入しました。
写真は、新作の「無双」です。
材は御蔵島ツゲの杢。山川さんという木地師から11年前に駒形で仕入れてストックしていたものを駒に仕立てました。
午後、荒川君から電話がありました。昨日、少し触れた中学2年生です。
「日本の伝統文化を勉強する」ことが、生徒全員に課せられての京都訪問なのだそうだ。
どんな中学2年生か。声の主の人物像を想像しながら話を聞きました。
遠慮がちな会話の中から、とに角将棋が好きで、近代将棋を通じて小生のことはある程度知っているとのことが分かりました。
生徒のそれぞれが自分なりの目的を決めて京都に来る。荒川君は「駒と駒づくり」。他の生徒にも声をかけているが、今のところ、一人だとのこと。
「それでもいいですよ。朝8時30分頃京都を発てば、工房には10時ころですね」。
そんな会話をしながら、カレンダーの3月4日に「荒川君」と記入しました。
駒の写真集
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