熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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12号

2009-01-26 21:34:56 | 文章
1月26日(月)、晴れのち曇。

毎日寒い日が続きますね。
今日は「源兵衛清安」の彫りが終わり、目止めまで進めて、残った時間は「錦旗」の盛り上げに充てました。

今日は会報12号。昭和53年12月10日の発行ですが、会員に届いたのは、12月25日ごろでしょう。
冒頭に、小生の「雑感」。
会を発足させて2年、会報の発行も段々インターバルが長くなりかけた頃だったと思います。その頃の心境を述べているわけですが、会の運営と仕事の両立のこと、
自分の駒づくりがほとんど出来なくなったこと、会報が遅れ遅れになって皆に申し訳ないという思い、中途半端では会員諸氏に満足してもらえないという思いなどです。

助かったのは、毎号多くの投稿を頂いたことです。
今号でも、川崎市の秋葉健次さん、三鷹市の渡辺汀さん、松山市の永井兼幸さんと川内史郎さん、神戸市の後藤靖男さん、兵庫県の埼玉県の豊中哲仁さんの投稿があり、それに毎回表紙のデザインを書いてくれる川中實さん。本当に助かりました。
なお、川中實さんは、小学校の同級生で「名駒大鑑」の写真をお願いしたカメラマンの川中啓一君のお兄さんです。

最後のページには、頒布品のリストがあって、
木地は、シャムつげが1組5千円。御蔵つげと薩摩つげの普通品がともに1万円。柾目そろいが2万円。

そのほかには版木刀、彫り台、うるし、樟脳油、目止め剤、漉し紙、ペーパーセット、駒箱、駒袋など。
木地に付ける字母紙は「淇洲・古田・無双・清定」の4種類だけでした。
「菱湖・水無瀬」などが加えられるのは、まだ1年くらい先です。

この頃でしたか。「(えい)」と言う雑誌にも、駒の連載を始めました。
水無瀬駒特集号に続いて、駒の記事とともに、表紙(駒の写真)も小生の方で担当するようになりました。
丁度、この雑誌を大阪の京橋にある印刷会社が担当していて、発行のたびに色あわせなどのため、ここに通った思い出があります。

今日はこれまでです。

おっと、写真上の人物は、若かりしころの小生です。


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駒の写真集

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