- 【北京時事】日本経団連の米倉弘昌会長は13日、北京で記者会見し、政府が同日決めた東京電力福島第1原発事故の賠償支払いの枠組みについて「原発はそもそも国策に沿って民間事業者が協力する形で進められてきた。どうして政府の責任をたださずに東電だけの責任になるのか」と批判した。
原発推進を国が主導して行なったのはそのとおりかもしれませんが、だからといって今回の福島原発の第一の責任が東京電力にあることは疑いのない事実でしょう。
それに東電の誤った現状認識と判断がその後の放射能漏れ事故につながったことも間違いないのではないでしょうか。
たとえな悪いかもしれませんが、マズい料理を出されて怒った客に対して「俺のような料理人を雇った経営者が悪い」と居直っているように受け取れて、この経団連会長の発言はとても不快です。
だれも「政府に責任はない」なんて言ってないでしょう?
「東電が一番の責任があるのだから、まずは自分たちでできるだけの補償をしなさい」と言っているだけだと思うのですが、違いますか?