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ソニー(厳密にはその子会社)の人気ゲーム機「プレイステーション」のネットワークサービスが何者かの不正侵入を受けて7,700万人分の個人情報が流出した可能性があるという件は大きな問題になりつつあります。というか、もう十分大問題になっています。
我が家でも長男と長女がそれぞれプレステ3を持っているので、場合によっては個人情報が漏れてしまっているかもしれません。
大きなネットワークですから狙われる確率も高いのです。(この手の犯人は、いわゆる愉快犯であることが多いですから、影響が大きいところを狙いやすいのです)
個人情報といえば、以前にこんなことがありました。
街のレンタルビデオ屋さんですが、会員カード更新のときに身分証明書がなかったために、新しい申込書に再記入する必要ができました。
私は登録されているのが実家の山梨か、赴任先の東京かを店員に確認しようとしたのですが、その店員は個人情報保護をタテに教えてくれませんでした。
本人の私が、私自身の情報を教えてくれと言っているのに!
この場合、店員は「顧客の求めに応じて登録されている個人情報を開示しなければならない」という個人情報保護法に違反していることになります。少なくても、開示請求があったのですからその手続きについて説明する必要がありました。(実は開示請求手続きはけっこう煩雑で、簡単に口頭で回答すべき問題ではありませんが)
個人情報保護法は、事業主の情報保護に関する義務とともに、顧客との対応についても規定しています。漏洩による被害等についてはけっこう厳しい罰則規定も決められています。
レンタルビデオ屋さんの店員ももう少し勉強して欲しかったですね。
※ 写真は家に咲いたスズランです。(いろいろな花が咲き始めました)