昨日、あの大雪の中でセンター試験1日目が行われました。受験生の方、本当にお疲れ様です。
さて1日目の最後の取りを飾ったのは、英語の試験。今回初めてリスニングテストが実施されましたが、各受験会場ではトラブルが多発したそうです。
中でも多かったのがICプレーヤー機器そのものによるもの。再生中に雑音が入り、問題が聞き取れなかったそうです。
その問題となったICプレーヤーとは、今回の試験のために特注で生産されたもの。再生や音量調節はできても、一時停止、早送り、巻き戻しはできません。
聴き取れなかった問題に対しては再試験が認められたということですが、受験生の立場からするとどうなのでしょう。再試験で費やされた時間を今日実施される科目の勉強に充てたかっただろうし、精神的にもかなり苦痛だったことでしょう。英検やTOEIC(R)と違い、センター試験は受験生の4月からの進路を大きく変えるものですからね。
来年のリスニングテストはどのような措置が取られるのでしょうか。
私が思い付いたのは次の4つ。
- ICプレーヤーを使用。
今回のテストと同じく、受験生が機器を操作する方法。特注の機器が必要なのと、故障時の対処方法が大きな課題。 - リスニング教室を使用。
1人1台の割合で特別なリスニング機器が設置された、英文科の学生にはなじみのある教室。試験管が機器を操作する。ヘッドホンを使うので外部の騒音対策はばっちり。ただし受験場所がかなり限定される。 - アナウンスを使用。
英検やTOEICなどで利用されている、最もポピュラーな方法。機器を操作する必要がないので、試験管も受験生も楽。ただし席によっては聞き取りにくいほか、隣の教室の音声が響いてくることがあるのが難点。 - カセットプレーヤーを使用。
こちらもよく利用される方法。試験管が操作するので、受験生側は操作不要。ただしアナウンス同様、場所によって聞き取りにくいことがある。
新聞によると1番目の措置が有力だとか。けれども今回のようなことが再発するのも問題ですし…。受験生側も電車など騒音の中で英文を聴くなど、それなりの対策を考えなければいけませんね。