図書館から借りた『ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)』(クリス・アンダーソン著)を読了。
数年前(今も?)に流行語となった「ロングテール」。本書ではその歴史から仕組み、影響、文化、これからについて書かれています。
私が幼い頃はインターネットなんてなくて、選択肢が少なかったです。スーパーやリアルの本屋さんやCD屋さんに行くことしかありませんでした。カタログ通販もあったけれど、Amazonや楽天に比べ物になりませんでした。
多チャンネル放送もなかったから、選べるTV番組も少なかったです。昔は視聴率が非常に高かった番組が多かったらしいけれど、それは見る番組に限りがあるからでしょうね。今では視聴率が取れないなんて声を聞くけれど、ネット時代に関わらず健闘していると思いますが。それと趣味が多様化しているのも原因でしょうね。昔はTVやラジオくらいしか自宅での楽しみがなかったでしょうから。
物やサービスが多様化したからって何もマイナスではないのですね。群を抜くヒット作は減るかもしれないけれど、ニッチな物が売れることで、経済にプラスに影響するとか。
本書は本当に読みだしたら引き込まれる感じがしました。あっという間に50~60ページくらい読めますし、「うんうん」と頷ける内容でもありましたし。文章もそれ程難しくありませんし、難しい言葉にはきちんと注が付いています。
ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice) 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2009-07 |