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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

働くということ

2014-08-21 21:31:15 | 本-その他

図書館から借りた『働くということ - グローバル化と労働の新しい意味 (中公新書)』を読了。
「働くということ」というタイトルの本は今回で3冊目ですが、それぞれ内容は違います。
原書は英語っぽい(著者がイギリス生まれなのでおそらく)のですが、本書は元から日本で書かれているような感じ。内容が日本について触れられている部分が多いこともそうですし、訳が上手と言うのも理由かもしれません。
賃金や能力の格差が広がっているのはしかたないでしょうね。生き抜くためには競争しなければならないし、そうしなければどんどん衰退してしまいますから。でも職に就けない貧困層ばかりも問題ですが…。
非正社員が増えるのも問題ですね。学業や育児の両立など敢えてパートやアルバイトの道を選んだ人もいるけれど、不況の影響で不本意にその道になってしまった人も多いです。
また、年功序列かそれとも能力主義かも問われています。本書を読むと、それぞれ一長一短があるようで。年功序列だと一生懸命働く人が不利になるとか、能力主義だと働き過ぎの問題が出てくるとか。
いろいろ考えさせれらる1冊でした。

働くということ - グローバル化と労働の新しい意味 (中公新書) 働くということ - グローバル化と労働の新しい意味 (中公新書)
価格:¥ 756(税込)
発売日:2005-04-25