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Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

続・Oxford第7版&COBUILD第5版

2006-03-02 15:00:00 | 本-辞書・英語学習書

先日2種類の英英辞典を買いましたが、その感想を書きたいと思います。

まずは『オックスフォード現代英英辞典 第7版 CD‐ROM付』。約5年ぶりの改訂です。
今回も日本の出版社(旺文社)から発売されているコンパクト版を買いました。たしかに洋書のペーパーバック版のほうが安いのですが、どうしてもあの大きさは好きになれません。
まずは外観。約6cmとちょっと厚めですが、かえってこの厚さの方が手に持ちやすいです。全ページがフルカラーになりました。ただしフルカラーといってもそれほど派手ではありません。文字の色は通常黒で、見出し語は青。基本語の右には赤い鍵の形のアイコンがついています。コラムの背景色は黄色または水色です。
最新語が約2千語追加。"blog(ブログ)"、"phishing(フィッシング)"も載っています。
第6版から採用しているコラムは充実しました。例えば"SYNONYMS(同意語・類語)"に関して第6版では例文しか載っていませんでしたが、第7版では解説も載せています。

次に『コウビルド英英辞典第5版』。4版のときもそうですが、約2年で改訂しました。
こちらは「第5版」というよりも「第4.5版」と言ったほうが近いかもしれません。最新語が加わっているものの、内容は第4版とほとんど変わりません。使われている例文はほとんど同じ。これは全くの予想外でしたが、「Z」の項は両方とも1,695ページで終わっています。普通は版を重ねるごとにボリュームアップしているものですが…。
付属のCD-ROMは5版よりも軽く、操作がしやすくなっています。5版のときは使い勝手がイマイチでとうとうアンインストールしてしまいました。特にWeb上の単語にマウスをあてるだけでその単語の語義が出てくる機能は便利。膨大な量の例文集も英作文等に活用できそうです。
フルセンテンスで分かりやすく語義が解説されているし、内容としては非常に気に入っています。ただ、必ずしも買い換える必要があったのかどうか。内容の大部分が重複するし、4版を持っている人はちょっとがっかりするかもしれません。せめて品詞別に語義を並べるとか、コンパクト版を出すとか多少の改良はしてほしかったです。もちろん初めてコウビルドを使う人にはおすすめです。

特徴を踏まえて、これら2種類の辞書は使い分けるといいと思います。
例えば語義を手早く調べたい、複数の同義語の比較をしたい場合は『オックスフォード現代英英辞典 第7版 CD‐ROM付』、語義をじっくり読みたい場合は『コウビルド英英辞典第5版』にするといいです。