所用で長野に行くことになった。
まぁ、女房のお手伝いである。
昔風に言うとアッシーかね。
でも、そのおかげで行ったことのない所に行けるのだから嬉しかった。
目的地は長野県佐久市の春日の杜という温泉だ。
自宅を出て、さっそくに高速に乗るが、佐久までは意外と早く着いた。
さて、どこに行くか。
寄り道である。
ゆきたんくはこれが好きなんだな。
女房のリクエストで決まった。
「鬼押し出し園へ行こうか?」
ゆきたんくも名前は聞いていたが、行ったことはない。
すぐに向かった。
あの浅間山の大噴火の時の様子が分かる施設だという。
鬼押し出し園から浅間山を望む。
園が近づくにつれ、たくさんのデコボコ岩が迎えてくれる。
園の中を歩いていると、作られた歩行路以外はこの岩たちがこちらを見ている。
浅間山の噴火時に、「火口に鬼がいて、この岩たちをどんどん投げだしていた。」ことから「鬼押し出し」の名前が付いたという。
昔の人たちの例えの表現は、非常に的を得たものだと思った。