広島と言えばお好み焼き。
と言っても、広島でお好み焼きを食べたことは1回しかない。
今回が2回目。
ビルの中にあるお好み焼き広場の「HOPE」さんに入った。
旨い。
やはり目の前で焼かれて出てくるのは旨い。
ツアーの一部なので時間制限がある。
シェアすれば沢山の種類が食べれる。
広島駅近くのヒロシマフルフォーカス6F、エレベーターを降りたら目の前に見える「HOPE」さん。
お勧めのお好み焼き3種が焼きあがったら、目の前でベンツマークに並べてくれた。
「チーズ奴」 豆腐にチーズがかかっているのではなくてチーズ(クリーム)そのもの。旨い!
これ以外にも散々飲み食いして一人頭3千円弱だ。
初めて行くこのような場所では、すでに客がカウンターに座っていると入りやすい。
そこが旨い店と思ってしまうきらいがある。
しかし、ゆきたんくの実家(クリーニング屋)で親父とお客様が話をしているのが蘇ってきた。
お客様が洗濯物を持ってご来店。
手続きを終えて、店を後にする。
まぁ、これは普通だね。
ところが、店の風景で覚えているのはご来店の後、しばらくの間店先で話をしてから帰るお客が多かったことだ。
その時に、親父もおふくろもお茶を出していた。
飲食店でもないのにだ。
そう、来客はお茶をしてから帰ることが多かった。
また、職人かたぎの親父は店外でたばこを喫っていることが多かった。
品物にヤニがつかないようにしていたんだね。
おふくろは店先でにこにこしながらお客と話をしている。
店の中にお客がいることで次のお客が入りやすいようなんだね。
長居した客がいた時に、散々「仕事の時間を取ってしまってすみませんね。」と謝っていたことがあった。
おふくろは「いいえ、お客様が店にいて下さると他のお客様も入りやすいのでありがたいんですよ。」
事実、その客が居た時に、7組くらいは客が入ってきただろうか。
端的に言うと、営業の旨い母親と、腕に自信を持つ職人気質の親父は1セットだった訳だ。
逆に言うと、このようなお好み焼き屋が連なっている場所では、カウンターが埋まっていなくてもそれは味のせいではないとも言える。
そう思って、場内を1周した後に、最初に見た店に入った訳だ。
結果は「正解!」だった。