シムクガマ。
聞かれたことはあるだろうか。
那覇から北に行くと読谷(よみたん)という村がある。
沖縄にはガマ(鍾乳洞)が多くあるが,読谷には対照的なガマがある。
有名なのはチビチリガマである。
戦時中避難していた方々の60%の82名(85名とも言われる)が集団自決された場所である。
同じ村内のシムクガマでは亡くなった方は一人もいなかった。
そこには1000名もの方が避難されていたのである。
シムクガマの内部。外国人の方も訪れていた。
1000名の人命を救った比嘉平治氏・比嘉平三氏が記された「救命洞窟の碑」
ハワイ帰りで英語の分かる両氏が,米軍兵士とのやりとりを避難民に伝え,1000名を救命することができたのである。
意思疎通の大切さを知る一つの事例である。
チビチリガマにもこういう方がいらっしゃったらと思った。