渡り廊下って聞いたことありますね。
よく、ビルとビルをつないだり、道路に出ないで、建物間を移動することのできる廊下です。
新宿なんていくとサザンシアターあたりに空中散歩みたいな渡り廊下があります。
私の母校、東京都立秋川高等学校は寮と校舎が渡り廊下で繋がっていたんです。
雨の日は傘ささずにぬれずに登校できますなんて、渡り廊下の下を歩くだけ。
横殴りの雨だとするとずぶぬれになります。
その渡り廊下に自動車というと、自動車が走れるくらいの広さだと思われるでしょう。
違うんです。一目見て、ここを自動車が通るなんて無理と思うくらいの渡り廊下なんです。
私たちが教わった社会科の先生にユニークな先生がおりました。
よくご自分の自動車の前で四股を踏んでおりました。
その自動車がこれ(だと思います。)
これと同型だったと思います。
ホンダzという360CC空冷の小さな車に乗ってらした。
1960年代にお生まれの方はジャンボーグAという特撮ものに出てきたジャンボーグ9に変身する自動車をごらんになったことがあると思います。
同級生と、「あの車動かしちゃおうか。」
という話になって、8人くらいで持ったらいとも簡単に持ち上がっちゃった(笑)
調べたら重さは510~525㎏。
一人頭60kgちょっと・・・
動かすだけでは勿体無い。
よし、と周りを見渡したら渡り廊下があったんです(笑)
渡り廊下の高さは2階より少し高いくらいでした。
「よしっ、載せちゃえ。」
若者が面白いと思ったら、普段以上の力が出るものです。
自分に関しては、掃除の時間に教室の机を移動するような感覚で車を運びました。
見事渡り廊下に車が、いかにも走って来た様な感じで載りました(笑)
それを見た持ち主の先生の顔ったら・・・
楽しい高校生活でした。
そして、どうやって車を降ろしたのか。
記憶にございません。