昨日の投稿でお叱りを受けてしまったゆきたんくである。
旅の楽しみの一つに朝の散歩がある。
団体での旅であっても、朝の2時間くらいは誰にも迷惑をかけずに自分の時間を過ごせると思っていたゆきたんくである。
ところが背広ノーネクタイのみっともない格好をさらし、見る人側からすれば迷惑この上ないということを指摘されたのである。まあ反省ですな。
さて、この日泊まった磐梯熱海温泉の旅館「四季彩一力」周辺から温泉街にはよくある源泉神社までの散歩である。
暗い中を寒さをこらえて歩くゆきたんくであった。
源泉神社の近くは照明も暗く怖く感じたが、ここまできて行かないのは勿体無いのでお参りをした。
最初の鳥居をくぐると階段の上にもう一つの鳥居がある。
その柱の両脇にきつね様がいらっしゃった。稲荷神社である。
きつね様発見。
そのきつね様を見てびっくりした。
阿吽の形で巻物をくわえているのだとばかり思っていたら・・・。
唐獅子のように、片方は地球を踏んづけ
地球を踏んでいるきつね様
もう一方はお子様がいるではないか。
お子様がいるきつね様
神社にある狛犬は中国の唐獅子が変化したものだというが、きつね様がこの格好をしているのに気づいたのは初めてである。(調べてみた。思い込みが発覚。狛犬は朝鮮半島から、唐獅子は中国からである。元は古代オリエントやインドのライオンだ。ちなみに中国から沖縄に伝わったのがシーサーである。となると日本人得意のアレンジではないだろうか)
これから神社のきつね様を見る時には気をつけてみるようにしたい。
このことから考えると、この磐梯熱海温泉の歴史はかなり古いのではないだろうか。
開湯は800年前である伝えられる。熱海という地名は、奥州合戦の後にこの地の領主になった、源頼朝の家臣伊東祐長の出身地である伊豆にある、熱海温泉に由来するという。鎌倉幕府の頃である。
温泉自体は太古の昔からあったと言われている。
日本最古の書、712年完成の日本書紀にも温泉地の記述はあるという。
中国の唐が再興された頃だから遣唐使などによって文化が伝わったかもしれないな。