仕事から帰宅してドアを開けた時の事。
のりたんの「キャッ」。
何事か。
台所の窓にこいつがいた。
キャッ
だんなには強いのにね。
こういうのとゴキブリはだめなんだ。
仕事から帰宅してドアを開けた時の事。
のりたんの「キャッ」。
何事か。
台所の窓にこいつがいた。
キャッ
だんなには強いのにね。
こういうのとゴキブリはだめなんだ。
声に出てしまった。
何のことはない。
ベルンカステルクースに着いて車を降りたらアヒルがいたので写真に撮ったのだ。
この時は気づかなかった。
まだ気づかなかった。
この目の周りの模様。これに驚いたのだ。
顔に意識がいった後あらためてみたら、ほとんどのアヒルがこの顔。
怖かったなあ・・・
ゆきたんくの失敗の話じゃないけれどね。
さて、コブレンツで2泊した出発の朝。
N氏に提案した。
「この場所から車でで15分ほどの場所にミュールハイム・カーリッヒという原子力発電所跡があるので見に行きたいのですが。」
前年、フランクフルト空港からライン川に沿ったコースでケルンまでアイスに乗った。
その時に車窓から見えた発電所のような建物が気になっていた。
帰国後、ミュールハイム・カーリッヒという原子力発電所ということを知ったこと。
そして、一番近い民家から300mしか離れていないこと。
しかし、1988年に運転を停止しているからその後に家が建ったのかもしれない。
まぁ、そのことは検証していないのであるが、運転がされていないとはいえ、間近に原子力発電所をみる機会なんてそんなにない。
ということでN氏には無理を言ったのである。
すぐ横を幹線道路(B9)やドイツ鉄道(100mしか離れていない)が通っている。
一番近くまで寄った写真 冷却塔まで200m
冷却塔を指さすN氏
次に向かうのはまったく逆方向のベルンカステルクース。
1時間以上もここの見学のために費やしてしまった。
N氏にしてみれば、仕事の予定が狂ってしまった訳である。
ただ、 近く取り壊される予定だと聞いていたので我儘を許してくれたN氏やのりたんと友人に感謝である。
さて、プロストから西に進む。
100mほど歩いたところで一休み。
「アイスヲタベマショー」
とN氏の一言で休憩となった。
素適な組木の建物が見えた。
アイスに舌鼓を打つ。小さいけれど旨い。
その場所にあった青色の箱は何か。
N氏のなぞなぞを考えながら異国情緒を楽しんでいたゆきたんく。
リューデスハイムの青い箱。
これは郵便ポストだという。
うんうん、日本では赤が定番だよなぁ。
と次の瞬間。
大きな声で聞こえてきたのは日本語であった。
日本人観光客のご一行様が目の前にいらっしゃったのである。
まぁ、異国情緒が吹っ飛んだのはこの方たちのせいではない。
自分たちも日本人観光客ではないか。
自分の心持がガキだっただけのことである。
リューデスハイムではニーダーヴァルト記念碑を最初見に行った。
リューデスハイムや、ビンゲン、ガウルスハイムの町が一望できて感激した。
ニーダーヴァルト記念碑
ビンゲンやガウルスハイム。左手はリューデスハイム。
しかし、ここまで写真を撮っておいて逆方向の「ネズミの塔」を撮らないなんて・・・
この後は、街中まで降りて、オーバー通りのプロストに行く。 → Map
ドイツワインの専門店である。
ここで試飲ができるのだ。
だが、下戸のゆきたんく。
ブドウジュースを味わう。
ワインに白と赤があるように、ぶどうジュースにも白と赤があった。
ゆきたんくの好みは白ジュース。写真は白ワインである。
しかし買ったのはワイン。
日本へのお土産にジュースじゃねぇ。
空輸してもらうことにした。
今まで思ったことがなかったが、この時は酒類が飲めないのは損なのかと・・・
感想。
自分の中で、マクドナルドのコーヒーはあまり美味しくないと思っていた。
まぁ、これは個人差があるので自分の舌には合わないということだ。
N氏が運転しながら、
「マックカフェハ、オイシイヨォ~」
と言っていたので、あの味(日本のマクドナルドで飲んだコーヒー)はドイツ人好み(N氏はイラン人ですが。)なんだなぁと思っていた。
リューデスハイムに着いて、N氏の運転するミニバスに乗る。
そう、ゆきたんくたちがラインクルーズをしている時に、N氏はミニバスでリューデスハイムに向かっていたのである。
車に乗ると
N氏「イヤァ、マックカフェハオイシイデスヨォ。」
というので、
ゆきたんく「あっ、あそこにマックカフェが・・・」
N氏「ドコ? ドコ? ドコ?」
と、車のスピードを緩めてキョロキョロと。
ゆきたんく「ごめんなさい、嘘でーす。」
N氏「オォ、ノミタカッタノニィ」マックカフェ
と見せてくれたのがこれ。
「コレガマックカフェネ。」
マックカフェというのは、バリスタがコーヒーを淹れてくれるのだそうだ。
そりゃあ、味は旨いだろうなぁと思った。
N氏はゆきたんくたちが、リューデスハイムに着くまでの間、マックカフェを飲んで休憩していたのである。
とんだぬか喜びをさせてしまった。
ごめんなさい、Nさん。
何かで聞いた。
ザンクトゴアールスハウゼンからリューデスハイムまでのクルーズは「猫に始まり、ネズミで終わる。」
なんのこっちゃ。
スタート地点のザンクトゴアールスハウゼンの近くにはネコ城がある。
ネズミは・・・
約2.5㎞手前にネズミ城があった。
ネズミ城である。 → Map
これだとネズミから猫で、クルーズ前に終わってしまう。
猫からネズミって何だろう。
そう思って、ゆったりと船に乗っていた。
たくさんの古城や河畔の素敵な建物に目を奪われ、ネズミのことはいつか忘れていた。
そろそろリューデスハイムである。
そこで目に飛び込んできたのがこれ。
丘の途中に造られたエーレンフェルズ城 → Map
こんな所に上手く城を立てるものだなぁと思っていた。
場所は川の弧の一番尖がっている部分にあるのは、防衛上当然のことだろう。
この城の周辺で写真を撮った枚数は、なんと26枚。
さまざな角度から撮影したのである。
しばらくして対岸のビンゲンという町の景観を撮りにかかった。
このビンゲンとリューデスハイムでライン川を挟んでいるのだ。
ビンゲン・アム・ラインと気がついたのは、これを見て。 → Map
Zollantゾラント(和訳は税関)というレストラン。こんな素敵な建物で食事したいねぇ。 → Map
ここで書きたいことは「猫からネズミ」なのでビンゲンの素敵な写真はもっとあるのだけれどこの2枚で。
この後はリューデスハイムでの散策で素敵な時間を過ごしネズミのことは忘れていたゆきたんくである。
さて帰国後写真整理をしていてネズミのことを思い出した。
写真整理のアイテムの1つにグーグルマップを使っている。
その時に見ていたのがこの画面だ。
なんとエーレンフェルス城の対岸にネズミの塔はあったのである。
エーレンフェルス城の写真を26枚も撮っている間にお目当ての物件は通り過ぎていた訳である。
しっかりと通り過ぎてからビンゲンの町を写していたのだ。
グーグルマップに投稿されているビンゲン・アム・ラインの写真の中にこれがあった。
あらら・・・
ザンクトゴアールスハウゼンからリューデスハイムまでを「猫からネズミ」という意味はこういうことだったのだった。
やっちまったなぁ。
マルクスブルグ城(ブラウバッハ)から30分ほど進む。
ザンクトゴアールスハウゼンに着いた。
ここからラインツアーが始まるのである。
ザンクトゴアールスハウゼンの東側。ローレライを気取るのりたん・・・
のりたんの奥の建物の壁にいるローレライ。
さて、トイレに行きたくなったゆきたんく。
財布に小銭がない。
ポケットに小銭がない。
小銭(50セント)がないとトイレにはいれない。
頼みのN氏はラインツアーのチケットを買いに行ってくれて近くに姿はない。
乗る船が着岸しようとしている。
N氏が
「オイデー、シャシントルヨォ。」と呼んでいる。
N氏がいた。走るゆきたんく。
1枚撮った後で、「トイレに行きたいのですが」と告げた。
連れて行ってくれたのがレストラン。
このレストランの奥にトイレがあった。
顔パス的なところを持っているN氏。
取り敢えず危機は脱した。
そのレストランの壁に水から来た時の年数と高さが刻まれている。
1988 Hochwasser。
こんな高さまで水が来たんだ・・・
ライン川は、その気候によって水害を起こすこともしばしばだという。
そう、あと少しでゆきたんくも洪水を起こすところだったのである。
場所はブラウバッハ。
コブレンツから車で15分程度。
このブラウバッハにはマルクスブルグ城がある。
町自体もコンパクトで建物の組木の建物が多く可愛らしい。
そこで、更に可愛いものを見つけたのである。
最初に書いておく。
これも帰りの飛行機の中で「あーぁ。」だった。
ブラウバッハに向かう途中で見つけたマルクスブルグ城の看板。
だんだん近づいてくる。
何枚か撮った中で、この角度が、看板に最も近い角度と思われる。
そしてライン地方の城の中では、戦乱による破壊を免れた中世の面影を残す唯一の遺構だそうだ。
日本でいうと姫路城のような存在と言えよう。
さらに近づいた。中世の城の造りというのは様々な幾何学模様が混ざっているようで・・・
城の途中まで行って中には入らなかったが、自然の造りを利用した難所に造られている。
高台でもあり、そこからの眺めも素晴らしかった。
スコットランドのエジンバラ城のような箇所もあった。
そして城からの帰りのこと。
この角度のマルクスブルグ城の模様を城の入り口付近に駐車されている車に見つけたのである。
車の中を盗撮していると思われては敵わないから、サッと早業で撮った。
構図などはまずまずだと思っていた。
それが「あーぁ。」
ピンボケだったのである。
この老眼め・・・
ワーゲンの背中にマルクスブルグ城の輪郭が・・・
さすがに体は嘘をつかない。
初日のフライトの疲れがまだ癒えていなかったのである。
その証拠に、夜に興奮して眠れないのである。
他に人がいれば諦めることのできるゆきたんく。
コブレンツで連泊した、メルキュール・ホテル・コブレンツではゆきたんくは一人部屋である。
のりたんたちは相部屋さ。
なかなかなれないうちに空が・・・
(^^♪ 朝焼けの光の中に立つ影はぁ~
懐かしいメロディーが浮かぶ時刻となってしまったのだ。
こうなったらしょうがない。
開き直って窓から写真撮影である。
一人が大きいベッド。窓も大きい、カーテンオープン!
目の前に「連保政府庁舎」の建物があった。→ Map
カメラに入りきらないのでもう一丁。
こんなんで朝散歩の機会を逃してしまったのである。
この建物を近くで撮っていれば、建物の素晴らしさが肌を通して伝わってきたろうに。
そう思ったのは、帰りの飛行機の中でだった。
カメラで撮った写真の確認をしている時に、「あぁ!」て気がついたんだよね。
勿体ないことをした。
花より団子ではなかったが・・・
また同じ過ちをしたゆきたんくである。
場所はエルツ城。 → Map
周囲を濠に囲まれたような地形の真ん中に建つ城である。
城までの通路は急坂で走ることは叶わない。
走ったら最後、加速し過ぎて停まれないのである。
その通路の一部がこちら。
かなり急である。送迎バスとすれ違う。
N氏の提案で行きは歩き、帰りはバスを使うことにした。
その方がエルツ城の臨場感が味わえるとのことだった。
実際に歩いてみて、この城が自然の地形を利用した攻めにくい場所にあることは十分に体で理解した。
正面ゲートまでも急坂である。
同行の友人は一人が車いすの方である。
その車いすは進行方向とは逆向きで背中の方から進むほど急な坂であった。
さぁ城に着いた。
問題はそこからである。
N氏は基本的には、観光も食事も一緒にはいない。
会社の規定があるそうだ。
中に入ってからの疑心暗鬼。
写真撮影は可か不可か。
外観はたっぷりと撮ったのだが、内部はほんの少し。
遠慮がちに撮った写真の一部がこれ。
初めての者には通りにくい構造の階段
ある部屋の椅子。サッと撮ったためピンボケ。
帰国してから調べ物をしたら、ネット上には写真がわんさかあるではないか。
やっちまったなぁ。
いやぁ、クーヘンシリーズも続きますねぇ。
今度は良い話を少し。
クーヘンの中心部を串のように通っているベルン通りでのこと。
この道の南端に聖マルティン・コーヘン教会がある。
その尖塔の下でパフォーマンスが行われていた。
ん? 大道芸かな。
実は写真で見る以上の賑わいだったので、まともに撮れたのはこの一枚のみ。
3人の人が縦に並んでいる。
1番下の人の右手にある壺の上に上から2番目の人が乗っている。
2番目の人の右手にある玉の上に1番上の人が乗っている。
そして1番上にいる人は、まっすぐに立ってはおらず、テレビを観るような恰好で横になっている。
きっとトリックを使っているんだろうな。
そして女性陣の後を追って、教会内に入る。
写真撮影は禁止のようだ。
少し暗い教会から外へ出たらまぶしいこと。
一瞬目を閉じて、再び開いた時に飛び込んでした風景はこれ。
石畳の素敵な道路。
正確に言うと風景というより背景である。
そしてたまたまゆきたんくの視線の先にあったのが開いた窓であった。
そう、紳士の窓が開いている。
近くに寄って紳士に声をかけた。
ゆきたんく「Excuse me.」
男性がこちらを向いてくれた。
どうやら英語は通じる方のようだ。
あとは手招きをしてこちらを向かせた。
小さな声で「Your zipper is open.」
日本の「社会の窓」のように婉曲的な言い方を知っていれば良かったのだが・・・
しょうがないので、自分の方を向かせて周囲には聞こえない声で伝えたのである。。
ところが・・・
「Oh, thank you.」と大きな声で言って、その場でジッパーを閉めたのである。
これには周囲も気づくわな。
ご婦人も笑いながら「Thank you so much.」と言ってくれた。
まぁ、ゆきたんくも役にたったな。
お目当てのお肉屋さんである。
N氏が「オイシイヨォゥ」と何度も言っていたお肉屋さんである。
「〇〇〇サン、オイシイソーセージ、タベニイコウネェ」と初日に言っていたお店である。
初日にはフランケイハイムで肉の盛り合わせをいただいたが、ソーセージに関してはここが旨いという。
遂に来たぞ、「トーマス・エクィットの精肉店」 → Map
なんと、グーグルマップには今までに投稿者がなかったようだ。
このお肉屋さんの写真にはゆきたんく撮影のこの写真が登録された。
「喰うぞ、ソーセージ。」
ゆきたんくが注文したのはシンプルなパンにはさむやつ。
シャンプーボトルのような容器でマスタードをかける。
かぶりつくのが最高!
これが旨い。
思う。
肉って旨いなぁ。
食べ終わり、お店のご主人とご婦人にも挨拶をし、焼かれているたくさんのソーセージを指さし「グート」と言って店を出る。
何か忘れている。
なんと、帰国後に気づいたゆきたんくである。
写真整理をしていて、この店の写真をフォルダにまとめていた。
外観と料理の写真しかない。
グリルに並んでおいしそうな香りを出していたソーセージの写真がない。
そう、「花より団子」だったのである。
写真はのりたんが店の外から撮っていた。
のりたん撮影。 あぁ、あのソーセージをまた喰いたい!
のりたん、ありがとう。
さぁ、自転車にベルを鳴らされながらもクーヘンに向かうゆきたんく。
そう、昼飯が待っているのである。
運転手のN氏お勧めのソーセージの店。
もう、朝から食べ物といえばソーセージで頭一杯のゆきたんくである。
クーヘンの中心部が近づいた時、あるものに目が止まった。
アヒルである。
モーゼル川河岸で仲の良いアヒルたち。
ゆきたんくの目を停めたのは、正確にいうと、アヒルの足だ。。
「本当にペタホペタと音がしそうだなぁ~。」
足輪の記号も気になった。
足輪の仕組みも気になった。
あれなら着脱で痛い思いをしないだろうなぁ。
ペタペタペッタン・・・
と、我に返ると。
み、みんながいない。
この地ではぐれて自分一人でどうにかなるのか・・・
なんのことはない。
道を少し行って曲がったすぐ近くにお目当ての肉屋さんがあったのだ。
すぐに会えて良かったが、一人を認識した時のあの気持ちときたら・・・
ゆきたんくは気の小さい男なのである・・・
ご迷惑をかけた話。
よく、「右側通行を守ろう。」などと大人が子供に言うことは良くある。
国には国ごとのルールがあるんだねぇ。
場所はクーヘン。
モーゼル川沿いをのどかに歩くゆきたんくである。
ライヒスブルク城をバックに
川沿いの道からみるとライヒスブルク城やヨーロッパの田舎ならではの造りの家。
この町の歴史が始まった頃からの建物。
川の船。
様々なものに目を奪わてしまう。
この時は、写真家気分でたくさんの写真をカメラに収めるゆきたんくである。
「ふむふむ、クーヘンの中心部ね。」
「対岸の建物もなかなか・・・」
もう自分のペースで楽しむゆきたんくである。
さて、カメラを覗いて撮影しながら歩くゆきたんく。
最近のポケモンでGoで遊ぶ人たちに似ていないか?
歩道を見ていただきたい。
川沿いには柵が、車道側には杭がある。
歩道は、石を打ってあるところと、滑らかな所とある。
滑らかな所は自転車専用道路であった。
この時、それを知らなかったゆきたんく。
歩道を外れて自転車道へ。
思いっきりベルを鳴らされて
「フェアツァイウング」
そう、ごめんなさいと謝った。
伝わったかどうか・・・