研修旅行にかまけていたために、遅めの大掃除を昨日から行っている。
いらないものをとにかく捨てなければいけない。
清掃の車も今年はもう来ないので袋に詰めて年越しだね。
女房は飼っている猫関係と台所関係の掃除を済ませていた。
長男は台所のレンジの周辺の油汚れを徹底的に
次男はトイレと流しと風呂の水周りを
そしてゆきたんくは自分の部屋と玄関の周辺を掃除した。
自分の部屋が一番大変だった。
さて、一通り終わった後は次男と本屋へ出かけた。
次男は「ティファニーで朝食を」、ゆきたんくは「ロゼッタストーン解読」が目に留まったので購入した。
2003年に大英博物館で「ロゼッタストーン」を見た時に、一番人気の展示だったと思う。なんでそんなに人気があるのかは考えもしなかった。
まださわりを読んだだけだが、ナポレオン・ボナパルトが登場する。それだけで興味深いが、これはロゼッタストーンを解読するためのヒエログリフ(日本風に言うと象形文字に近い)の研究と研究者たちの競争の実話が描かれている書物だ。
クレオパトラの針(イギリス・ロンドン)
またオベリスクについても言及している。
オベリスクとは古代神殿の入り口両側に一対で並んで立っている柱状建築物だ。
現在のカイロ(エジプト)の南に建っていた古代都市ヘリオポリスの寺院の入り口に建てられたのが「クレオパトラの針」と呼ばれている。
フランス人が初めて目にした本物のエジプト遺跡だという。
そして2本のうち1本は倒れており、それがロンドンに運ばれてテムズ川沿いに建てられている。もう一本はアメリカはニューヨークのセントラルパークに建てられている。
このオベリスクにヒエログリフが彫られており、ロゼッタストーン解読の手がかりとなるのは19世紀、フランスのシャンポリオンによってである。
紀元前30年前ごろからのローマの支配下でヒエグリフはだんだんと使われなくなり、キリスト教の台頭で異教徒の寺院や文化と結びついたヒエログリフの碑文は禁止された。
今こうして先人の努力によって解読されたものを何の苦労もなく目にすることができるのは有り難い。もう少し読み進めると別の解釈が出てくるかもしれない。
まあ今年最後の投稿なので文化的に書いてみました。