クリスマスイブ。
今日は何の日。
多くの国々ではクリスマスは家族で過ごす日だそうだ。
中世まではドイツなど欧州でもクリスマスは馬鹿騒ぎするイベントとして根付いていたという。
今の日本と同じである。
キリスト教の世俗化を嘆いていたマルチン・ルターが「抗議する者(プロテスト)」として宗教改革を行った。カトリックとは一線を画したプロテスタントの誕生である。
本来のクリスマスの意味とは何だろうか。
イエス・キリストの降誕(誕生)を祝う祭である。
キリスト教よりも古いユダヤ教やローマ帝国の暦を引き継いだ教会暦では日没を一日の境目としている。
よってクリスマス・イブの夕刻から朝までも含めて、教会暦上はクリスマスと同じ日に数えられる。
「マタイによる福音書」と「ルカによる福音書」によると、イエスはユダヤの町ベツレヘムでおとめマリアより生まれた。
「ルカ福音書」によると、ヨゼフは住民登録のためにマリアともに先祖の町ベツレヘムへ赴いた。
飼い葉おけのキリスト
ベツレヘムの宿が混んでいたために泊まれず、イエスを飼い葉桶に寝かせる。そのとき、天使が羊飼いに救い主の降誕を告げたため、彼らは幼子イエスを訪れる。
「マタイ福音書」では、東方の三博士が星に導かれてイエスを礼拝しに来る。
世界の1/3の人口を占めるキリスト教信者にとって重要な日である。
イギリスは(イギリス国教会)。
次の写真はプロテスタントの国であるイギリスの12月25日の18時50分の風景だ。
ヒースローからの運転で途中休憩をとったところである。
ヒースローから直線で25㎞の街、マーローの道路にいるのは、ゆきたんくと友人のS氏だけだった。
「多くの国々ではクリスマスは家族で過ごす日だそうだ。」
と冒頭に書いた通りである。
この時期のイギリスの日没は15時台だ。
暗くなるのは早いとはいえ、19時くらいで人ひとり歩いていないとは。
クリスマスの本来の意味の通りに過ごしている国だからだろう。