今日は次男に付き合って野田秀樹氏のダイバーを見に行った。
大きなポスター
野田秀樹氏は東京は池袋の東京芸術劇場の芸術監督就任された。その記念公演である。
14時開演で1時間前から当日券の販売があるというので、13時に間に合うように出かけた。着いた時には「ダイバー」を公演する第1小ホールの前に当日券販売についての立て看板があった。
その券の販売を待つ列はまだ10人ほどだった。
「やった、間に合った。」と最後尾に並んだ。
しばらく待って時計を見た。13時20分だ。一向に販売は始まらない。
どうしたんだろうと思っていると、係の方が、「この列は夜の部(19時開演)の当日券販売のですがよろしいですか?キャンセル待ちも7人ほどいらっしゃいますが・・・」
それで人数が少ないことに納得ができた。
次男にどうすると聞いたら待つという。そりゃあ当然だな。
東京芸術劇場地階のアトリウム
アトリウムに降りるエスカレーターの影でずっと並んでいた。
時々次男と交代でトイレに行ったり、飲み物を買いに出かけたりした。
その間、4時間半・・・。
シエスタのお二人
1992年にフランス留学中に結成されたシエスタというアコーディオンとバイオリンのデゥオがヨーロッパの風をきれいな楽曲で運んでくれた。良い音楽というのは、人の心を落ち着かせる。待ち時間が長くて退屈していた心をウキウキとさせてくれた。
外は暗くなってきた。
東京芸術劇場の天窓から覗く空は太陽も落ちて暗くなってきていた。
たまにはこういう時間もあってもいいかと思えるようになってきた。
自分にとっては異空間である、この東京芸術劇場に馴染んできた感じがする。
次男は読書
高校では演劇部に所属し、野田秀樹氏の「赤鬼」でとんびの役をもらったので野田氏のファンになった次男は今年受験である。
文学部を志すということで、できた時間には本読みを欠かさない。
自分と比べると大変偉いと思う。ただ合格できるのだろうか・・・。
そんなこんなで19時がやってきた。
二人で「ダイバー」を楽しんだ。