世界遺産「白川郷」
そう、合掌造りの家で有名な岐阜県の山村である。
その白川郷の泊まることができることを知ったのは昨年のこと。
白川村の荻町には26件の合掌造りの旅館がある。
その中の、「伊三郎(いさぶろう)」に泊まることができた。
友達と3人の旅行は、交通渋滞に阻まれて、到着の遅れたこと。
伊三郎の女将さんはいやな顔一つせず、「おつかれやろ、すぐ食事にしますぅ。」と用意を始めてくれた。
民宿「伊三郎」の夕食
いやぁ、盛りだくさんで有り難い。ばかりか、地元で採れた食材がメインでとても良い匂いだ。ご飯を3杯食べてしまったねぇ。
つくしんぼの佃煮である。
つくしんぼは美味しかったねぇ。自分の足で採りに出かけないと手に入らない物を出してくれるのは本当に有り難い。ここでしか食べることの出来ない物を食べる。これだけで旅の土産になるものだ。七輪の琺瑯(ほうろう)で温められた飛騨牛の旨さときたら・・・。
友人は、食前酒として出された杏ジュース(自家製…言っておくけれどアルコールは市販だ)のチューハイを作ってくれるよう頼んだ。女将さんはすぐに作ってくれた。相当気に入ったようだった。
ゆきたんくはペプシコーラのアメリカンサイズに満足した。
朝の伊三郎から見た景色。素敵だ。
朝の散歩から戻ると、朝食だ。
昨晩のご馳走で、味を占めた私たちは、朝食も楽しみで仕方がなかった。
日本の定番、卵におしんこ、味噌汁(写真にはないが、後から出てきた)、海苔、そして母の田舎(岐阜県大垣市)に行った時に良く出た豆の煮物。
伊三郎の朝食。和朝食の定番の組み合わせだ。
さて、七輪の上は飛騨牛かなぁ、と見たら朴葉味噌である。これで飯を喰うと旨すぎて身上を潰すと言われている一品だ。
出たぁ、朴葉味噌。これが旨いんだ!!!!!
いやぁ、旨かった。食事は、ご馳走であった。「馳走」の意味通り、足を使って集めた食材の料理。これぞご馳走である。ここ白川村でしか食すことのできない一品を合掌造りの家の中で食べた。それを演出したのは、ここ伊三郎の女将さんだ。
ぜひ一度、本当の「ご馳走」を試されてはいかがだろうか。