イギリスからの帰りのフライトである。
運よく?、ビジネスクラスでゆったりと帰れることになった。
一緒に行った友人のおかげだ、感謝である。
旨いものも食べたし、オーロラも見たし、睡眠も・・・
そう、フルフラットになる座席だったので快適だった。
日本までは時間がある。
目が覚めて、コンピューターで画像の整理にかかった。
気がついたらまどろんでいた。
ふとモニターを見ると・・・

なんじゃぁ~、こりゃあ!
得たいの知れないものがモニターの画面一杯に映し出されていた。
よく見ると凍った湖ではないかと思われた。
しかし、画面一杯に映っているということは、相当大きいやつだと思った。
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この地図の中心あたりにある黒い爪あとのようなのが、湖である。
地図右に樺太があるので、日本からの大体の位置がお分かりになると思う。
大きくしてみよう。
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名前はゼヤ湖。
人口の湖である。
いやぁ、あと少し目が覚めるのが遅れていたら。
あと少しまどろむのが遅かったら・・・
この湖の存在には、気づかないままだったかもしれない。
いや、もうすでに気づかないままのものもあるだろう。
どう考えたって、仮に平均寿命の5倍長生きしたって、地球上のすべてのことを知るのは不可能だろう。
だからこそ偶然を大切にしたいと思うゆきたんくである。
あぁ、怖かった。