先日、イギリスからの帰りの飛行機での様子を書いた。
良いこともあったので書くことにする。
飛行機の座席だが友人のS氏が「早割」で取ってくれた。
これでだいぶ交通費が変わってくる。
財布に優しいS氏(財布だけではない。よくゆきたんくの我儘に付き合っていただいていると・・・)の思いやりに大感謝である。
さてS氏から「早割」は席が選べないと聞いていた。
運を天に任せて・・・
座席は最後尾の真ん中である。
3席あるので、体の大きい私は通路側が良いとS氏が教えてくれた。
右側を見ると、窓側の席が空いている。
東洋系の男性CAに「写真が好きなので、空いている席のところから撮って良いでしょうか。」と聞いたら
「後ろの窓から写真が撮れますよ。翼がかからないので、素敵なのが撮れるはずです。」と言ってくれた。
前に投稿した時には、話を端折ったのだが、実はこのようなやりとりがあったのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/d2/0c8ce2cb0c7e7c87bb13b599c9acc79e.jpg)
海面
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/20/cfa983097f42a3fb6764568a183a80a3.jpg)
水平尾翼側
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/28/0265e47ad18be42523bc3cdb26bc384c.jpg)
主翼側
窓はトイレの前なので、順番待ちをしている人や中に入っている人がいない時に自由に撮ることができた。
このような写真撮影も楽しく感じるゆきたんくである。
CAが寄ってきて、「富士山が見えてきたらお教えしますね。」
「ありがとうございます。」
と言ってふと思った。
富士山は到着地の成田よりも南だ(実際には160㎞南西)。
それでも見えるのだろうかと思った。
しばらくして機体が揺れ始めた。
揺れるお茶・・・
隣に座っている2人の北欧系の男性は楽しそうに話をしている。
そういえば、北欧では100年に一度しか地震が起こらないという。
地震で思い出したが、幼少の頃の思い出というのは刷り込みに近いものがある。
ゆきたんくの母親であるが、しっかりした人であったと思う。
ただ、テレビで蛇が映し出された時と、小さな揺れであっても地震が起きた時は悲鳴を上げて怖がっていた。
ゆきたんくも地震と蛇は未だに苦手である。(最高に苦手なのは犬だが・・・)
飛行機が揺れる時には、地震を連想してしまうのである。
地震のない国で揺れるものと言えば、乗り物や遊園地のアトラクションの類だろうか。
少なくとも地震を連想することはないだろう。
自動車の揺れと比べればそんなに大したことはないのである。
と気を取り直して揺れを楽しめるようにと自分に言い聞かせた。
安定した飛行からまた揺れが始まったが、シートベルト着用のサインは出ていない。
席を立ち、写真を撮った。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/91/1392a026281d2c83234083a43401ebe9.jpg)
真っ白であるが雲の中を飛んではいない。雲の上である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/b9/ccdf22ed96a552aeaca676d6901fc983.jpg)
すぐ下の雲がなくなったらばこの光景。積乱雲かな。
かなり高高度にいるにも関わらず、眼下に雲があったり、積乱雲のボコボコが見えたりすると揺れるのもしょうがないかと思う。
ただ、飛行機に乗り始めの最初のころから比べると、「一番安全な乗り物」なのが納得できる。
ヒースローを出てから10時間。
フライトマップを見ると北海道に差し掛かっているのが分かる。
1986年にお世話になった、サロベツの「民宿あしたの城」の上空辺りだ。
川が見えてきた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/c8/8e9937cb3b399d21da41a8738532c601.jpg)
調べたら「遠別川」 「あしたの城」からは40㎞南であった。
でも、日本上空にいるということで気持ちがすごく楽になってくる。
もう成田が近い。そうCAが話していた富士山の話を思い出した。
成田に着く30分前の男性CAの話・・・
金髪の女性CAと話をしている。「・・・・・Mt Fuji ・・・・・.」
と富士山の部分だけ聞き取ることができた。
成田に着いた後、そのCAが寄って来て
男性CA「今日は見えなかったようです。」
ゆきたんく「成田からずいぶんと南にあるようですが、見ることができるんですね。」
男性CA「晴れた日は、小さいですが富士山の全景を見ることができるんですよ。」
ゆきたんく「そうですか、楽しみが増えました。」
男性CAが地図を取り出して、書き込みをしながら説明をしてくれた。
「九州行きの太平洋側を飛ぶ便だと、右側の窓から素晴らしい富士山を見ることができます。」
BAは日本国内線はないはずだが、こちらの立場で説明してくれたことがとても嬉しい。
アクシデントがあったが、この男性CAのおかげでリラックスした旅ができたと思う。
そう、離れた席にいたS氏への感謝を忘れてはいけない。