間宮林蔵記念館に行った帰りのことである。
自分たちの街から離れて、そこにどんなご馳走があるか・・・
そう、食も楽しみなのだ。
そしてそれ(食欲)は健康の証でもあるのだから、良いことなのである。
気の向くまま間に車を走らせていたら、竜ケ崎が近くなってきた。
そこで、行きつけの喫茶店の千菓進に似た店を見つけた。
喫茶「ドリーム」である。
店の中に入ると、カウンター席とテーブル席がこれまた、純喫茶の雰囲気である。
お客は一人。
ママがひとりで切り盛りしているようだ。
メニューは置いてない・・・
ママ「コーヒー?」
ゆきたんく「食事ができますか?」
ママ「オムライスくらいなら。」
店の外ののぼりには「日替わり定食」と書いてあった。
事情が呑み込めた。
今は、お客があまり来ないのだ。
若者が少なく、他のみの綱だった流通経済大学の1・2年生も新松戸に取られている。
ゆきたんくの親父の田舎に行くとき、竜ケ崎駅まで電車で来て、そこからバスに乗った記憶がある。
江戸崎行きのバスなんてよく見たものだ。
そういえば、店に行く途中で見たバスの時刻表・・・
一日に行きかえり1本ずつしかなかった。
使う人がほとんどいないのだな。
と思っているうちにオムライスがきた。
これがびっくりするほどのご馳走だった。 → Map
ふっくら卵。それも良い卵を使っている。
中のチキンライスの味付けの塩梅の良いこと。
玉ねぎとチキンが泣かせる。
スープは卵スープで、具には茗荷が入っている。
爽やかな香りである。
そして、野菜サラダ。
あとサービスで水ナスも出てきた。
いや、旨い。
食後にいろいろと話を伺った。
若者が町から出て行ってしまう。
いつも来てくれていたお客も年を取ってくる。
ハンバーグや、ショウガ焼きもやっていたが、仕込んでも売れなくてはとのこと。
その点オムライスは仕込みなしでできるとのこと。
オムライスの旨さから言っても、ハンバーグや生姜焼きは食べてみたい。
予約すればいいかな?
店頭ののぼりも、自分にとって力の元になるアイテムなのかもしれない。
お歳も70半ばを越えていらっしゃる。
店が借家ではないから続けてこられたとも言っておられた。
あとは健康次第とのことだ。
がんばっていただきたい。
再訪したい店である。