私は東京郊外の調布市に住む年金生活の69歳の身であるが、
私たちは子供に恵まれずたったふたりだけの家庭である。
そして2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、自主的に平素の買物担当となった私は、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりしているが、
ここ一週間前の頃から、最寄りのスーパーの入口の近くに、《まもなく、バレンタイン・ディー》と、
大きく書かれて、専用コーナーが設けられている。
そしてお洒落なチョコレートや可愛いチョコレートが30種類ぐらい並んで、
3000円とか1500円もあり、
過日、デパートのチラシの中には高価な15000円もあったりしていたので、苦笑したりした。
こうした風潮は確かに20数年前の頃からあったりしたが、
私の若き20歳の頃は記憶になかったので、私は大いに戸惑いながら、微苦笑させられた・・。
昨夜、たまたまネットの【YAHOO! JAPAN】の『雑誌』コーナーを開き、
読んでいたひとつの中に、『本命チョコ・予算1000円以下が1位!モテるには安チョコが効果的』と
題された記事を高齢者の私でも好奇心も隠せず、クリックしてしまった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140124-00065341-jspa-life
☆【YAHOO! JAPAN】<==『雑誌』
<==『女子SPA!』<==『本命チョコ・予算1000円以下が1位!モテるには安チョコが効果的』☆
私は無念ながら女性の『女子SPA!』は無知であったので、
こっそりとネットで調べると、《週刊SPA!が運営する「ちゃっかり生きる、賢い女性のホンネ情報サイト」》
と明示され、この記事を読み終わったこともあり、微笑んでしまった。
もしも私が25歳ぐらいの若き男性であったならば、
愛しき女性からは1000円ぐらいのバレンタイン・チョコレートを頂ければ充分だし、
何よりも食事をしたり、許される限り語り合いたいなぁ、と思ったりした。
こうした私の根底には、チョコレートには板チョクの深い思いでを秘めている・・。
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私が1954年(昭和29)年の小学3年生になったばかりの時、私を可愛がってくれた祖父が死去した。
前年に祖父の長兄だった父が亡くなり、跡継ぎを失くし、
その上に祖父は病気となり、落胆した表情が少年の私さえ感じていた。
そして祖父、父が中心として、程ほどの広さの田畑を耕し、
多忙な時期は小作人だった人たちの助けも借りて農業をしていたが、
大黒柱の2人を失った生家では、長年の農業の技量の伝承が絶たれてしまったので、没落しはじめた・・。
こうした中で、母、父の末妹の叔母、長兄、次兄、私、そして妹のふたりが残された家族となり、
生活は困窮し始めた・・。
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このような状況下の時、祖父の妹に当たる祖母のような心優しい人が、
何かと不憫に思い心配されて、とても私たちが日常生活で買い求めることのできない菓子などを持参してくれた。
その上、妹の2人には、何かと品を頂き、ときにはお揃いの洒落た下駄などを頂戴した。
この人が帰路する時、私は駅までの15分ぐらいの町道をこの方と共に歩いて、駅で見送った。
この少し前、このお方は私に、
『チョコレートでも買ってねぇ・・』
と私に百円玉ひとつを手渡して下さった。
この後、私は小汚い身なりであったが、駅前の商店街の菓子屋に行き、
まばゆい包装紙に包まれた一枚の板チョコレートを買ったりした。
そして私は駅前から急いで帰宅し、妹のふたりと割って食べたりした。
しかし恥ずかしながら告白するが、正確には私は少し大き目の3分の1であった・・。
あの家も貧乏になった、と少年の私さえ、近所の人たちの風の噂を聴こえたりしていたが、
この時ばかりは妹2人と食べあった板チョコは、この時は何かしら貧乏のことも忘れさせてくれた。
こうした体験を秘めた私は、たった一枚の板チョコレートであるが、
ここ5前の頃からのベルギー産の高級品、宇治抹茶生チョコなどのチョコレートより、遥かに美味しく感じられるのである。
そして私にとっては、たった一枚の板チョコレートでも人生観を変えることがある、
と思ったりしている。
私が定年前の現役サラリーマン時代は、家内からは程々に高価なハート・マークのような品を頂いたが、
定年退職後の年金生活になると、なぜかしら板チョコが一枚となったのである。
そして4年前に高齢者入門の65歳となり、このお祝いのせいか、
ミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ホワイトチョコレートの板チョコ3枚に昇格し、
これ以来、板チョコ3枚が毎年の恒例となっている。
日常の買い物担当の私は、最寄りのスーバーで買い物をしている時、
板チョコを見かけたりし、ときおりブラックチョコレートを買い求めて、食べたりしているが、
特売の一枚80円前後の限りなく愛惜ある板チョコである。
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私たちは子供に恵まれずたったふたりだけの家庭である。
そして2004年(平成16年)の秋に定年退職した後、自主的に平素の買物担当となった私は、
毎日のようにスーパー、専門店に行ったりしているが、
ここ一週間前の頃から、最寄りのスーパーの入口の近くに、《まもなく、バレンタイン・ディー》と、
大きく書かれて、専用コーナーが設けられている。
そしてお洒落なチョコレートや可愛いチョコレートが30種類ぐらい並んで、
3000円とか1500円もあり、
過日、デパートのチラシの中には高価な15000円もあったりしていたので、苦笑したりした。
こうした風潮は確かに20数年前の頃からあったりしたが、
私の若き20歳の頃は記憶になかったので、私は大いに戸惑いながら、微苦笑させられた・・。
昨夜、たまたまネットの【YAHOO! JAPAN】の『雑誌』コーナーを開き、
読んでいたひとつの中に、『本命チョコ・予算1000円以下が1位!モテるには安チョコが効果的』と
題された記事を高齢者の私でも好奇心も隠せず、クリックしてしまった。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140124-00065341-jspa-life
☆【YAHOO! JAPAN】<==『雑誌』
<==『女子SPA!』<==『本命チョコ・予算1000円以下が1位!モテるには安チョコが効果的』☆
私は無念ながら女性の『女子SPA!』は無知であったので、
こっそりとネットで調べると、《週刊SPA!が運営する「ちゃっかり生きる、賢い女性のホンネ情報サイト」》
と明示され、この記事を読み終わったこともあり、微笑んでしまった。
もしも私が25歳ぐらいの若き男性であったならば、
愛しき女性からは1000円ぐらいのバレンタイン・チョコレートを頂ければ充分だし、
何よりも食事をしたり、許される限り語り合いたいなぁ、と思ったりした。
こうした私の根底には、チョコレートには板チョクの深い思いでを秘めている・・。
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私が1954年(昭和29)年の小学3年生になったばかりの時、私を可愛がってくれた祖父が死去した。
前年に祖父の長兄だった父が亡くなり、跡継ぎを失くし、
その上に祖父は病気となり、落胆した表情が少年の私さえ感じていた。
そして祖父、父が中心として、程ほどの広さの田畑を耕し、
多忙な時期は小作人だった人たちの助けも借りて農業をしていたが、
大黒柱の2人を失った生家では、長年の農業の技量の伝承が絶たれてしまったので、没落しはじめた・・。
こうした中で、母、父の末妹の叔母、長兄、次兄、私、そして妹のふたりが残された家族となり、
生活は困窮し始めた・・。
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このような状況下の時、祖父の妹に当たる祖母のような心優しい人が、
何かと不憫に思い心配されて、とても私たちが日常生活で買い求めることのできない菓子などを持参してくれた。
その上、妹の2人には、何かと品を頂き、ときにはお揃いの洒落た下駄などを頂戴した。
この人が帰路する時、私は駅までの15分ぐらいの町道をこの方と共に歩いて、駅で見送った。
この少し前、このお方は私に、
『チョコレートでも買ってねぇ・・』
と私に百円玉ひとつを手渡して下さった。
この後、私は小汚い身なりであったが、駅前の商店街の菓子屋に行き、
まばゆい包装紙に包まれた一枚の板チョコレートを買ったりした。
そして私は駅前から急いで帰宅し、妹のふたりと割って食べたりした。
しかし恥ずかしながら告白するが、正確には私は少し大き目の3分の1であった・・。
あの家も貧乏になった、と少年の私さえ、近所の人たちの風の噂を聴こえたりしていたが、
この時ばかりは妹2人と食べあった板チョコは、この時は何かしら貧乏のことも忘れさせてくれた。
こうした体験を秘めた私は、たった一枚の板チョコレートであるが、
ここ5前の頃からのベルギー産の高級品、宇治抹茶生チョコなどのチョコレートより、遥かに美味しく感じられるのである。
そして私にとっては、たった一枚の板チョコレートでも人生観を変えることがある、
と思ったりしている。
私が定年前の現役サラリーマン時代は、家内からは程々に高価なハート・マークのような品を頂いたが、
定年退職後の年金生活になると、なぜかしら板チョコが一枚となったのである。
そして4年前に高齢者入門の65歳となり、このお祝いのせいか、
ミルクチョコレート、ブラックチョコレート、ホワイトチョコレートの板チョコ3枚に昇格し、
これ以来、板チョコ3枚が毎年の恒例となっている。
日常の買い物担当の私は、最寄りのスーバーで買い物をしている時、
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特売の一枚80円前後の限りなく愛惜ある板チョコである。
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