夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

函館の冬は風花慕情 第4章 温泉のある観光ホテルに滞在する時、ある日には・・。

2014-01-19 15:52:43 | 

      第4章 温泉のある観光ホテルに滞在する時、ある日には・・。

私たち夫婦は国内旅行が共通趣味のひとつであり、
子供に恵まれなかった為か、新婚時代の時から幾たびも旅を重ねてきた。

私が多忙なサラリーマンの生活の中で、代休などを取得して大半は2泊3日が多い旅路をしてきたが、
40歳を過ぎた頃から、特に雪の舞い降る地域の旅先を選定したりしてきた。

そして定年退職後の年金生活になると、旅行日程の拘束から解放されて、
家内も温泉のある観光ホテルか旅館でゆっくりと過ごしたいわ、
と要望もあり、5泊6日前後の旅が多くなっている。

こうした旅路で冬の時節は、滞在先の私の行程はある程度サイクルが出来、
ときおり私は独りで微苦笑する時もある。

今回の函館市の郊外にある湯の川温泉に4泊5日で滞在した。
          

私が起床するのは朝の4時半過ぎが多く、家内は温泉大好きのタイプであり、大浴場か露天風呂に向い、
私は布団の中か窓辺の近い椅子に座りながら、持参してきた本を読みだす・・。

たまたま今回は松田美智子・著作の『サムライ ~評伝 三船敏郎~』(文藝春秋・単行本)、
櫻井よしこ・著作の『迷(まよ)わない。』(文春新書)、
そして月刊総合雑誌の『文藝春秋』(二月特大号)の3冊であった。
やがて旅の最終日には、本屋に寄り、
手嶋龍一、佐藤 優・共著作の『知の武装 ~救国のインテリジェンス~』(文春新書)を買い求めて、
帰路の機内で読んだりした。

朝の読書を中断して、大浴場に向かい入浴するのは、殆ど6時過ぎてあり、
そして私たち夫婦が朝食を頂ける処に、朝の7時過ぎ向い、
たまたま今回はバイキング形式で、そしてコーヒーを飲み終わって一時間ぐらいで朝食を終わり、
私だけが館内のロビーで新聞を30分ぐらいで読み終わる。

私は旅先の時は地方紙を読む習性ががあり、今回は『北海道新聞』であった。
          
そして私は部屋に戻り、外出の支度をして、
私たち夫婦は9時過ぎに、行って観たい所に出かけて、遊学するが、
殆ど冬の時は暗くなる前の4時頃に帰館する。

こうした滞在旅行の中で、どこにも出かけない完全休養日を私たち夫婦は設定している。
旅の最終日の前日がおおく、今回の場合は16日の金曜日であった・・。

この日に限り、午前中は風も伴う小雪が舞い降ったりした。
          
そして私たち夫婦は、窓辺の近い椅子に座りながら、
過ぎ去る年の旅先のごぼれ話しを談笑したりすることが多い。

こうした中で、私は買い求めた地酒を取りだして、
平素の日中には許されない『お酒タイム』としたりした・・。
          
私は北海道の旅路は、ピールならば『サッポロ クラシック』を愛飲し、
日本酒に関しては、平素の私は純米酒の辛口を吞んで、30数年過ぎているので、
道内の旅先は、『男山 特別純米』、『千歳鶴』などの純米酒の辛口を吞んできたが、
ここ5年前の頃から、超辛口と称されている『熊ころり』を呑んだりしている。

このお酒にめぐり逢えたのは、私たち夫婦は、過ぎ去り年2012年1月下旬に、
札幌の郊外にあるリゾートホテルのひとつの『シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ ホテル&スパリゾート』に6連泊した。
そして周辺の観光地を周遊したが、ある日の夕食の時、
滞在している館内の和食処で初めてめぐり逢えた・・。

和食処『大善』で夕食を頂く時に、単品料理をアラカルト(選定)をしょうとメニューを見ていた時、
日本酒の中で、『熊ころり』という銘柄を見たりした・・。

『各地方には・・鬼殺し・・の銘柄はあるけれど・・〈熊ころり〉なんで・・初めてだょ・・』
と私は微笑みながら家内に言った。

『珍しい銘柄名ね・・頂いたら・・』
と家内は笑いながら私に言った。

『北海道に相応しく・・熊かょ・・かなり辛口だけれど・・』
と私は言いながら、仲居さんに注文したひとつとなった。

蔵元は小樽市にある『山二(ゆまに)わたなべ』で、正式な銘柄名は『熊古露里』と明記されていたので、
風流を秘めた方が命名されたと確信を深めたりした。
超辛口で吞みやすく、たまたま私はホッケの焼いたのを食べながら頂いたので、心身の波長にあった。

もとより地酒は、文体と同様に独創性がなければ甚(はなは)だ魅力が薄れるので、
私はその地を思い重ねて頂き、風味、香りを楽しんでいるにすぎないのである。


そして私は呑みながら、ときおり煎茶を飲んだりしたが、少し酔い感じたので、
やがて布団の中で本を読んでいるうちに寝てしまったのである。

家内は大浴場か露天風呂に入浴したり、明日の帰宅に備え、衣服の整理などをしていたらしい・・。

私は12時近く目覚めたが、やがて小雪が止み、窓辺から青空が観えたりした。

やがて私は何かと時間を過ごした処を記念写真を撮ったりした。
          

          
そして部屋に戻ると、再び本を開いたりした。

今回も滞在している毎日、夕暮れ時になると、私は大浴場、そしてか露天風呂に入浴したりした。
私は温泉のある観光ホテル、旅館に滞在する時も朝と夕暮れ時に2回入浴すれば、満足するタイプである。

そして夕食の時は、私はビールか日本酒を呑み、家内はビールを呑みながら、
一時間ぐらいで、談笑しながら食事を頂いたりしている。

やがて夜9時過ぎには、布団の中にもぐり寝てしまうことが多い。
そして良い児は早寝、早起き元気な児・・実践している旅路が多いのである。
                              《つづく》
☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
散文 ブログランキングへ


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

函館の冬は風花慕情 第3章 遥か彼方に立待岬を観て・・。

2014-01-19 08:22:13 | 
      第3章 遥か彼方に立待岬を観て・・。

今回、函館市の郊外にある湯の川温泉に宿泊した観光ホテルは『啄木亭』であり、
          
市電の路面電車の『湯の川温泉』駅の近くにあり、10分ばかり南下すれば海辺となり、
こうした滞在中のある日、海辺の情景を観たく、私たち夫婦は散策した・・。

やがて松倉川が海にそそぐ河口の周辺を歩くと、
          
遥かな彼方に函館山が見え、その先端の断崖上にあるのが、立待岬(たちまちみさき)と思え、
念願してきた岬を初めてお逢いできた・・。

そして海辺に近づくと、右側に市街が見えたりした。
           

その後、私たちは海辺の砂浜に下り立つと、海辺の観光ホテルも見え、
函館山、そして先端のひとつの立待岬は、遥か彼方であったが、明確に観えたりした。
          

そして護岸工事もされていない海辺の砂浜を私たちは歩き、
幾数千年・・寄せては返す波・・良き光景だねぇ、
と私は家内に言ったりした。
          

          
そして10分ばかり更に進んだ処で、閉鎖の公示があり、
やむなく引き返した。
          

やがて別れを告げる前に、お別れの挨拶の記念写真を撮ったりた。
          
                              《つづく》
☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、幸いです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログ 60歳代へにほんブログ村
散文 ブログランキングへ

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする