私は東京の調布市の片隅に住む年金生活の70歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に築後37年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
そして家内は高齢者入門の65歳の身となり、
私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。
私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。
そしてサラリーマンの現役時代に於いては、もとより我が家の収入の責務は私であるので私なりに奮闘し、
家内は結婚して3年を除き、専業主婦の身で、洗濯、掃除、料理、買い物などしたり、
親族の交際も含めて、我が家の専守防衛長官の責任を果たしてきた。
私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
こうした中で家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後の年金生活に於いては、日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
それでも小心者の私は、引け目を感じて、家内の茶坊主に専念し、
家内がコーヒーが飲みたい雰囲気を察して、私は日に5回ぐらいは淹れたりしている。
過ぎし12日より、私の住む地域は早朝から快晴となり、やがて最高気温は真夏日の30度前後熱さとなり、
本日の15日まで続いている・・。
この間、家内は2時より起きて洗濯するわ、と呟(つぶや)くように言ったりし、
実行してきた。
本日の朝、私は6時過ぎに起床して、居間に下り立てば、
家内はNHKのテレビニュースを視聴していた。
そして私は何時に起きたの、と家内に訊(たず)ねば、
朝1時半過ぎに起床して、洗濯をしたり、掃除をしたらしい・・。
そして日の出の4時半頃の時間に合わせて、家屋に隣接した小庭にある外干しの竿(さお)に、干したりしていた、
と何かと愚図の私は聞いたりした。
『ここ10数年ブームとなっている山ガールだって・・
この時節は3時半に起床して・・5時前後に次の行程を歩きだすのが、
夏山の標準日程なのに・・XXちゃんは早すぎるょ・・
せめて日の出の頃から起床して、洗濯物を洗濯機にセットすれば・・』
と私は若き学生時代に山歩きのクラブでテント生活をしてきた体験を含めて、
家内に言ったりしてきた。
『それじゃ・・洗濯物は予定通り終わりません』
と家内は言いながら、やがて第二波、第三波と洗濯物を洗濯機にセットし、
やがて外干しの竿(さお)に、干してきたのが、実情であった。
我が家の洗濯物は、ときおり独り住まいとなっている家内の母の季節物が加わっているので、
少し多いと思われる。
私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、身の廻りのことが出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、暖冷房器具、衣服、庭の手入れをなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、程ほど長期に滞在し、孤軍奮闘を重ねている。
過ぎし6月29日から7月10日まで11泊12日間で、家内は実家に行った後、
家内の母の春物の普段着の衣服、カーテン、毛布などを宅配便を利用して、
我が家に送付したりしていた。
このような事情もあり、ここ4日、家内は私たち夫婦の洗濯物を含めて、
大量の洗濯物に対処してきたのである。
、
本日の午前10時過ぎに、早朝より燦々照らす初夏のような陽射しの中、
いつものように私は買物に出かけた。
まばゆい陽射しで青空は雲ひとつなく、私は銀行に寄ったり、スーパーで買物を終えて、
我が家に帰宅したのは11時過ぎであった。
そして小庭にある外干しの竿(さお)に、多くの洗濯物が干されて、
これだったら昼過ぎまでは乾くし、洗濯日和だ、と私は微笑んだりした。
そして私は着替えて、アイスコーヒーを飲んだりし、
『少し昼寝をしないと、身体が壊れるょ』
と私は家内に言ったりしている。
『今朝の洗濯で、お母さんの物は終わったから・・あとはいつも通り・・大丈夫だわ』
と家内は私に応じたりした。
過ぎしここ2日間、家内は居間の片隅で夏掛けの布団にくるまり、
一時間ぐらい昼寝をしてきた。
その後は夜の9時過ぎに寝室に行き、寝付いてきた。

しかし家内は何かと早期解決の性格で、いつもの平常になっても、
遅くても早朝3時頃から、洗濯物を洗濯機にセットしてきているので、
『XXちゃんには・・負けるょ』
と私は家内に微苦笑しながら言ったりし、早や10年となっている。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
そして雑木の多い小庭に築後37年を迎えた古ぼけた一軒屋に住み、
お互いの趣味を互いに尊重して、日常を過ごしている。
そして家内は高齢者入門の65歳の身となり、
私たち夫婦はお互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

私は中小業の民間会社に35年近く勤め、2004年〈平成16年〉の秋に定年退職となり、
私の半生は、何かと卑屈と劣等感にさいなまれ、悪戦苦闘の多かった歩みだったので、、
せめて残された人生は、多少なりとも自在に過ごしたく、その直後から年金生活をしている・・。
そしてサラリーマンの現役時代に於いては、もとより我が家の収入の責務は私であるので私なりに奮闘し、
家内は結婚して3年を除き、専業主婦の身で、洗濯、掃除、料理、買い物などしたり、
親族の交際も含めて、我が家の専守防衛長官の責任を果たしてきた。
私が年金生活を始めて最初に配慮したことは、
家内の従来の専業主婦の日常のペース、ささやかな憩(いこ)いひとときなどの過ごし時を配慮して、
私は独りで外出して、自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを散策して、季節のうつろいを享受し、
本屋、古本屋に寄ったりしている。
こうした中で家内は少なくても料理、洗濯、掃除などがあり、
私は現役のサラリーマン時代から、小庭の手入れをするぐらいであったので、
せめて退職後の年金生活に於いては、日常の買物ぐらいと思い立ち、私は自主的に買物の担当となったりした。
それでも小心者の私は、引け目を感じて、家内の茶坊主に専念し、
家内がコーヒーが飲みたい雰囲気を察して、私は日に5回ぐらいは淹れたりしている。

過ぎし12日より、私の住む地域は早朝から快晴となり、やがて最高気温は真夏日の30度前後熱さとなり、
本日の15日まで続いている・・。
この間、家内は2時より起きて洗濯するわ、と呟(つぶや)くように言ったりし、
実行してきた。
本日の朝、私は6時過ぎに起床して、居間に下り立てば、
家内はNHKのテレビニュースを視聴していた。
そして私は何時に起きたの、と家内に訊(たず)ねば、
朝1時半過ぎに起床して、洗濯をしたり、掃除をしたらしい・・。
そして日の出の4時半頃の時間に合わせて、家屋に隣接した小庭にある外干しの竿(さお)に、干したりしていた、
と何かと愚図の私は聞いたりした。
『ここ10数年ブームとなっている山ガールだって・・
この時節は3時半に起床して・・5時前後に次の行程を歩きだすのが、
夏山の標準日程なのに・・XXちゃんは早すぎるょ・・
せめて日の出の頃から起床して、洗濯物を洗濯機にセットすれば・・』
と私は若き学生時代に山歩きのクラブでテント生活をしてきた体験を含めて、
家内に言ったりしてきた。

『それじゃ・・洗濯物は予定通り終わりません』
と家内は言いながら、やがて第二波、第三波と洗濯物を洗濯機にセットし、
やがて外干しの竿(さお)に、干してきたのが、実情であった。
我が家の洗濯物は、ときおり独り住まいとなっている家内の母の季節物が加わっているので、
少し多いと思われる。
私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、身の廻りのことが出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、暖冷房器具、衣服、庭の手入れをなどは、おぼつかなくなり、
長女の家内は季節の変わるたびに、程ほど長期に滞在し、孤軍奮闘を重ねている。
過ぎし6月29日から7月10日まで11泊12日間で、家内は実家に行った後、
家内の母の春物の普段着の衣服、カーテン、毛布などを宅配便を利用して、
我が家に送付したりしていた。
このような事情もあり、ここ4日、家内は私たち夫婦の洗濯物を含めて、
大量の洗濯物に対処してきたのである。

、
本日の午前10時過ぎに、早朝より燦々照らす初夏のような陽射しの中、
いつものように私は買物に出かけた。
まばゆい陽射しで青空は雲ひとつなく、私は銀行に寄ったり、スーパーで買物を終えて、
我が家に帰宅したのは11時過ぎであった。
そして小庭にある外干しの竿(さお)に、多くの洗濯物が干されて、
これだったら昼過ぎまでは乾くし、洗濯日和だ、と私は微笑んだりした。
そして私は着替えて、アイスコーヒーを飲んだりし、
『少し昼寝をしないと、身体が壊れるょ』
と私は家内に言ったりしている。
『今朝の洗濯で、お母さんの物は終わったから・・あとはいつも通り・・大丈夫だわ』
と家内は私に応じたりした。
過ぎしここ2日間、家内は居間の片隅で夏掛けの布団にくるまり、
一時間ぐらい昼寝をしてきた。
その後は夜の9時過ぎに寝室に行き、寝付いてきた。

しかし家内は何かと早期解決の性格で、いつもの平常になっても、
遅くても早朝3時頃から、洗濯物を洗濯機にセットしてきているので、
『XXちゃんには・・負けるょ』
と私は家内に微苦笑しながら言ったりし、早や10年となっている。
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