先程、新潮社の公式サイトのひとつの【 ディリー新潮 】を見ていたら、
『 NHK受信料値下げはたった35円、
ならば「チコちゃんグッズ」を無料で配布せよ! 』と題された見出し記事を見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
どのようなことなの・・と思いながら、好奇心に負けて記事を精読してしまった。
この記事は、週刊新潮WEB取材班が綴られた記事で、
【 ディリー新潮 】に2018年12月11日に配信され、て無断であるが転載させて頂く。
《・・NHK受信料値下げはたった35円、ならば「チコちゃんグッズ」を無料で配布せよ!

11月27日、ついにNHKが受信料の値下げを発表した。
現在の月額1260円(地上契約の口座振替・クレジットカード払い)が、なんと1225円!
月35円の値引きという出血大サービスだあ!
返す刀で28日には、
子会社のNHKエンタープライズが、
人気番組「チコちゃんに叱られる!」のキャラクターグッズを販売すると発表した。

☆【 ディリー新潮 】に掲載された写真を借用☆
受信料は、たった35円の値引き、チコちゃんグッズで、いくら取り戻すつもりなのか。
そんなに値下げが嫌なら、グッズぐらいサービスとして、契約者に配ったらどうだ! NHK。
***
すでにデイリー新潮の「NHKが突如『受信料値下げ』を表明、
視聴者不在の極めてうさん臭いウラ事情」(10月30日掲載)で既報の通りだ。
NHKは、2020年の東京オリンピック開催までに、
ネットでの常時同時配信をやりたくてやりたくて仕方ないのだが、
現行の放送法では認められていない。
そこで、値下げと引き換えに、法改正を認めてもらおうという腹がある。
そこでNHKが出してきたのが、月35円という、しみったれた値下げなのだ。
「NHKとしては、これが史上2度目の値下げとなります。
2012年10月に、8.9%(月額120円)という値下げをしたときも、
“まったく値下げ感がない”と言われたものですが、
今回はそれをさらに下回る値下げだったのには驚きました。
どうせ大幅値下げはないと踏んでいたものの、額面では、わずか2.8%。
それでもNHKとしては、来年10月の消費増税時には据え置き、
さらに2020年10月に35円値下げ、2年連続で計59円の大きな値下げとでも言いたいかもしれませんが、
その程度なら誤差の範囲ですよ。

契約者への還元規模は、単年度で422億円と言っていますが、
受信料収入は年々伸びており、昨年(6913億円)までは4年連続で過去最高を記録し、
内部留保は1千億円にまで達しています。
さらに今年は4月から、半年で50万9千件も契約者が増加しており、
今年度の収入は、7060億円を見込んでいます。
それもこれも、昨年、最高裁が受信料制度を合憲と認めたからです」(放送業界誌記者)
NHKは11月29日、受信契約の締結と受信料の支払いを求めて
新たに大阪府の未契約世帯6件に対し、民事訴訟を起こした。
「NHKはこれまで、365件もの民事訴訟の提起を行い、
うち183件については、契約に応じたために訴えを取り下げ、
さらに82件で和解し、82件でNHKが勝訴。残りの18件は係争中です。かなり強気です」(同・放送業界誌記者)
いったい皆様のNHKは、どこに行ってしまったのか。

☆子会社は商売上手
「NHKも必死であることは間違いないのです。
少子化も進む中、スマホの普及により、若年層を中心にテレビ離れが進んでいるからです。
総務省の発表(平成29年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書)では
テレビの視聴時間は、10代の場合、平日1日の視聴時間は73.3分で、
ネットの128.8分大きく下回っており、その傾向は年々悪化しています。
テレビで受信料が取れなくなれば、NHKにとっては死活問題ですから、
ネットにも、テレビと同じ番組を配信することで、
ゆくゆくは、そこから受信料を取りたいわけです」(同・放送業界誌記者)
そのための常時同時配信であり、それを実現するために総務省の条件を呑み、
35円の値下げに踏み切ったわけである。
「損して得取れ」とはこのこと。
だが、その「損」ももったいないのか、子会社のエンプラがチコちゃんグッズを販売すると発表したのである。
「NHKには、子会社が13、関連会社が4つ、関連公益法人などが9団体あります。
放送法によりNHKは、営利目的の事業、
つまり商売をしてはいけないことになっていますが、
1982年の法改正で営利企業への出資が認められるようになったために、
不安定だった受信料収入を補完する目的で作られたのが関連会社です。
NHK職員の天下り先でもあり、関連会社に出向し、
また本体に戻ってくるなど密な関係で知られています。
関連団体からNHKへの副次収入は、毎年50~60億円に上る。
なかでもエンプラは、子会社の中でも最大の利益を生み出す企業で、
番組制作はもちろん、番組のソフト販売、番組グッズの販売なども行っています」(同・放送業界誌記者)
“どーもくん”や“にこにこ、ぷん”、朝ドラグッズなども幅広く手がけており、
東京駅やスカイツリーなど、期間限定のショップも含めると、
現在、全国11カ所に店舗を設けている。
そのグッズは、結構なお値段なのだ。
例えば・・・。
●どーもくん 20th Anniversary 袴ぬいぐるみ:3780円
●大河ドラマ どーもくんセット(西郷どん、新撰組! ):5184円
●にこにこ、ぷん ぬいぐるみSS ぽろり:2268円
●おじゃる丸 ランチトート おじゃる17:2376円
●とと姉ちゃん キャンバストートバッグ:1620円
などなど、どーもくんグッズは、19種もあったりして、民放のグッズ販売よりも充実している。
さらに、大人気のチコちゃんグッズを加えるというわけだ。
チコちゃんのファンという上智大学の碓井広義教授(メディア文化論)は言う。
「私も欲しくなるもんなあ、チコちゃん。大ヒット間違いないと思います。
商売が上手いですよ、NHKは。
だけど、こと受信料となると、まったく視聴者のことを考えていない。
数10円の値下げなら、ありがた感は全く無いし、かえって寝た子を起こすようなものです。
こんなに払っていたのかと。
その程度の値下げなら、番組の中身の向上に使ってもらってかまいません。
12月1日からは、4K・8Kの放送も始まるわけですが、いまのところ富裕層しか関係ありません。
いくら画像が綺麗、音もいいとか言われても、ハイビジョンのときの宣伝文句と、どう違うのか分からない。
約400億円もの視聴者還元が、月に数10円にしかならないのなら、
戦後の街頭テレビじゃないけど、4K・8Kが、どれだけすごいのか、駅前にでも設置して見せてほしい。
4Kテレビを配布しろとまでは言いませんから。
もしくは、シールでもいいからチコちゃんグッズを配布したほうが、
よっぽど視聴者はありがたがるかもしれません」
いつもお世話になっております。
粗品ではございますが・・・くらい言ってみたらどうですか。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
記事を読み終わった後、私は微苦笑を重ねてしまった・・。
我が家はNHKテレビ放送に関しては、地上デジタル、そしてBS放送に加入している。
そして私は、NHKのニュース、天気情報は殆ど毎日視聴している。
或いはドキュメンタリー、音楽番組、映画などを何かと視聴している。
そして民間テレビの番組で、やはりドキュメンタリー、
ときたま家内に誘われてテレビ朝日のドラマの『相棒』、そして旅番組も視聴している程度である。
もとよりドキュメンタリーの番組は、製作コストが多大に要するのが多く、
私は視聴しながら、さすがにNHKの製作スタッフ、或いは民間テレビの努力に、
好感しながら、多々教示されている。
そして昨今、4K・8Kの放送に関して、膨大な経費を知り、
私はNHK受信料に関しては、据え置きでも良いが、何よりも番組の質の向上を図って欲しい、
と願うひとりである。
もとよりNHKは公共放送の責務に於いて、民間テレビと違い、
少なくとも災害、国政選挙などは、逐次伝えこともあり、
そして視聴者を配慮して多彩な番組を放送している。
こうした関係で、全国の各地に多くのスタッフを要するので、
経費も増している。
そしてスタッフ、関係者には、一部の御方が高額な年収を得ている、
と私は風の噂で聞いたりしている。
こうした時、NHKは公共放送の立場から、
国家公務員に準拠した待遇で、会社全般として自制するのが、心の節度と思ったりしている。
余談であるが、今回の「チコちゃん」に関しては、時代遅れの私は一週間前の頃に学んだりした。
何かしら雑学クイズ番組で、
たとえば『 いってらっしゃ~・・・言って・・お別れするとき、手を振るのはなぜ? 」
このような5歳のチコちゃんが、問いかける素朴な質問に、
応(こた)えられないと、
5歳のチコちゃんに『 ボーっと生きてんじゃねーよ! 』と叱咤される・・。
私は最初はビックリとしたが、川柳の世界の戯曲版だなぁ・・と微苦笑したりした。
そして好評を得ていることは、5歳に設定した女の子のチコちゃんから、
苦言、罵倒、叱咤されても、誰しも怒れない妙齢である、と苦笑した。