先程、『 Yahoo! JAPAN 』の『ライフ』コーナーの記事を読んでいる中、
『 “美容室バブル”に変調の兆し。
実は美容師は人余り? 』と見出しされた記事を見たりした。
私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、築後39年を過ぎた古ぼけた一軒屋に住んでいる。
私たち夫婦はお互いに厚生年金とわずかな企業年金を頂き、程ほど貯金を取り崩しながら、
ささやかに過ごしている。
こうした中で、私は散髪屋(理容店)に4週間毎で、近所にある散髪屋(理容店)に行き、
この地域の標準価格の4000円を支払っている。
家内は最寄り駅の近くにある美容室に月に一度で、白髪が目立つようになり、
薄茶に染めて頂き、髪の毛の長さはセミロングとしている。
或る日、家内は福沢諭吉さんのお札を支払っているのょ・・と私は言われたりしたが、
高齢者の男性の私は、高いのか廉(やす)いのか判らず、
『すきっりと髪の毛が整って・・お似合いだょ・・』と私は家内に言ったりしてきた。
このように私は、美容院の事情も知らず、今回の見出しを見て、
美容室って・・どのような状況なの・・と好奇心に負けて、
こっそりと記事を読んでしまった。
この記事は、葛西 裕一さんの寄稿文で、
公式サイトの【 LIMO(リーモ)】に2018年12月14日号に配信され、
無断であるが転載させて頂く。

☆毎年12月13日は「美容室の日」
これは、有名美容師の正宗卓氏(現在は西洋髪結社社長)が、2003年に制定したものです。
毎年12月は、美容室(「美容院」も含む、以下同)の来客が多くなることと、
「13」がBeautyの「B」に似ていることが理由とされています。
かなりこじつけの感もありますが、せっかくですから、
最近の美容室・美容業界の現状を見てみましょう。
結論から言うと、美容業界は、日本では数少ない長期安定成長産業であり、
ある種のバブルと言えなくもない状況にあります。
その一方で、競争も激しく、新陳代謝の盛んな業界と見ることもできます。

☆増加が続く国内の美容室の数、20年間で+24%増に
まず、国内にある「美容室」の事業所数は、
年度末調査に変わった平成9年末の19万8,889か所から
平成29年度末には24万7,578か所へと+4万8,689か所増加しています(厚生労働省「衛生行政報告例」より)。
20年間の増加率は+24.5%増でした。
これは同じ期間に「理容室」が、14万2,809から12万965ヶ所へと
▲2万1,844か所減少(同▲15.3%減)したのと対照的です。
“確かに、家の周辺に美容室がたくさんあるなぁ”と感じる人もいるかもしれません。
また、美容室の数は、平成12年度から現在まで、実質的に18年連続の増加となっています。
“実質的に”としたのは、微減となった平成22年度は、東日本大震災の影響で調査対象外があったためです。
それにしても、大不況だったリーマンショック時でも、
増加したことは特筆すべきことです。
“美しくなりたい”、“美しく見せたい”という女性の願望には、景気変動も関係ないのでしょうか。
ちなみに、美容室と理容室は、同じような名称ですが、
業務内容は明確に区分けされています。
詳細は省略しますが、美容室の業務は「化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすること」となっており、
頭髪の刈込やカットが中心の理容室とは異なります。
その結果として、男性が行くのが理容室(床屋)、女性が行くのが美容室となっているようです。
最近は、若い男性が美容室に行くこともめずらしくありませんが、
基本的には女性客が圧倒的に多いと見ていいでしょう。
このように美容室の数を見ると、美容業界は急成長産業ではありませんが、
長期的に安定成長が続いていると見ることができます。
次に、従業員数を見てみましょう。
同じ厚労省の統計によれば、美容室数の増加に伴い、
そこで働く「美容師数」も平成9年末の33万3,153人から
平成29年度末52万3,543人へと増加の一途を辿っています。
20年間での増加率は+57.1%増ですから、美容室数の増加率を大きく上回るペースです。
その年によってバラツキはあるものの、ここ10年間は、毎年平均約+1万人増加しています。
平成29年度は約+1万4,300人増と、再び大幅な拡大傾向が見られました。
美容師は人気職業なのでしょうか?
ちなみに、理容室で働く「理容師数」は、同じ期間で▲12.3%減となっています。
これは、おおむね理容室数の減少に沿ったものと言えましょう。

☆美容師には需給ギャップがある?
この数字だけを見ると、何となく人手不足という印象がなくもありません。
しかし、「美容師」は国家試験に合格して、名簿登録しなければ従事できません。
この名簿登録される美容師は、直近10年間は、毎年約1万8,000人です
(平成28年度は約1万8,500人、平成29年度は最終結果未発表)。
つまり、毎年新たに約1万8,000人の新たな美容師が誕生しているにもかかわらず、
統計上で増加している美容師数は、約1万人に止まっているのです。
登録した全員が、すぐ従事するわけではないとはいえ、
明らかに大きな“需給ギャップ”が存在していることがわかります。
単純に考えれば、毎年多くの美容師が“失職”している、
もしくは、いつになっても働き口が見つからないということになります。

☆“美容室バブル”に変調の兆しも
こうした一種の“美容室バブル”に、変調の兆しが出ています。
先日明らかになったデータによれば、今年2018年の美容室の倒産件数は、
1-11月累計で86件になり、年間では直近10年で最高となる可能性が高まりました。
その要因は様々ですが、店舗過剰による売上不振が最大のようです。
確かに、全体の美容室数から見れば、倒産件数はまだ多くありません。
しかし、一般論として、バブルが弾ける時は、ささいなことがきっかけとなって、
あっという間に悪化します。
来年以降、この“美容室バブル”が、どうなるのか注視したいと思います。
一方で、こうした“美容室バブル”を膨らませてきたのは、
“美しくなりたい”という女性のあくなき願いです。
この願望は、そう簡単に縮小しないかもしれません。
それどころか、ますます拡大する可能性すらあるのです。
何しろ、女性の“美しくなりたい”という思いは、紀元前の古代から続いているのですから。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
記事を読み終わった後、ここ20年、散髪屋(理容店)が
《・・14万2,809から12万965ヶ所へと
▲2万1,844か所減少(同▲15.3%減)・・》と学び、微苦笑してしまった。
私は現役サラリーマン時代は、3週間毎に行ったりしてきたが、
年金生活の今は、4週間に一回になってしまった実態なので、
高齢者が増加している今日、やはりねぇ・・、と微苦笑したりした。
何かしら美容院は、ここ20年、散髪屋(理容店)が
《・・19万8,889か所から24万7,578か所へと
+4万8,689か所増加(同+57.1%増)・・と学び、微笑んでしまった。
やはり殆どの女性は、いつまでも綺麗でいたいし、
男性から見ても、女性が小奇麗な容姿は好感するので、解るよなぁ、
と私は微笑んだりしたのであった。
私は恥ずかしながら、美容院に行った体験を秘めている。
過ぎし2015年の11月、白内障に伴い最寄駅に近い眼科医院で、
17日に左眼の手術を受けて、そして24日は右眼の手術を受けたりした・・。
この間、洗髪に関して、手術後の翌日に医院長から、
本日より美容室、理容室で、頭を上仰向けで行うことはできますが、自分でしないこと、
と言われたりした。
そして同行した家内から、
安全性から、美容院で洗髪しましょう、と私は言ったりしてきた。
そして家内は、近くにある美容院が2店あり、大きめで明るい美容院で立ち止まり、
『ここが良さそうだわ・・』
と家内が私に言ったりした。
私は平素は夕方5時半過ぎに入浴する時は、必ず洗髪してきたので、
左眼を17日に手術して以来、一番気にかけていたひとつであった。
しかしながらは、散髪屋(理容店)は小学校入学してから、少なくとも月に一度ぐらいペースで、
65年ばかり愛用してきたが、もとより日本男児の私は、美容院は未知の世界であった。
家内のアドバイスで、生まれて初めて美容院に入店した。
そして家内は、美男子の美容師さんに、私の洗髪を依頼していた。
まもなく私は、おしゃれな室内を通されて、散髪屋(理容店)の座席とも違い、
戸惑いながら美容院専用の座席に腰を下ろして、上半身、下半身を延ばし、
左眼は白内障の手術後の為、水分は掛からないように・・、と依頼したりした。
まもなく美男子の美容師さんは、私の左眼に眼帯を付けて下さり、
二度洗いをお願いしたりした・・。
シャンプー、そして程ほど湯温度で洗い流し、やがてマッサージ、最後に熱風で濡れ髪を乾かすなど、
今まで散髪屋(理容店)で洗髪の行程を長年体験したきたが、
女性用の今回の洗髪の行程は、しなやかでまろやかさを感じたりした。
まもなく私は、思っていたより遥かに快適でしたょ、と美男子の美容師さんに礼を言ったりした。
やがて私たち夫婦は、美容院を辞した後、買物でスーパーに向かう途中、
『今の美容院・・いくら支払ったの?』
と美容院の費用に何かと無知な私は、家内に尋ねたりした。
『2500円少しだったわ・・』
と家内は微笑みながら私に言ったりした。
『そう・・でも今後、少なくとも4回ぐらい洗髪をすることもあるし・・』
と私はためらいながら家内に言ったりした。
『私が月に一度ぐらい行っている美容院・・13000円少しだわ。
こうしたことを思えば、今回の洗髪・・妥当と思えるわ・・
それより自宅で貴方が自分で洗髪して・・眼を汚して・・感染症などで悪化する方が大変ょ』
と家内は私に言ったりした。
このようなことを話し合いながら、私たち夫婦はスーパーに入ったりした。
今回、美容院に関して、私のささやかな体験を思い馳せて、微苦笑している。