先程、ときおり愛読している【 日刊ゲンダイDIGITAL 】を見ている中で、
『 唇がひどく荒れやすい・・・どんな病気が考えられるのか?
【名医が答える病気と体の悩み】 』、
と題された記事を見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の77歳の身であるが、
過ぎし一昨年の2月上旬の頃から、新型コロナウイルスに伴い、
テレビのニュースなどで、感染した事態が日々報じられ、これ以来何かと重苦しい風潮の中、
私は戸惑いながら過ごしている。
「相手と身体的距離を確保すること」、「マスクの着用」、
「三密(密集、密接、密閉)」を避けるといった原則を守りながら過ごし、
何よりの国民の責務と思ったりしてきた。

しかしながら苦手なマスクをして、長く散策すると息苦しくなり、
人影の少ない処で、こっそりマスクを外して、深呼吸したりしてきた。
或いは特に熱い季節は、マスクをしていると、口の周辺が汗ばみ、
やがて帰宅後、洗面所で顔を洗ったりした後は、
私がヒゲ剃り後の愛用しているユーキュンのローションを塗ったりしている。
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そして唇も汗ばみ、こっそりとリップ・クリームを塗り、
メンソレータムの香りの効果で、唇もさわやかに回復している。
こうした私はささやかな体験をしているので、
今回の《・・唇がひどく荒れやすい・・・どんな病気が考えられるのか?・・》って、
どのようなことなのょ、と思いながら、こっそりと読んでしまった。
この記事は、【名医が答える病気と体の悩み】の連載記事で、
今回は、皮膚科専門医の麗しき松浦佳奈(まつうら・かな)さんが担当され、
【 日刊ゲンダイDIGITAL 】に於いて、4月12日に配信され、
無断であるが、記事を転載させて頂く。
《・・ 唇は、皮膚が柔らかくデリケートなため、荒れやすい部位です。
唇が荒れて割れるような症状があるようなら、いくつかの病気が考えられます。
もっとも多いのは「口唇炎」で、
唇が乾燥し、皮がむけたり、唇が腫れたりして、炎症や湿疹が現れます。
唇は粘膜が薄いため水分が蒸発しやすく、外からの刺激を受けやすい。
たとえば唇をなめるクセがあったり、唇が日焼けして湿疹が出るケースもあります。
もともとアトピー性皮膚炎がある場合、肌質が弱いので唇が切れやすく、
口唇炎になる方が多くみられます。
さらに、かんきつ類、ナッツ類、パイナップル、香辛料といった刺激のある食べ物、
洗顔料や口紅などの刺激性物質、
義歯などが唇に接触することで、炎症を起こすケースもあります。
「接触性皮膚炎(接触口唇炎)」と呼ばれています。
いずれも治療は、保湿をしっかりすることと、
炎症によって真っ赤にただれる場合は、ステロイドの塗り薬を処方しています。
ほかに「口唇ヘルペス」があります。
ヘルペスウイルスの感染によって、唇に小さな水疱ができる病気です。
風邪やストレスによる免疫力の低下が、原因になり症状が出ます。
春や秋の季節の変わり目に起こりやすい傾向があります。
症状は、ぴりぴりとした違和感や熱感があり、唇が腫れて赤くなります。
これは、ウイルスが内部で炎症を起こしているためで、痛みを生じます。
発症後、数日で水ぶくれができます。
通常は1週間程度で乾燥して水ぶくれが治まり、かさぶたになったら回復のサインです。
ただし、口唇ヘルペスは一度感染すると、
神経細胞まで感染し、免疫が落ちるたびに再発するリスクがあります。
治療としては、ウイルスの増殖を抑える抗ヘルペスウイルス薬が処方されるケースが多く、
また2次的に細菌感染の疑いがあれば、抗生物質が使われることもあります。
市販の軟膏もありますが、まずは皮膚科で診断してもらい、
症状に合った薬を処方してもらいましょう。
さらに、唇から口内に差し掛かる唇の内側に、治りにくい口内炎ができた場合は要注意です。
免疫が原因の病気のサインである可能性があります。
全身性の炎症性疾患の「ベーチェット病」や、大腸の炎症性疾患の「潰瘍性大腸炎」が考えられます。
このように唇や周辺の症状から、全身の病気を発見するケースもあるので、
見逃さないようにしましょう。
▽松浦佳奈(まつうら・かな)
2012年聖マリアンナ医科大学医学部医学科卒業後、
2018年には同大学病院皮膚科医長を経て、2021年4月から二子玉川皮フ科副院長。・・》