
肩コリが起こると慢性化していくのはなぜ?【肩甲骨はがしで肩コリ解消】
肩甲骨は、背中側の両肩に、甲羅のようにのった三角形の大きな骨。
長時間のパソコン作業やスマホ使用によって、
肩甲骨を支える筋肉が、ガチガチに固まってしまうことで、
肩甲骨の柔軟な動きが妨げられ、肩コリが起こります。
肩コリは放っておくと、つらい症状となり、
さらには、頭痛やめまい、腰痛、吐き気などを併発することもあります。
そこで、理学療法学の第一人者、藤縄 理先生の著書
『肩甲骨はがし すべての体操の動画が見られるQRコードつき』(宝島社)から、
肩コリが起こるメカニズムをご紹介します。
監修/藤縄 理

☆疲労物質「乳酸」による 悪循環のスパイラル
何をしてもよくならない、しつこい肩コリや首コリ。
悪化や慢性化を防ぐには、まず原因を知ることが重要です。
肩甲骨まわりをガチガチにし、肩や首の痛みを引き起こすメカニズムを解説します。
肩や首、背中のコリは、一度発生すると、なかなか改善しません。
つらいコリが、いつまでも治らない元凶は、
日常的な姿勢の悪さや運動不足、心身のストレスなど複数あります。
これらに共通するのは、肩甲骨まわりの筋肉が、柔軟性を失ってしまったことです。
動きも悪くなり、常に緊張状態であるため、
筋肉にこわばりが起こり、血管を圧迫。
血流が悪くなり、筋肉は酸素不足に陥り、乳酸などの疲労物質が蓄積されます。
乳酸は、 筋肉が収縮するエネルギーとして、ブドウ糖が分解される過程でできる物質です。
筋肉に柔軟性があり、適度に運動をする習慣があれば、
乳酸が生成されても最終的には分解され、エネルギー源になります。
しかし、筋肉がこわばり、酸素不足になりやすい状態では、
筋肉内に乳酸が蓄積して、筋肉をさらに硬くしてしまいます。
すると血液循環はますます悪くなる・・・という悪循環のスパイラルが生まれ、
コリが慢性化してしまうのです。
また、乳酸が筋肉に増えて、筋肉が緊張したままだと、
肩や首筋の神経を刺激し、コリの痛みも強くなります。

☆体型の悩みの原因もガチガチ肩甲骨が原因かも!?
慢性化したコリを放置することは、美容においても、マイナスしかありません。
硬くなった筋肉が原因で、血流やリンパの流れが悪くなると、
取り入れたエネルギーや栄養素を体内で消費する代謝のシステムが低下して、
太りやすい、老廃物がうまく排出されないということも起こります。
姿勢の悪さが原因で、コリが慢性化しているのであれば、
上の右のイラストのような体型の悩みが、すでに現れているのではないでしょうか。
ガチガチ肩甲骨を解消し、コリをほぐすだけで、 体型の悩みも解消できるかもしれません。
『肩甲骨はがし すべての体操の動画が見られるQRコードつき』 監修 藤縄 理(宝島社)
QRコードによる『肩甲骨はがし7日間チャレンジ体操』動画付き。
スマホさえあればどこでも気軽にトレーニングできます。
動画を見ることで、動きがよりわかりやすくなります。
藤縄 理(ふじなわ・おさむ) 福井医療大学保健医療学部教授。
1976年、武蔵工業大学(現・東京都市大学)卒業。
1980年に国立犀潟療養所附属リハビリテーション学院理療法学科を卒業し、理学療法士免許を取得。
アメリカ・ペンシルバニア州ピッツバーグ大学大学院修士課程(スポーツ理学療法・整形理学療法専攻)修了、
新潟大学大学院医歯学総合研究科生体機能調節医学専攻博士課程修了。博士(医学)。
理学療法学の第一人者。(略)・・ 》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、理学療法学の第一人者の藤縄 理(ふじなわ・おさむ)教授の監修に基づいて、
肩コリが起こる原因、慢性化、そして肩コリ解消、具体的な提言を多々学んだりした。
何より学んだのは、《・・悪化や慢性化を防ぐには、まず原因を知ることが重要で・・
日常的な姿勢の悪さや運動不足、心身のストレスなど複数あります・・》と学び、
反省したりしている。
午前中に買い物、散策をした後は、午後のひととき、
パソコンに向かい、投稿文を書いたり、
或いは私が好感している多くの御方の投稿文を読ませて頂くと、
ときには3時間も要する時もある。
こうした時の座っている姿勢も、いいかげんであるので、
反省している。
そして一時間以上過ぎた時、まず第一歩として、軽くラジオ体操の真似事・・
必須事項にしょうかしら、と微苦笑したりしている。
何よりも健全な心身は、たとえ体力が衰えても、自身が守る・・、
遅ればせながら自身を鼓舞したりしている。