先程、ヤフージャパンより配信されたニュースを見入る中で、
『 自宅内で“はだし生活” 扁平足の予防に?
メリット&デメリットを循環器内科専門医に聞く 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の78歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
こうした中、毎年の5月の大型連休の頃より、10月初旬の頃まで、
我が家の居間、玄関の踊り場などは板張りのフローリングである中、
私たち夫婦は、素足のはだしで移動をしたり、歩き廻っている。

しかしながら足元が寒さを感じる季節には、靴下でスリッパを履いて、
移動しているのが、我が家の生活実態となっている。
このような状況であるので、今回の記事に於いて、
循環器内科専門医よりメリット&デメリットを学びたく、記事を読んでしまった。
今回の循環器内科専門医の藤井崇博さんより、
《・・自宅内をはだしで、生活することのメリットやデメリットについて ・・》、
懇切丁寧な解説を私は、精読して、多々教示させられたりした。
多くの御方と共有致したく、あえて記事を転載させて頂く。
《・・ 自宅内をはだしで、生活している人は、多くいると思います。
その一方で、靴下や室内スリッパを履いて生活している人も、
少なくないでしょう。
自宅内をはだしで、生活することのメリットやデメリットについて、
医学博士、循環器内科専門医でディオクリニックを運営する医療法人理事長の藤井崇博さんに聞きました。
☆転倒リスク軽減にも、つながる
Q.まず、自宅内をはだしで生活することでの効果といった科学的なメリットはありますか?
藤井崇博さん
「体と大地が直接つながるといった、自然の中ではだしで過ごす
いわゆる『アーシング』(グラウンディングとしても知られています)などの論文はありますが、
自宅、屋内での生活でのはだしが、健康にいいという論文は、残念ながら発見できませんでした。
そこで、出来るだけ、科学的にそのメリットを説明します。
まず、はだしになると、足が靴や靴下の締め付けから解放され、開放感を得られます。
さらに、はだしで生活すると、普段から足の指を使うようになるため
扁平(へんぺい)足の予防につながります。
扁平足になると、歩きにくい、少し歩いただけで、疲れるなどの問題が生じるようになります。
また、はだしで生活すると、足の指でしっかりと姿勢を保持するようになるため、
転倒のリスクが減るようになります」
Q.室内をはだしで生活することで生じる、デメリットはありますか?
藤井崇博さん
「はだしだと、足が保護されていないため、ケガのリスクがあります。
また、足に傷がある場合、不衛生な環境では
傷口から細菌などに感染するリスクが上がります。
はだしだと水虫に感染するリスクもアップします。
Q.では、“素足で室内スリッパを履いて生活”した場合のメリットとデメリットとして、
どんなことが考えられますか。
藤井崇博さん
「冷気に直接触れないという点で、保温効果があると思います。
スリッパを履くと、物を踏む、ぶつかるなど怪我をするといったリスクが
減らせると思います。
その一方で、スリッパが転倒の原因になるデメリットも考えられます。
高齢になると、筋力の衰えや姿勢の変化などから、
脱げやすい・滑りやすいスリッパは、転倒につながりやすいです。
高齢者の骨折は、寝たきりになるリスクを含んでいるため、室内といえども注意を要します。
また、衛生面でのメリットもあります。
足と床が、汚れにくくなります。
水虫など家族間における感染リスクも減らせると思います。
水虫という病気は、カビの一種が皮膚の角層に感染して発生します。
集団生活では、皮膚の一部から、床やマットなどを介して感染することがあります。
家族に水虫の人がいる場合、直接皮膚に触れないように、
スリッパを履いて感染を防ぐことができます。
もちろんこの際スリッパを共用してはいけません。
衛生面のデメリットとしては、同じスリッパを長時間使用して、
不衛生になることでしょう。
人は1日にコップ1杯分の汗を足にかくといわれていますし、
ムレた状態でスリッパを履き続けると、ニオイや細菌の発生源にもなります。
定期的にスリッパを洗う習慣も必要だと思います」
Q.“室内で靴下を履いて生活”した場合のメリットとデメリットには、
どんなものがあるのでしょうか。
藤井崇博さん
「靴下を履くことで、温かい足元をキープできるため、
血流が悪く足が冷たい方が靴下を履くのは、冷え対策に有効です。
ただ、足のムレには、要注意です。
足がムレると、臭いも発生しやすくなります。
通気性がない靴下だと、足汗をかいて乾かないため、
逆に冷えの原因につながってしまうこともあります。
靴下を履くときは、保温性、保湿性だけでなく、
通気性にも着目して、快適に過ごせる素材の靴下を選ぶと良いでしょう。
長い時間、フローリングのような硬い床面で、はだしで過ごすと、
思っている以上に、足に負担がかかります。
靴下を履くことで足裏が保護され、床からの衝撃を和らげてくれるので、
足腰への負担が軽減します」
Q.はだしで室外に出るのは、けがなどに気を付けないといけませんが、
メリットがあったりしますか。
藤井崇博さん
「草、土、砂利、石などと屋外ではだしで、自然と触れ合ういわゆるアーシングとは、
自然と体が接触すると、生理機能が安定して、
炎症、痛み、ストレスが軽減されたり、血流や睡眠が改善されるなど、
複数の論文で報告されています」
Q.素足でスニーカーやブーツを履いたりするとどうなるのでしょうか?
藤井崇博さん
「靴下を履いていないと、かかとや足首の部分などが、
靴擦れしやすいというデメリットがあります。
これは皮膚が、直接スニーカーの硬い部分に擦れてしまうため起こります。
また、先述しましたが、足の裏は、思っている以上にたくさん汗をかくため、
汗が直接、靴底に染み込んでしまいます。
すると、臭いのもととなりスニーカーが臭くなってしまいますし、
靴底や側面にも直接肌が触れて靴が汗を吸ってしまうと、
生地が痛みやすくなり靴の寿命も短くなってしまいます」
藤井崇博さんの説明で、はだしでの生活には
「開放感」、「扁平足の予防」、「転倒リスクの軽減」につながることが分かりました。
さらに、屋外で少しの時間だけでも、はだしになると、
ストレスの軽減、血流や睡眠の改善も見込めるということです。
今回は、靴下やスリッパを履いて生活することでのメリットとデメリットも説明してもらいました。
運動する機会が減り、扁平足に悩んでいる人や、転倒する機会が増えたりしている人は、
はだし生活をすると改善につながるかもしれません。
オトナンサー編集部 ・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
私たち夫婦は、自宅の室内で、素足のはだしになると、
足が靴や靴下の締め付けから解放され、開放感を得られ、
何かしら気持ちが良いから、実行している。
今回、“はだし生活”、メリット&デメリット、
78歳の私は学び、微笑んでしまった・・。
そして過ぎし海辺のリゾートホテルに滞在している中、
浜辺で素足で歩かれている御夫婦を見かけて、微笑んだりした・・。
今回、学んだ《・・自然と体が接触すると、生理機能が安定して、
炎症、痛み、ストレスが軽減されたり、血流や睡眠が改善されるなど ・・》、
思い重ねたりした・・。
尚、私は外出する時は、ウォーキング・シューズなどの靴は、靴下を履いて歩いているが、
素足だけの場合は、下駄、健康サンダル以外は、ないよなぁ・・と呟(つぶや)いたりしている。