先程、ヤフージャパンより配信されたニュースを見入る中で、
『 「血液型で病気リスクがこんなに違う」
O型に比べ脳卒中1・83倍、認知症1・82倍・・という血液型とは何か 』、
と題された見出しを見たりした。
私は東京の調布市に住む年金生活の79歳の身であるが、
私より5歳若い家内と共に、古ぼけた戸建てに住み、ささやかに過ごしている。
こうした中、私は恥ずかしなから血液型は、B型であり、
確か10年前の頃、ある書物を読んでいた中で、
《・・占いのように思われがちだが、
最近では会社の人事に取り入れられるケースも見受けられるのが血液型診断。
O型とA型で約7割を占める日本人。
その煮詰まりやすい社会のなかに、
発想転換のヒントを与えるとともに、潤滑油として「楽しさ」を与えるのがB型だ。
B型に向いているのは、音楽や芸術分野に関わる仕事。
独特の鋭い感性でイメージを展開したり、ひらめきや直感に富んでいるので、
クリエイティブな分野の仕事には最適だが、持続力がないのが弱点。・・》
と学んだりしてきた。

或いは小萩喜一さん著作の『人生の9割は血液型で決まる!』(世界文化社刊)に於いては、
《・・B型の人に大切なのは、“どこまでも真剣に遊ぶこと”です。
これはと思うものに出会ったら、思い切りそこに照準を合わせ、
夢をかなえるために一心不乱に取り組むと成功します。
占いなどでは「変わり者」扱いされがちなB型だが、その熱中ぶりや波瀾万丈さを評価する声も。
クリエイティブな企画者として独創性を認めてもらえるか、どうかがB型の人の分岐点なのである。・・》
このように学んできた私は、B型の長所、短所が明示され、
何かしら素肌を視られたように恥ずかしさの余り、赤面させられたりした・・。

そして何かと単細胞の私は、熱中すれば周囲が見えなくなるタイプであり、
これまでの人生の軌跡を思い馳せると、拙(つたな)いなりに当っている面もあるよなぁ、
と苦笑したりしてきた。
年金生活19年生の今、ときおり過ぎし日々のことに愛惜し、思い馳せたりすることもある。
そしてこれまで歩んできた人生の中で、ときには熱病のように無我夢中となったりする時があったりした。
大半は一時的な3ケ月前後で終わることが圧倒的に多いが、
少なくとも1年以上続き、やがて平熱になった時に振り返った時になど、
我ながら、そんな時代もあったねぇ、と微苦笑したりしてきた。
このようなB型の私であるが、今回《・・血液型で・・病気リスクがこんなに違う・・》って、
どのようなことですか、と思いながら、
好奇心に負けて、記事を読んでしまった。
《・・性格診断によく利用される血液型だが、科学的根拠はない。
しかし、ここ数10年の研究で、血液型によって、
病気のリスクが異なることが、明らかになっている。
岡山大学医学部の中尾篤典教授は、
「理由はわかっていませんが、O型の人は、
概して概してA型、B型、AB型と比較して、
さまざまな病気になるリスクが低いです」という――。
※本稿は、中尾篤典・毛内拡(著)、ナゾロジー(協力)
『ウソみたいな人体の話を大学の先生に解説してもらいました。』(秀和システム)の一部を再編集したものです。
■怪我での死亡率と病気のなりやすさも血液型でわかる?
A型は几帳面、B型はマイペース、O型がおおらかで、AB型は変わり者・・・
血液型といえば、日本では性格診断によく使われています。
こうした診断は、不思議と自分や周りの人に当てはめてみると
当たっているように思うことが多いのですが、実際には科学的根拠はなく、
日本でしか話題にならないことです。
もともと、血液型はカール・ラントシュタイナーという病理学者によって、
1900年に発見されました。
彼は、人の血清に他の人の赤血球を混合すると、
固まる場合と固まらない場合があることを見つけ、これが今日のABO血液型になります。
A型の赤血球にはA抗原、B型にはB抗原、AB型にはAとBの両抗原がありますが、
O型にはどちらの抗原もありません。
この発見は、血液型不適合による輸血事故を減少させ、
輸血を発展させるきっかけとなりました。
血液型は当初、血液だけでの判定方法として出発しましたが、
その後、血液以外(他の体液や細胞、毛髪のように生きていない組織も)にも、
同じ特徴が分布することがわかってきました。
つまり、すでに血液型は「血液」だけではなく、
個人を血清学的に識別する方法のひとつでもあり、
そのため同じ血液型の人がどんな病気になりやすいかなどの特徴があるのは、
ある意味当然のことかもしれません。
実際に、ここ数10の研究の数々から、
血液型によって、病気のリスクが異なることが明らかになっています。
■O型に比べ脳卒中1・83倍、認知症1・82倍・・。
例えば、2010年にスウェーデンの大学が発表した研究結果によると、
A型の人の胃がんのリスクは、最もリスクの低かったO型の人と比べて1・2倍でした。
2009年にアメリカ国立がん研究所が発表した論文では、
B型の人は、最もリスクの低かったO型の人に比べて、
膵臓がんのリスクが、1・72倍高いと報告されました。
さらにB型の人は、O型に比べ2型糖尿病になる頻度が、
1・21倍であると報告されています。
脳卒中のリスクは、AB型の人が、最も高いと報告されています。
2014年に発表されたアメリカの研究では、
AB型の人は、最もリスクの低かったO型の人と比べて、脳卒中のリスクが1・83倍高いそうです。
さらに、AB型の人は、認知症になる可能性が、
O型の人に比べ、約1・82倍といわれています。
このように、O型の人は、概してA型、B型、AB型と比較して、
様々な病気になるリスクが低いことは、事実のようですがですが、
その明らかな理由はわかっていません。
また、O型の人は、蚊に刺されやすい、という話を聞いたことがあるかもしれません。
これは実は、実験で証明されています。
メスのハマダラカを20匹入れた箱に、
いろんな血液型の被験者の腕を入れて、10分間に何カ所刺されたかを数えます。
実際に蚊の体内から吸った血液を取り出し、その血液型も確認したところ、
O型の人は、5・045カ所刺されるのに対し、
非O型の人は、3・503カ所しか刺されませんでした。
ハマダラカは、O型を好んで刺す傾向があるようです。
■O型は他の血液型より血が止まりにくい
一方で、O型の人は、大量出血するような大怪我をした場合、
死亡率が、他の血液型の倍以上です。
重症外傷の患者さん901人の分析から、O型の患者さんの死亡率が28%、
そのほかの血液型は、11%であることがわかりました。
この理由はO型の人は、健常者であっても、
血を止めるための大切な因子の一部が、
他の血液型に比べて25~30%しかないことがわかっており、
止血能力や血液を凝固させる能力が、O型の人は弱いためです。
つまり、O型の人は、血液が固まりにくい(血液がさらさら)ため、
血栓(血液が固まること)が原因で発生する病気が、
他の血液型の人よりも少ないといわれているのです。
O型以外の人は、O型の人と比べ、心筋梗塞のリスクが1・25倍、
エコノミークラス症候群(静脈血栓塞栓症)のリスクが1.79倍との報告があります。
血液型による性格診断も、
社会の中での自分の生き方を考えるのに役立つかもしれませんが、
科学的にも自らの血液型の特徴を知り、食事や運動など日常生活を考え直すことで、
リスクを減らすことができるかもしれません。
例えば、O型であれば、大怪我をしたときに、
自分の血がほかの血液型よりは、止まりにくい可能性を考慮しておけば、
より気をつけることにつながります。 ・・》
注)記事の原文に、あえて改行など多くした。
この間、幾たびのリストラの中、何とか障害レースを乗り越えたりしたが、
最後の5年半は、リストラ烈風が加速され、あえなく出向となった。
こうした中で、遠い勤務地に勤め、この期間も私なりに奮闘した結果、
身も心も疲れ果てて、疲労困憊となり、定年後はやむなく年金生活を始めたひとりである。
そして年金生活は、サラリーマン航路は、何かと悪戦苦闘が多かった為か、
つたない半生を歩んだ私でも、予測した以上に安楽な生活を享受している。
年金生活を始め、やがて62歳の時、現役時代の一時時期に交遊した友も、
無念ながら病死したりした。
まもなく、知人のひとりの50代の奥様が病死されて、 この知人は『おひとりさま』となり、
私たちの多くは通夜の時に哀悼をしながらも、動顛してしまった・・。
こうした根底には、私たち世代の周囲の男性の多くは、
60代で妻が夫より先に亡くなることは、 考えたこともなく、
こうしたことがあるんだぁ、とこの人生の怜悧な遭遇に深く学んだりした。
ここ5年前後は、会社時代の少し先輩、或いは後輩の68歳が、いずれも大病で入退院を繰り返した後、
この世を去ったり、 ご近所の私と同世代の知人が、突然に脳梗塞で死去されて、
数か月の先は誰しも解らない、冷厳なこの世の実態に、 私は震撼させられたりしてきた・・。
過ぎし日に、厚生労働省の公表によると、2016年(平成28年)の時点で、
日本人の健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳と推計され、
平均寿命と健康寿命の差は、男性約9年、女性約12年と報じられていた。
自立した生活ができる期間であり、私は何んとか男性の健康寿命の延長戦の最中かしら、
と思ったりする時もある。
しかしながら私の友人、知人の7人は、すでにあの世に旅立っているし、
或いは私より8歳ご年配の知人は、心身溌剌とされている御方もいて、
あくまで健康寿命も男性の平均であるよなぁ・・と思ったりしている。

こうした中で、
そして適度な熟睡する睡眠、或いは程ほどの食事が、
1・21倍である・・》、
と教えられても、そうですか・・と微苦笑をしたりしている・・。