夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

百日紅の淡紅色、純白の花が彩(いろど)る、この時節は・・。

2015-07-22 08:42:46 | ささやかな古稀からの思い
私の住む東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅の地域は
過ぎし19日の日曜日、快晴の中、昼下がりには34度の熱い日となり、
夕方のニュースでは、気象庁が『梅雨明け』ですょ、と報じていた。

そして今後は、猛暑日と称せられる35度以上暑さも予測されますので、
熱中症に対して充分な対策をとりましょう、と高温注意報も補足されていた。
            

我が家は家内と2人住まいで、過ぎし12日の日曜日の昼下がりまでは、
団扇(うちわ)、扇子(せんす)、そして扇風機で熱さに対処してきたが、
高齢者に多いとされている熱中症が怖くて、西陽が残る熱い中、簾(すだれ)を各部屋に設置し、
エアコンの冷気に享受してきた・・。

この後、連日30数度の熱い中、平素の買物専任者の私は、
いつものように独りでスーパー、専門店を歩いて往還したりしてきた。

そして熱いじゃないの、と何かと暑さに苦手な私は、ため息をしたりし、
人生は気合だ、と70歳の買物メール老ボーイの私を、叱咤激励してきた。

昨日は、二週間ぶりのスーパーに向かって歩いたりしている時、
まもなく木槿(ムクゲ)の花を見かけ、私は足を止めて見惚(みと)れた・・。
          
    
この後、道路の街路樹には、百日紅(ヒャクジッコウ)の花を観かけたり、
私は足を止めてしまった。
          
百日紅は多くの方より、猿滑り(サルスベリ)として慕(した)われている樹木の夏の花のひとつである。
          
私の住む地域では、平年ならば7月の中旬の頃から、秋にかけて長い期間に彩(いろど)い、
路線バスも走る大通りの歩道にも、街路樹として淡紅色、純白の花が彩(いろど)っている。
             

古人の人たちは、夏の季節に百日も咲き続けると称して、百日紅(ヒャクジッコウ)と命名した、
と私は何かの本で読んでいた。

遠い昔の60数年前の頃、私の生家にも百日紅(ヒャクジッコウ)の大きな樹木があり、
私の小学生の頃には、夏休みの時などは、木登りをしたりした。

父の妹の叔母達からは、
『猿(サル)も滑るくらい・・つるつるした樹だから・・気をつけるのよ・・』
とたびたび言われたした。

毎年、この淡い紅色の花が咲く頃、夏休みが近づいてきた、と思いながら、
夏休みの期間を見守り、初秋の台風が到来する頃まで咲いていた。

ここ数年、散策などでこの花に出逢うと、私は小学生の頃を思い馳せたりしている。

               
      2004年の秋に定年退職を迎え、デジカメを記念品として夏に買い求め、
      初めて撮った写真の一葉が、偶然にも百日紅(ヒャクジッコウ)の樹木を撮ったりした。

私の住む調布市では、市の花として、
この百日紅(ヒャクジッコウ)が指定され、淡紅色、純白の花が街路樹などで彩っている。

こうした時、暑い夏は何かと私は苦手であるが、
この淡紅色の花を眺めたりすると、思わず微笑(ほほえ)んだりすることが多い。


このようなことを思い浮かべたりして、歩いたりした。
          
そして、先ほど観た猿滑り(サルスベリ)の花が心の片隅に残影していた為か、
俳句の素養のない私でも、
       さるすべり 夏空の中 友として
       さるすべり 熱き日々の中 彩(いろど)りけり
       さるすべり 夏空彩(いろど)る 簪(かんざし)かな      
と拙(つたな)い句を詠(よ)んだりした。
          

帰路、暑さが増す中、汗が流れてきたので、ハンドタオルで汗をぬぐったりした後、
扇子を取り出して、扇(あお)ぎながら自宅に向かった。


☆下記のマーク(バナー)、ポチッと押して下されば、無上の喜びです♪
にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
人気ブログランキングへ



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
«  【いしゃまち】健康医療情報... | トップ | 昨今の世の中に「おっさんレ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ささやかな古稀からの思い」カテゴリの最新記事