私は東京の調布市に住む年金生活の年男のまもなく満72歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古惚けた一軒家に住んでいる。
私たち両親は、無念ながら家内の母だけとなっている。
私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、
私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
独り住まいの生活をされて、早や丸12年近くになっている・・。
家内の母は、独り住まいの生活をされた当初は、自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女である家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で母宅に泊りがけで行っているのが、
11年ぐらいの恒例となっていた。
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしている。
平素の私たち夫婦の年金生活は、ご近所の方の奥様たちから、
仲良しねぇ、と何かと社交辞令を頂いている私たちでも、
もとより永遠に続く訳ではなく、いつの年にどちらかは片割れとなり『おひとりさま』となるので、
ときおり『おひとりさま』の生活となった私は、特別演習かしら、と思ったりしている。
こうした時に、上野千鶴子さん著作の『おひとりさまの老後』(法研、2007年)を購読して、
本当に『おひとりさま』になったら、大変だ、と動顛させられたりした。
この後、上野千鶴子さん著作の『男おひとりさま道』(法研、2009年)を買い求めて、
多々教示されたりしてきた。
上野千鶴子さん提唱された『男おひとりさま道10カ条』
第1条 衣食住の自立は、基本のキ
第2条 体調管理は、自分の責任
第3条 酒、ギャンブル、薬物などに、はまらない
第4条 過去の栄光を誇らない
第5条 ひとの話をよく聞く
第6条 つきあいは、利害損得を離れる
第7条 女性の友人には、下心をもたない
第8条 世代のちがう友人を求める
第9条 資産と収入の管理は、確実に
第10条 まさかのときのセーフティネットを用意する
こうした根幹を学んだりしてきた。
或いは愛妻を亡くされた倉嶋 厚・著作の『やまない雨はない』、
徳岡孝夫・著作の『妻の肖像』、
垣添忠生・著作の『妻を看取る日』、
川本三郎・著作の『いまも、君を想う』、
新藤兼人・著作の『愛妻記』、
それぞれの各氏の愛妻の終末の病状、そして告別の死、
その後の『おひとりさま』の生活状況を多々教示されてきた。
或いは私は、定年後まもなくして『ブログ』の世界を知り、
私もブログのサイトを開き、年金生活の中で、感じてきたことや思索していることを
あふれる思いを真摯に、ときには楽しく投稿文を重ねてきた。
そして数多くの方の投稿文を読ませて頂きながら、
日々の日常生活の過ごした方、或いは人生の思いを学び、
こうしたお考えで、この人生を過ごされているのか、とご教示されることが圧倒的に多く、
確かな人生の教科書と思い、多々ご教示を受けてきた・・。
こうした中で、『おひとりさま』の男性、女性の投稿文を精読する時がある。
そして私が感じるには、何かと残された男性は弱く、女性は強い、と私は確信を深めたりしている。
多くの男性は、一家の主(あるじ)として、家計の収入に長らく責務を果たしながら奮戦し、
妻は料理、洗濯、掃除はもとより、育児、やがて子供の学業などの支援など、
あらゆる面の後方支援となり、家庭の専守防衛長官を果たしてきた人が多い。
そして定年退職後、男性は単身赴任の経験のない多くの人は、
日常の肝要な買物、料理、洗濯、掃除などに関して、未経験の分野で戸惑う方が多く、
妻に何かと頼る状況が多い、と知人からも聞いたりしている。
こうした高齢者65歳以上の男性が、思いもかけずに愛妻に死去された後、
『おひとりさま』の生活は・・何かと楽観的で、グウダラ私でも、考えさせられたりしてきた。
その上、妻との苦楽の過ぎ去り日々の出来事などはもとより、
或いは青年期から何人かの交際してきた女性たちで、やむなく結婚に至らず別れた人に、
いまどうしているのかしら、ときおり振り返ったりする男性も多い、と私は学んだりしてきた。
何かしら女性の多くは、クヨクヨと苦悶する時期が過ぎた後、やがて現在の状況に精進し、
多くの方が生き生きと生活をしている、と学んだりしてきた。
こうして『おひとりさま』の男性、女性を考察させて頂くと、女の人は強いよねぇ、
と私は心の中で呟(つぶや)いたりし、微苦笑したりしてきた。
家内の母は、やがて昨年の5月下旬より、膝(ひざ)、腰も悪化して、大学病院に入院した後、
リハビリで近くの病院に行ったりしている。
そして家内と家内の妹は交互に、大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、
或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなっている。
この間、家内の母は市の福祉課が再審査を得て、『要支援2』から『要介護1』と認定されたりした。
こうした状況となる中、家内は老々介護になってしまったわ、と私に苦笑しながら言ったりした。
そして私としては、我が家で『おひとりさま』の生活が増えたりしてきたので、
やむえないなぁ・・と私は微苦笑しているのが実情となっている。
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私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
雑木の多い小庭の中で、古惚けた一軒家に住んでいる。
私たち両親は、無念ながら家内の母だけとなっている。
私より14歳ばかり齢上の高齢者である家内の母は、
私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
独り住まいの生活をされて、早や丸12年近くになっている・・。
家内の母は、独り住まいの生活をされた当初は、自身の身の周りは出来ても、
大掃除、季節ごとの室内のカーテン、布団、暖冷房器具、衣服、庭の手入れなどは、おぼつかなくなり、
長女である家内は季節の変わるたびに、7泊8日前後で母宅に泊りがけで行っているのが、
11年ぐらいの恒例となっていた。
この間、私は我が家で『おひとりさま』の生活をしている。
平素の私たち夫婦の年金生活は、ご近所の方の奥様たちから、
仲良しねぇ、と何かと社交辞令を頂いている私たちでも、
もとより永遠に続く訳ではなく、いつの年にどちらかは片割れとなり『おひとりさま』となるので、
ときおり『おひとりさま』の生活となった私は、特別演習かしら、と思ったりしている。
こうした時に、上野千鶴子さん著作の『おひとりさまの老後』(法研、2007年)を購読して、
本当に『おひとりさま』になったら、大変だ、と動顛させられたりした。
この後、上野千鶴子さん著作の『男おひとりさま道』(法研、2009年)を買い求めて、
多々教示されたりしてきた。
上野千鶴子さん提唱された『男おひとりさま道10カ条』
第1条 衣食住の自立は、基本のキ
第2条 体調管理は、自分の責任
第3条 酒、ギャンブル、薬物などに、はまらない
第4条 過去の栄光を誇らない
第5条 ひとの話をよく聞く
第6条 つきあいは、利害損得を離れる
第7条 女性の友人には、下心をもたない
第8条 世代のちがう友人を求める
第9条 資産と収入の管理は、確実に
第10条 まさかのときのセーフティネットを用意する
こうした根幹を学んだりしてきた。
或いは愛妻を亡くされた倉嶋 厚・著作の『やまない雨はない』、
徳岡孝夫・著作の『妻の肖像』、
垣添忠生・著作の『妻を看取る日』、
川本三郎・著作の『いまも、君を想う』、
新藤兼人・著作の『愛妻記』、
それぞれの各氏の愛妻の終末の病状、そして告別の死、
その後の『おひとりさま』の生活状況を多々教示されてきた。
或いは私は、定年後まもなくして『ブログ』の世界を知り、
私もブログのサイトを開き、年金生活の中で、感じてきたことや思索していることを
あふれる思いを真摯に、ときには楽しく投稿文を重ねてきた。
そして数多くの方の投稿文を読ませて頂きながら、
日々の日常生活の過ごした方、或いは人生の思いを学び、
こうしたお考えで、この人生を過ごされているのか、とご教示されることが圧倒的に多く、
確かな人生の教科書と思い、多々ご教示を受けてきた・・。
こうした中で、『おひとりさま』の男性、女性の投稿文を精読する時がある。
そして私が感じるには、何かと残された男性は弱く、女性は強い、と私は確信を深めたりしている。
多くの男性は、一家の主(あるじ)として、家計の収入に長らく責務を果たしながら奮戦し、
妻は料理、洗濯、掃除はもとより、育児、やがて子供の学業などの支援など、
あらゆる面の後方支援となり、家庭の専守防衛長官を果たしてきた人が多い。
そして定年退職後、男性は単身赴任の経験のない多くの人は、
日常の肝要な買物、料理、洗濯、掃除などに関して、未経験の分野で戸惑う方が多く、
妻に何かと頼る状況が多い、と知人からも聞いたりしている。
こうした高齢者65歳以上の男性が、思いもかけずに愛妻に死去された後、
『おひとりさま』の生活は・・何かと楽観的で、グウダラ私でも、考えさせられたりしてきた。
その上、妻との苦楽の過ぎ去り日々の出来事などはもとより、
或いは青年期から何人かの交際してきた女性たちで、やむなく結婚に至らず別れた人に、
いまどうしているのかしら、ときおり振り返ったりする男性も多い、と私は学んだりしてきた。
何かしら女性の多くは、クヨクヨと苦悶する時期が過ぎた後、やがて現在の状況に精進し、
多くの方が生き生きと生活をしている、と学んだりしてきた。
こうして『おひとりさま』の男性、女性を考察させて頂くと、女の人は強いよねぇ、
と私は心の中で呟(つぶや)いたりし、微苦笑したりしてきた。
家内の母は、やがて昨年の5月下旬より、膝(ひざ)、腰も悪化して、大学病院に入院した後、
リハビリで近くの病院に行ったりしている。
そして家内と家内の妹は交互に、大半は家内の母宅に宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、
或いは通院の付き添いなどしているので、必然的に多くなっている。
この間、家内の母は市の福祉課が再審査を得て、『要支援2』から『要介護1』と認定されたりした。
こうした状況となる中、家内は老々介護になってしまったわ、と私に苦笑しながら言ったりした。
そして私としては、我が家で『おひとりさま』の生活が増えたりしてきたので、
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