夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

東京郊外に住む私、今年一番の熱さとなり、やがて過ぎし真夏の猛暑の思い馳せて・・。

2015-07-26 15:08:28 | ささやかな古稀からの思い
私は東京の世田谷区と狛江市に隣接した調布市の片隅に住む年金生活の70歳の身であるが、
今朝、地元の天気情報をテレビで視聴していたら、
本日は、今年一番の熱さとなり、36度の猛暑日となり、熱中症に注意しましょう、
と報じていた。

この時節の私の住む地域は、平年は30度前後であったが、
過ぎし18日の土曜日からは、30数度の真夏日が連日となり、
何かと暑さに苦手な私でも、順応してしまった。

しかしながら36度の猛暑日となれば、
買物とか散策の途中で、熱中症で倒れて救急車にお世話になり、病院で入院することは困るので、
午前中は散髪屋(理容店)に行った後、最寄りのスーパーで買物して、帰宅しょう、と決意した。
                                                  

まもなく私はアロハシャツ、長ズボン、そして夏の帽子を深くかぶり、ウォーキング・シューズで足元を固め、
A4サイズのバックを斜め掛けにして、扇子で扇(あお)きながら、10時少し前に自宅を出た。

やがて20数年愛用している散髪屋(理容店)で、談笑を重ねながら髪の毛など身ぎれいにしてくれた後、
スーパーに向かったが、燦々と陽射しが照らす青空の中、歩いたりすると汗ばみ、
ハンドタオルで顔をふいたりしたが、汗がひたたり落ち、苦笑したりした・・。

帰路、両手にスーパーのレジ袋を提げて自宅に向かって歩いたりした。
こうした中、毎年、夏になるとこのような暑さだったかしら、と思いを浮かべたりしていた。

やがて私が、今まで一番熱く感じたのは、若き40代の頃、庭の手入れで草抜きをしていた時だった、
と思い浮かべたりした。
          

確か平成元年(1989年)の頃で、会社の激務の週を終え、快晴で35度近いの日曜日だった。
私は寝不足で疲れがあった身であったが、小庭は草ぼうぼうであったので、
麦わら帽子を被(かぶ)らず庭に飛び出て、伸びた草を抜きはじめた・・。

汗まみれ泥まみれとなり孤軍奮闘したが、負けそうになり、
叱咤激励をする為に、かぼそい声で唄ったりした・・。

♪八月の風 両手でだきしめたら イマジネーション 飛び立つのサヴァンナへ・・
とこの当時に流行(はや)っていたプリンセス・プリンセスの『世界でいちばん熱い夏』の歌を
唄ったりした。

或いは、♪ダイヤモンドだね AH AH いくつかの場面・・
とプリンセス・プリンセスの『Diamonds』の歌を何度も唄いながら、
45歳前後だった私は、汗水を流しながら泥まみれになり、炎天下の中、草抜きをした。

やがて夕方になると、声も枯れて、体力も使い果たした。

その晩、軽い日射病で苦しんだりした。

翌朝の月曜日は、週の初めであるので、人生は気合だ、と何時もより早めに自宅を出たりした。
          

その後、定年退職の5年前、リストラ烈風の中、出向となり、
各レコード会社がCD、DVDなど音楽商品を委託している物流会社に勤めた。

こうした中で、新設された倉庫の一部のフロアーが、
冷暖房装置が遅れて、日に一時間程度であったが汗まみれになったりし、困苦したりした。

しかしながら外仕事をされている人たちの労苦を思い浮かべたり、
或いは冬の寒さを思い浮かべたりして、その年の熱い夏を乗り切ったりした。
          

やがて定年退職後、多々の理由で年金生活を始め、
確か3年目の夏、群馬県の最南東の館林市に3泊4日で蓮の花を誉めに滞在した。

この旅路は、私たち夫婦は独り住まいの家内の母を誘い、、
この地の蓮の花は、確かに気品を秘め美麗であった。

しかしながら連日35度前後の猛暑で私は早朝、そして夕暮れの時に蓮の花を誉めたりし、
帰路は38度となり、私たち三人は『館林』駅で『浅草』駅行きの特急列車を待ちわび、
大いに戸惑ったりした。

このような事をとりとめなく、思い出したりし、微苦笑したりしている。

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