先程、朝日新聞社系の基幹サイト【AERA dot.】を見ている中、
【 すぐに病院へ 突然発症する「脳梗塞」3つの予兆 】と見出しを見てしまった。
私は東京の調布市に住む年金生活の74歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭である。
私は自宅の周辺にある遊歩道、小公園などを殆ど毎日のように歩いている。
こうした根底として、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
いつの日にか認知症、或いは脳梗塞などの難病に遭遇したら、困窮するので、
ひたすら歩き、ときおり大股で歩いたり、或いは足早に歩くことが多くなっている。
このような私は、過ぎし2年前に御近所の同世代の男性の知人が、「脳梗塞」で突然に亡くなり、
私は呆然としながら、御通夜に参列したりしてきた。
こうした体験もあり、『突然発症する「脳梗塞」3つの予兆』を学びたく、
記事を精読してしまった・・。
この記事の原文は、『週刊朝日』の2018年10月19日号に掲載された記事のひとつであり、
関連のネットの【AERA dot.】に10月12日に配信され、無断であるが転載させて頂く。
《・・すぐに病院へ 突然発症する「脳梗塞」3つの予兆
日本人の死因として多い脳梗塞。
週刊朝日ムック「脳と心臓のいい病院2019」から、実際の例をもとに、その予兆を探る。
【こんな症状には注意! 脳梗塞の3つの予兆】
大場直人さん(当時79歳、仮名)が、異変に気づいたのは午後11時ごろ。
床に就いたもののすぐに眠れず、布団の中で寝返りを打っているとき、
ふと左手指の開閉の鈍さやしびれに気づいた。
最初は、圧迫によるしびれかと思い、少し時間を置いたものの、一向に治ることがない。
そればかりか、指だけでなく、手首から指先まで全体が、しびれていることがわかってきた。
妻の強い勧めで、すぐに夜間救急センターに電話し、脳神経外科専門病院にタクシーで受診した。
診断の結果、血栓や脂質によって脳血管が詰まる「アテローム血栓性の脳梗塞」と判明し、
ただちに入院となり、薬物療法がおこなわれた。
もともと、大場さんは毎年の健康診断で、
頸動脈(けいどうみゃく)の一部が細くなっている、と指摘されていたという。
昭和大学病院脳神経外科主任教授の水谷徹(みずたに・とおる)医師は次のように説明する。
「頸動脈が、血栓や脂質の沈着によって狭くなっていると、
それらがちぎれて、脳血管に流れていくことがあります。
結果、血管が詰まり、脳梗塞を引き起こすのです。
こうした症状の場合、小さな脳梗塞が、複数箇所で発症していることもあります」
脳梗塞の症状として、手のしびれ・まひのほか、言語障害や顔のまひ、片目の見え方の異常が挙げられる。
大場さんは症状に気づいて、時間を置くことなく病院に行ったことで、
生命に関わる事態を防ぐことができたといえる。
なお、頸動脈狭窄症を原因とする脳梗塞は、
これらの症状が24時間以内に治まる、TIA(一過性脳虚血発作)と診断されることも多い。
そうした訴えで、来院した患者をMRI検査で調べると、
小さな脳梗塞が見つかるのだという。
脳梗塞が疑われる症状が見られたら、その程度を問わず、すぐに病院に行く必要がある。
この頸動脈狭窄症を原因とする脳梗塞の場合、
脳梗塞そのものを治療したとしても、原因となる頸動脈狭窄症を治療しなければ、再発の恐れが高い。
水谷医師は次のように説明する。
「海外では、頸動脈(けいどうみゃく)が60%以上狭くなっていると、
年間2%の割合で、脳梗塞を発症するという報告もされています。
もし、60歳で頸動脈狭窄症が生じていれば、80歳までに40%近くの割合で起きるのです」
大場さんも脳梗塞の再発を防ぐため、水谷医師のもとで
頸動脈狭窄症の治療の一つである「頸動脈内膜剥離術」を受けることとなった。
全身麻酔下で頸部を切開し、頸動脈内部を詰まらせている血栓や脂質を直接取り除く手術だ。
もう一つの治療である、血管の内側にステントと呼ばれる網目状の金属の筒を留置して
血管を広げる「頸動脈ステント留置術」に比べ、からだに負担がかかるものの、
根治性が高く、体内に異物を残す必要がない利点を持つ。
治療後の経過も順調で、脳梗塞の再発もなく過ごしているという。(取材・文/鈴木健太)
■脳梗塞の3つの予兆
症状はすべて突然発症するのが、脳梗塞の特徴
□片側手足の脱力(まひ)や感覚の異常 ※顔の片側のまひを伴うことも
□言語障害
□片目の見え方が一瞬暗くなる、見えなくなる・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
記事を読み終わった後、多々教示された。
私は過ぎし6月の下旬、東京都町田市にある「なかはら脳神経クリニック」院長の中原邦晶医師が、
脳梗塞は、“時間との勝負”、と語られたことを読み、今でも心の片隅に残っている。
(・・脳の血管が詰まって、血流が途絶え、組織が壊死していく・・・。
脳梗塞が命に直結する重大疾患であることは間違いないし、
たとえ命は助かったとしても、麻痺などの重大な後遺症が残ることもある。
一方で、迅速な初期対応と効果的なリハビリによって、元の生活を取り戻す人もいる。
「発作から数分で脳細胞の壊死が始まり、時間が経つほど、ダメージは広がります。
でも、発症から4時間半以内にt-PAという血栓溶解剤を静脈に注射できれば、
約4割のケースで、後遺症をほぼ残さないレベルへの回復が可能。
t-PA療法が難しいケースでも、8時間以内にカテーテルを使った血管内治療ができれば、
命を救える可能性がある。
まさに脳梗塞は、“時間との勝負”です」
このように明言されていたので、今回の『・・すぐに病院へ・・』には、改めて学んだりした。
そして私は、今回学んだ『脳梗塞の3つの予兆』を学び、やがていつの日にか、
感じた時は、一刻も早く病院で治療を受けよう、と思い深めたりしている。